2018年10月7日日曜日

『まんがタウン』2018年11月号

『まんがタウン』2018年11月号、一昨日の続きです。

『みんな猫に恋してる』。島田課長が連れ帰ってきた子猫。その子をめぐる社内の反応がおかしかったです。なんでもない社員の会話、猫についてのいろいろに鹿目がその都度動揺してみせる。いやさ、四方木をじと目でにらんでもしかたないじゃないですか。最初は厳しく見えた権田課長代理もすっかり子猫にほだされているし、鹿目はさっそく子猫から距離おかれてるしで、いやもうこのあたりは通常営業っぽくありますね。仕事頑張ってる四方木が、偶然にも島田課長の連れてきた子猫について情報入手してきて、でもそれで島田課長の実子でないとわかったらほっとするって、なんで!? それがわからない! 今回、鹿目の課長に対する思いの源泉、それが語られて、ええ、いい話ではないですか。我慢するのではなく自分をもっと押し出してもいいんじゃないか。短期的には異動とかね、失敗はしてるけど、長期的には状況改善されてますよね。そうか、こういう恩義があるからこその課長をあれほど慕ってるんですね。その鹿目がスナック迷子のママに仁義通しにいって、あの乾杯。ああー、でもあなたがたふたりとも、課長には袖にされてるじゃないですかー。ほんと、このふたりの伝わらない熱さがおかしいです。

『ちこはゲーセン一番星!』。新キャラ登場! この地区を統括するエリアマネージャー、榊田。眼鏡の素敵お姉さん! 新たにビデオゲームを置くというんですが、そうか、これ新作じゃなくて、旧作格ゲーなのか。この決定に、バカな上司ですねーなんていっちゃったちこだけど、それ本人が聞いてたっていうね。はじめまして、バカだよ。かっこいいな! でも、このちこの失礼を笑って許しちゃった。おお、この懐の深さ。これがエリアマネージャーの貫禄なのかあ。ゲーム筐体を設置するよう指示されたちこが、じゃんじゃんメダルを絞りとれますよって難易度最高にしたのをね、それじゃ駄目だって。ここの客層からしたら簡単すぎるくらいでいいんだって、その判断ね、なるほど、儲けるゲームとそうでないゲームがあるんだろうな。以前プライズものでもやったように、無際限に払わせるんじゃなく、この商品にはこれくらいって目安つけてるっていうのと同じような話なんだと思う。楽しんでもらって、適性な対価をいただく。そうした仕事の面にゲームを楽しむ姿勢なんかも描かれて、ほんといい漫画だと思います。

『あいたま』。めちゃくちゃ面白い。ひよこの教師コスプレ、それを見たのどうのでバニラにマウントとっていくあいですよ。これ、さぞや対立することになるんだろうな、そう思ったら、ひよこについては友達であると同時に優越感感じるファンとしての自分もいるんだって告白したあいのこと、なんとバニラ、師匠とあがめるレベル。それも涙流しながらですか!? そんなバニラのこと、なんか触れてはならんもの見守るみたいな視線そそいでるひよこもなんかすごいですよ。今回はファンであることがテーマですかね。もうほんとおかしくて、まさかの樹里の暴走。私はあいのファンなんだって、雪乃まで引き込んであいファンクラブを作ってしまう。そのあいファンクラブの活動、というかやたら生き生き活動してる樹里がめずらしくって面白くって、でもって出てくるファングッズがものすごいのね。不思議なイラストあらば、あいの好きなものというので、樹里プリントのTシャツができてくるっていうのね。樹里さん、それ、自分プリントだよ。もう、最高ですよね。しかし、ほんと、これ、あいのせいっていいのかどうかわからないんだけど、バニラはもうすっかりあやしいレベルにまでいっちゃってるし、樹里や雪乃もそうだよねえ。でもそれを上回ってくるあい。いやさ、やはり師匠レベルなのかも知れませんね。いや、ちょっと婉曲にいいました。

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