2018年10月21日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年12月号

『まんがタイムきららMAX』2018年12月号、昨日の続きです。

『ももいろジャンキー』。美耶が学校を休んでる。先日の海での失敗、それを引き摺ってるのかも。心配してはながお見舞いにいくという、その描写、実によかった。気にするんですね、重いと思われたらどうしようって。それで床をゴロゴロ転がってるんだけど、ももが酷い。新しいブタおどり!? って。もう、お姉ちゃんのことブタブタゆうたら、また怒らはりますよ? 美耶の緊張すると表情が怖くなっちゃうの、お父さん譲りなんですね。今回はそんな美耶の可愛いところがこれでもかって描かれて、パパって呼んでるとか、ももからちゅーされて熱出そうになったりね、でもってはなお手製のエプロンもらって、ああ、あの笑顔ですよ。さっそくエプロン着てみせて、ついてるパペットでお話してみせて、それがきっかけではなのこと名前で呼ぶようになるって、おお、急展開! ふたりの距離、一気に縮まった感がありますね。ええ、とてもいいですね。

『初恋*れーるとりっぷ』。鉄道部のお話。部員は3人、顧問がひとり。けど、顧問が部長を自称する。見た目にも違和感ないのがさすがですよね。今回取り上げられた、もぎたてスイーツ列車フルーティアふくしま、これ実在する列車なんですね。チケットはとれなかったから、イメージして作ったケーキで気分を味わいましょう。なるほどなあ! 部室から出なくても、全国鉄道旅気分が味わえるってえ寸法だ! これ、部室でこじんまりと鉄道気分を楽しんだり、また長期休暇には実際の鉄道旅に出たりと、同じ鉄道でもバリエーション持って展開できそうでいいですね。また、鉄道が苦手というそら。この子の苦手克服にかかる猶予も確保できる。いい感じだと思います。さて、部員もちゃんと揃って、部活動も軌道にのって、といった風に見せて、最初の関門きましたね。部員数が足りません。しかも猶予は明日! いきなりの廃部の危機。スムーズな走り出しとはいかなかったわけですね。

『どうして私が美術家に!?』。進級にあたり、専攻を決める必要があるっていうのですね。アートとデザイン。それぞれ専攻を選択していくわけだけれど、そうするとクラスも違ってしまう。高校生くらいだと、なかなかに重要ごとって感じだったりするのかも知れませんね。でも、みんな、先のこと考えてしっかり決めていくものなあ。きっとこの子らもそうなんだろうなあ。とか思ってたら、桃音と黄奈子の人任せ! いきなり途方に暮れてるのがおかしかったです。紫苑はアートとばっちり決めてるんですね。蒼もアート。すいにゃんはデザイン。おお、ちゃんと考えてる! と思ったら、漠然とした憧れで決めてるみたいな人もあって、でもしゃあないよなあ。大学とかでもそんなもんだったりするもんね。高校生だったらなおさらですわ。アートとデザインについて、先生に質問にいくくだりとかもいいですね。実際に上級生の活動見て、イメージを明確にしていく。アートやデザインについて、その役割、機能などが見えてくるの、読者としてもなにか目の前が明るくなるようで、よかったなって思います。そして決まった桃音と黄奈子の進路。さらに黄奈子の直近の課題、問題も提示されて、いやもうノンストップ。次へ次へと背を押される感があっていいですね。

『魔法少女のカレイなる余生』。おお、最終回目前ですか。学内に現れたドラゴンを前に、ここは私たちに任せて試験にいって、しじまを送り出そうとする元魔法少女たちですよ。うおお、これは、ずっといいとこなしできた彼女らのかっこいいところがついに見られるってことですか!? 期待したら、いや、ちょっと待って、そのダラダラ流れる冷汗、脂汗はなんですか? しかし、元魔法少女たち、元というだけあって、本当にその能力失われているんですね。なんとか抗おうと頑張るも、防戦一方、むしろ打つ手なしで追い込まれてしまって、それでまさかここに助けに入るのがしじまであるとは、これまた予想外でした。ここでかっこいいところ見せてくれるの、しじまだったんですね。歌流れそうって、ほんと、見せ場中の見せ場ってやつか。いかにも最終決戦といった大技見せてくれて、しかもここでななほしの真価がわかるというのもまたよかったと思います。

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