『まんがタイム』2018年11月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』がダンベル持ってトレーニングですよ。ああ、秋、スポーツの秋? にしては、皆ストイックな基礎トレーニングですよ。『花丸町の花むすび』花子はハンドグリップ握って握力トレーニング。『瀬戸際女優!白石さん』はフィットネスバイクっていうんですか? 結構必死の表情、気合い入っていますね。おりゃーってセリフ、部長代理のだと思うんですけど、位置的に白石さんのみたいになってて、けどそれが妙にマッチしていていい感じなんですよ。
『ハニトラなんか怖くない!』。ハニトラを怖れる綾小路。道で、電車で、自販機前で、あらゆるところで発生するラッキースケベにハニートラップの影を見て、心配、不安がとまらない! 綾小路、あなた疲れてるのよ……。いや、もうちょっと深刻になってきたらお医者に相談しなさいね? さて本編、ついに立花さんの目的が判明しましたよ。知り合ってしばらくたちますね。そろそろご実家に招待してほしいです。この時の綾小路おかしかったなあ。そろそろって…、いつもロビーで立ち話してるだけだよね!? 立花のあまりの踏み込みに、綾小路も防戦一方、ついには踏み切られてしまったぞ。その立花と山田さん、直接対決だよ。ああ、立花さん、刀剣マニア。綾小路の実家にあるという刀剣を語る彼女のマシンガントーク、ふきだしに収まらない! すごい、あの眼光! なんか好きになりそう! 立花、山田さんの目的、それがなにかは具体的にはわからないものの、同類の匂い、感じとってるんですね。この明かされない山田さんの目的、正体。いやはや剣呑。しかし、このふたりのやりとり、能力者バトルめいたスリルありましたなあ。
『茨城ってどこにあるんですか?』。タウン茨城編集部にギャルがやってきましたよ。いったいなんのご用? と思ったら、チーフ佐伯に忘れ物のパンツ届けにきたのか。いやはや、結構なきなくささじゃないですか。チーフ、そんないけないことしてるの? と思ったら、なるほどいとこさんなのね。佐伯のいとこは牛久っこ。けれど東京に憧れるあまり茨城を否定するものの、東京までの常磐線一時間を超えるのは並々ならぬものがあって、どうしても柏で降りてしまう……。って、ええっ、それわかるっていっちゃうの!? そういうもんなの!? この子が銀座っ子の鈴子と出会ってすっかり懐いちゃうの、よかったですね。もう、先輩っていっちゃって、もうなにいわれても受け入れちゃいそうじゃないですか。コンプレックスの名前、高橋多恵も、T・Tでどう? っていわれて、先輩がいうならって受け入れちゃう。いいんか!? それ、ほんまにいいんか!? いやもう、面白かったです。そんな都会に憧れるT・Tも、おばあちゃんの危機には自転車でかけつけて、収穫だってなんのその。その、都会に憧れつつも、茨城っ子のらしさ失ってないところ、それがこの子の魅力になってますね。
『瀬戸際女優!白石さん』。新しい恋の予感に気持ちも浮き立つ白石さんだけど、なんだか今回は一気に下り坂!? お隣りの青田さん、なんかいい雰囲気だったのに、そう思っていたのに、同僚の幸村さん!? 女性の影が! これまでなんとなく近くにいて、気になっていた真島監督はというとグラビアアイドルとの熱愛発覚!? 今回の、白石さんひとりを置き去りにして、まわりの状況だけがどんどん進展していく感覚、これすごく面白いんだけど、なんだか他人事じゃないというか、いたたまれない! でもってグラビアアイドルのくだり、まさか昔の仲間の店に皆で集まりましょう、舎弟が気をきかせてくれたその残念会につながってくるとかまったくの予想外で、しかも真島監督、ただの当て馬! あー、なるほど、これで監督、白石さんに戻ってくるのかい!? 期待させておいてですよ、あの落ち。この容赦なく白石さんを襲う落胆の顛末があのセリフっていうのがね、たまらん面白さでした。
- 『まんがタイム』第38巻第11号(2018年11月号)
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