『まんがタウン』2018年11月号、発売されました。表紙は『恋するヤンキーガール』アヤメちゃんがトリックオアトリートです。カボチャカラーの魔女に扮して、それがまた可愛いんですね。加えてあのいい笑顔。ほんと、この笑顔だったら、見た目ヤンキーで怖がられてたとかね、そういうのが嘘みたいじゃないですか。すっかり丸くなって、可愛くなってというアヤメちゃんの魅力、これでもかこれでもかと押し出された、いい表紙でありますね。
夏のいろはさんから秋のいろはさんとか、なんともいえない世界、展開しておりますよ。結婚して半年がたっても、その時々のいろはさん、いつも新しいんだって、だから飽きない。慣れるなんてことないんだっていう、始の言葉。これは、始という人が、周囲の人々、自分の妻に対しても、常に新鮮さ持って向き合ってるってことでもあるよなあ。いろはさんも、おざなりに、いいかげんに振る舞わないってこともあるのだけれど、それは始にしても同様で、それがひいては、手をつなぐということもこうして立派なイベントとなってしまうというわけで、ええ、今回もいいいちゃいちゃの情景だったと思います。このふたりには、これからもどれだけの新しいこと、新鮮なイベントが訪れるのでしょうね。人によってはなんでもないようなことでも、このふたりなら、きっとそれを新鮮なイベントとして見出していくのだろうなあ。そんな信頼がありますよ。
『ちはるさんの娘』。すみれ野園退団! ああー、自分自身のありように疑問を持ってしまわれたのか。自分からやりたくて入った道ではない。大成してはみたけれど、自分の人生、生き方を考えてみれば途方に暮れる。それでやめてしまうのは惜しいようにも思うのだけれど、きっぱり退団しちゃったんですね。退団してもなにができるわけでもない、迷走続くすみれ野園ですが、とりあえず手始めに女子になってみる。ちなつとおそろいのバラのワンピース、あれいいですね。髪形も違えて、そうしたら見事にフェミニン。けど、まだ慣れないのかね、女子としての振る舞いよりも男役トップすみれ野園としての振る舞いの方がピンとくる、そんな様子なんですね。でもそんな園でも自然とかわいい女の子になれる、そんな場所として選ばれた店。でもここで女子扱いされたのちなつも一緒かあ。泡食って逃げちゃって、そんなふたりの新鮮な立ち回り。面白いなあ。なんかね、これまでとは違う関係性が築かれつつありますね。
『恋するヤンキーガール』。眼鏡回だ……。目が近いっていってアゴをクイって、するのがぼたん、されるのがナギってのがまたいいんですが、アゴクイ期待してるアヤメちゃんのその気迫。ものすごい。さて、眼鏡を作りにいきますよ。ナデシコも連れていかれるんですが、アヤメちゃん、ナギがナデシコの恋のライバルってこと、気づいていたのか。いや、その視線には気づいて、でもその真意には気づいていない。ともあれ、眼鏡店。もう最高。あんずもよくにあってる。アヤメちゃんもいい感じだ。でもぼたんがものすごい。老眼鏡を着込なしている! 店員さんが驚いて自分でも確かめてるところ、ほんとおかしかったです。でもってナギ。めっちゃ美少年! そりゃアヤメちゃんが焦るのもわかる。でもってナデシコ、ちょっと魅力的すぎないか? ほんと、最高だと思う。今度からそれでずっといてほしい。ナギの、眼鏡が受験勉強のお供だからアヤメちゃんの好みもいれたいってね、そういうことさらっといえるの、いやあ、いい男だなあって思いましたよ。ほんと、アヤメちゃんが必死になる理由もわかろうってもんですよ。
『小春さん、ずれてない?』。新境地だ。これ、めちゃくちゃ面白い。冬樹、ふられて落ち込んでるのか。なぜふられたのかわからない。落ち込んで、思い悩んでいる冬樹に、今回は小春が協力しますよ! 嫌な予感しかしない……。しかし冬樹、よっぽど弱ってますよね。根拠の不確かな小春のアドバイスにグラッとくる。小春の偏った経験にもとづくアドバイスを、そういうものかと受け入れていっている! 悪くなる予感しかしない! けど、冬樹の元彼女、千晶、猶予くれましたね。小春のこと、春希の恋人だと思われてたっていうのね。もちろんつきあってない。でも、小春、つきあってはいるよって、あかん、あかん、いいかげんなことゆうたらいかん。小春が冬樹の彼女でないということ、小春に彼氏ができたら信じてあげるという千晶。ああ、小春の彼氏作るという話、冬樹にとっても他人事じゃなくなっちゃいましたね。でも、冬樹のあの絶望顔。これまでの失敗かんがみるとねえ、ちょっとなんとかなりそうには思えないですよね。
- 『まんがタウン』第19巻第11号(2018年11月号)
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