『まんがタイムきららフォワード』2018年12月号、発売されました。表紙は『ちょっといっぱい!』。もみじがおでむかえといった感じなのかな? 三角巾でいいのかな? いや、三角じゃあないなこれ。はずしながら現れた、そんなもみじのその姿、動きがあって、また色味もぱっと目を引くような鮮やかさ。素直さ感じさせる表情が、ありのままのこの子のらしさというのを表現している、そんな風に思えます。
『はるかなレシーブ』。あかりが組んだ相手、きっとあいつだ……。そう思ってたあいつ、しょっぱなから登場。そう、舞さんですよ。いいですよね。元気だわ、にぎやかだわ、でもって楽しい。以前の対戦とは違って、悲壮感、勝たねばというプレッシャーがそこまで強くないことと、あかりとの急造ペアゆえのバタバタ感。いや、バタバタはあかり舞だけじゃないですね。はるかクレア組もどこか噛み合っていなくって、ちょこちょことミスしてしまったり。おかげでいい勝負になってるし、またちょっと普段なら見せないような表情もろもろ見えるのが面白かったです。しかし、舞、ポーキーを装備してきましたよ。はるかが成長したように、舞たちも変化していってるんだって、さらにはその場その場の状況を見て動き続ける。これ、はるかの変化をうながすきっかけにもなって、いやあ、面白いですね。変化し伸びゆく、その様。実に魅力的です。さてしかし、舞さん、今回も勝てなかったわけですが、この子、はるかのこと好きすぎですよね。ほんと、いいキャラです。
『ゆるキャン△』。伊豆キャンに向けての準備風景ですよ。先生がリーダーシップ持って皆をまとめていく、その姿! 素敵ー! いやほんと、この人、めちゃくちゃいいですよ。さて、あおいの妹、あかりもキャンプに参加することになりましたよ。なるほど、温泉カピバラが見たい。あれ、人気らしいですよね。今回、車は先生が妹からミニバンを借りるとのこと。でも、そこをあえてリンが原付での参加を希望して、先生はちょっと難色示すけど、なでしこの応援もあって意見が通る。この、それぞれが希望、目標もろもろを出して、話しあって、いろいろ決まっていく、その過程。とてもいいですね。わくわくする、楽しくなってくる。さらに、リンにはおじいちゃんが、なでしこにはお父さんが相談相手になってくれてたりする、そういうのも見えてね、ああ、とてもいい。大きな人の輪がある。とてもいいと思います。
『さよならごはん紀行』、読み切りです。なんと、妹さん死んじゃいましたか。けれど泣けなかった姉、理由は妹の幽霊が足元にすがって泣いていたから、っていうんだけど、ああー、食いしん坊の妹さん、この人の思い残しを一緒にはらす食紀行。まずは京都のラーメンからっていうんですね。しかし、前提がちょっと悲しいの、つらいなあ。最近、人が死ぬとか、そういうのなかなかにしんどくなってきちゃって、最初っから死んでました、ずっと前から幽霊でしたとかなら平気なんだけど。うん、ちょっと妹さんの身の上、読んでてつらいです。京都のラーメン、夜10時から。昼前に京都入りしたものだから、まずは観光。四条に出て、八坂神社から東山経由で清水寺。この観光のくだりで、妹の死について、姉、妹、それぞれの立場で受け入れていく様子が描かれるの、やっぱりしんみりとさせられて、基本明るくて元気な妹だからそれでしんみりも帳消しにされるんだけど、いや、されないよなあ。あの、ラーメンを食べて姿を消した妹を思って、喪失感に打ち拉がれる姉の姿、さすがに痛ましい。いつか笑ってお別れって、ほんと、そんなのできるのかなあ。
『出勤!ログインボーナス』。リムジンでの送り迎え? 朝食も極上のステーキと、朝から贅沢な時間を満喫するお嬢様の姿!? と思ったら、すごいなこれ、自分で用意したログインボーナスなんだ。椿鹿乃。社会人3年目。今朝のログインボーナスのために9万を投資して、思いっきりいいなあ! と思ったら、支払った額にうちのめされてるやん。ログインボーナス、いいアイデアだと思うけど、できる範囲でやらないと持続しないっすよ。このアイデア、いきつけの居酒屋店主、楓山はぎのの発案だったんですね。ぽつりといったログインボーナスという言葉を拾って、自分で自分に実装すればいいって無茶めのアドバイス。それで、ガチャと称して、三題噺よろしく、みっつのキーワード、リムジン、シャトブリ、出張シェフを引っ張り出してきた。いや、いや、それ一度にやるのキツいよ。酔った勢いなのか、鹿乃もよく承諾したな。イベントボーナスを実装してみました。結構楽しいけど出費がキツい。そしてリムジン出勤を後輩に目撃されてしまって……、というところで終わってしまったの、いかにも導入、いかにも続きそうって感じなんですけど、ちょっとこれ、続けてみてはもらえませんかね。後輩とどうなるのか、見てみたいです。
- 『まんがタイムきららフォワード』第12巻第12号(2018年12月号)
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