『まんがタイムきららキャラット』2018年12月号、先日の続きです。
『RPG不動産』。今回は不動産色弱めだけれど、彼女らが暮らすこの社会について語られて、いや面白いですよ。この世界には魔力を持っている人がいるという前提があって、そしてその魔力を国が徴収する制度がある。税金みたいなもの? でもってなんのため? と思ったら、今回はワープゲート設置のための徴収なのだそう。なんと、交通インフラだ。ゲートが設置されると、人々の往来が多くなって街の発展が見込める。あれだ、高速のインターみたいなやつだ。人の流入が期待されるため、不動産需要も高まるはずと喜ぶルフリアがいい感じ。で、他の皆は誰も興味持ってくれない。この温度差も面白かったです。今回、いろいろ今後の展開に繋がりそうな要素ちりばめられてますよね。交通事業を担当しているのかな? サトナ様配下のセーラとモナ。セーラは基本優秀だけどおっちょこちょいなの? 必要魔力の見積り失敗して震えてるとかね、でもってこのピンチ、どうするんだろうと思ったら、ファーの魔力がなんと10万人分! 冒頭に語られたドラゴン出現のニュースも。そのドラゴンがファーなの? 寝相の悪いファー、もしかしたら夜中、大きなドラゴンになって目撃されちゃってた? などなど、今後を思わせてくれるいろいろ。いやあ、気になりますね。
『精霊さまの難儀な日常』。サラとルカ、精霊会議とかはじめたんですね。成人の試練に関する意見交換したり作戦を話しあったりっていうんですが、なんせ人についてもまだよくいろいろわかってない。なので、ともり、すみののふたりをよくよく観察しようという話になるんですが、観察日記か。それはそれで面白そうだな。でも、全然観察できてないっていうのがまたおかしいんですね。というか、ともりがすごいよな。朝の火山特集、あれたまたまなのかな。それとも意図してなのかな。サラの興味ひくもので、しれっと追跡をかわす。その後も見事に話題を反らす、その手腕。まさかの無洗米! そうか、冒頭の朝ご飯の下ごしらえとか米のとぎ汁召喚とか、ここにつながってくるんかー! この漫画、ともりの腹黒クレバーさが光ってますよ。ほんと、この子、面白い。でもって七夕の笹飾り。夢もロマンもあったもんじゃないともりが最高ですよ。でも、短冊のお願い、そこにこの子の普段は見せない優しい側面見えてね、いやもう、うまい、いい話でした。
『まちカドまぞく』。ご先祖、無茶しすぎ。ウガルル召喚の時に協力した、その見返りが欲しいっていうんです。そこまではいい。大きな、等身大依代を要求するのもいい。しかし、この無理難題に応えられる小倉、すごいなこの人は。無茶というのはこれからですよ。依代の寿命は七日間。このあまりに短い日数で、5000年のうっぷんをはらすっていうんだけど、いくらないんでも無茶。銭湯めぐりは20分。出て即ラーメン食べてホットヨガで胃けいれんって、もうちょっとくつろごうよ。映画も3本連続で、しかも途中でアクションに酔って吐きそうに……。うん、自分の体に応じたメニューにしましょうよ。あまりのあまりに詰め込みすぎたせいで、なにをやっても楽しくない。そんな先祖に、シャミ子、静かなところに旅行にいきましょう。ほんと、最初からこれやってればよかったんだよ! シャミ子、一旦はご先祖に幻滅したのにちゃんとこうしていたわってくれる。いい子ですよね。キャンプ楽しみですよね。
『先パイがお呼びです!』。マヨときなこの関係、なんかいいなあ。テストを目前として勉強を教えてくれる先輩です。数学と英語が苦手というマヨに、英語で数学教えるというきなこ。いやいや、それ、ハイレベルすぎですよ。普通に勉強することになったんですけど、きなこのマイペースさが面白いですね。マヨの手の甲に落書きしちゃったりしてね、で、マヨ、なんか嬉しそうなのもいい。月曜、学校で、最近笛で呼ばれていないことに思い悩むマヨ。悩みすぎだよ! って思うんだけど、掃除中に悩んじゃって動かないからってチリトリ係にされてるあのくだりもおかしくって、マヨ、なんだか愛されてるよね。きなこから呼び出し受けて嬉しくなっちゃうマヨ。なかなか出会えなくてやきもきしちゃうマヨ。その表情、実に魅力的で、そしてきなこの用ですよ、制服なくなっちゃったんだって。で、マヨが自分なら匂いでわかるって、いやほんと、この子、どんだけ先輩のこと好きなのか。ほのぼのとして、ちょっといきすぎがあって、でもそれがいい。なんか、可愛いんですよね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第14巻第12号(2018年12月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿