2018年10月1日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2018年11月号

『まんがタイムきららキャラット』2018年11月号、先日の続きです。

『アニマエール!』。弟君、いいねえ。暁音。宇希の弟、と思ってたら、いつの間にか皆の弟になってました。今回、チア部が応援に呼ばれたの、暁音が頼んだからなんだ。ずっとクールぶってたのにコーチに大声でバラされて、赤面。おお、可愛いやつじゃのう。でもって、姉ですよ、姉。小学生にくさされて、またまた大きなこといっちゃった。いやほんと、虎徹さんがいいよね。こういうの好きなの? 無垢な笑顔でめっちゃ追い詰める。しかも今回は花和からのお叱りまであって、ほんと、このチア部、辛辣な子、多くない!? いいことだと思います。しかもなにがいいって、辛辣の傾向、違うんだものなあ。これね、宇希が不安抱えながらも、本番で見事スタンツ成功させるの、読んでるこちらもわあって盛り上がって、そりゃあいいものでしたよ。あの小学生たちがスゲーって驚いて感心するところとかね、心配していた弟もね、大好きな姉ちゃんのかっこいいところ見せつけられて、さぞや嬉しかったろう。ほんと、なんかスッキリさせられる、そんなよさがありますよ。

『mono』。とっときの生ハムを料理に使われちゃって、がっかりからの生ハム詣で。それはいいんだけど、あっちでこっちでハム買って、食べ比べるんだって、贅沢! 私も参加したいよ! この清里っていうところ、オフシーズンのスキー場っていうんだけど、なんだか散歩するだけでも気持ちよさそうな高原っぽいですね。展望デッキからの眺望も見事。ええ、この眺望、この漫画の見どころってやつだと思いますよ。皆でカレー食べるところ、減量中だという娘三人。ああー、あれか、あの大食いチャレンジのダメージ引きずってるんだなあ。ハムさんになったハルさん。ハム買いすぎて2万5千円。ええ、頑張りましたね。しかし、生ハムの会、参加したいわあ。食から攻めるの、ほんと、効果強力すぎます。

『まちカドまぞく』。めちゃくちゃ面白かった。なんだか日常回ってな雰囲気ではあるんですが、グループチャットでシャミ子の誕生会のこと伝えられてたのに、桃が見逃していたっていうんです。シャミ子の誕生日ってのが今日。放課後に誕生日会、桃ももちろん参加メンバーだし、プレゼントはなんにした? もう寝耳に水で、泡くいまくり。グルチャだけで伝達ってそんなん真面目に読まないよ。焦って青くなって桃、ほんと、こんな桃見たのはじめてじゃない? ってくらい新鮮で、さらにグルチャについての桃の言葉、おかしくておかしくて、悩みか? 肉が解決する。笑わせにくるわー。毎朝起きたら未読400件。うん、そら飛ばすわ。でも、今の子らはこれを全部読んで、ちゃんとリプ送ってってやるんでしょう? つらいね。うん、ちよももみたいに既読無視してもちゃんと受け入れてくれてるこの子ら、健全でいいじゃないですか。でも、追い詰められる桃のこと責める責める。でもこの追い討ちかけるのも、彼女らの距離感、近さ、親しさの現れですね。そしてちよもも、学校早退しちゃったよ! なにを選ぶべきだろうと、思い悩んで店ぶらしてたら、リコに見つかった。いや、リコさん、すごいな。シャミ子の喜びそうなもの、これこれこんなんあんなんってアドバイスしてくれて、でもこれほんまに!? 桃もだけど、自分も疑ったよ! でも、それ、見事にシャミ子直撃コースだって判明する終盤。もう、おかしくておかしくて、しかも喜びのあまりテンションがおかしくなるシャミ子見て、うわあ嫉妬だ! 今回、ほんと桃の桃らしくない? いや、これもまた桃らしさなのか、新境地だ! すごく濃密。読んでるこちらのテンションがおかしくなりそうなよさでしたよ。ほげぇ!! ほげぇ!!

『恋する小惑星』。部長に指名されて以来、オロオロしっぱなしのイノ先輩。この状況であえて子供会からの依頼、天体観望会講師を引き受けようっていうんですね。みらがいいわ。あの前向きな姿勢。冷静なあおといいバランス。攻めの姿勢崩さないすずちゃんも参加して、なかなかにぎやかになりそうです。この天体観望会。みらもあおもすごいなって、改めて思わされたんですよ。体験よりも知識が先にきちゃってる子がね、なんだかつまらなさそうにしてるの見て、あおが声をかけるんです。星なんか見ても楽しくない、そういうその子に、星の光についてのいろいろを、知識総動員して、伝えようとしていくんですね。しかもその知識に裏打ちがあるのがわかる。ぽろりといった大昔の宇宙という言葉、それを具体的に説明する時に、土星なら80分前、アンドロメダなら230万年前、ただおぼろげに昔の姿というのではなく、よりイメージが明確になるしっかりしたデータが添えられる。そうした事実が支えるロマン、想像をはるかに超えていく天文のスケール、ただの光ってる点だったはずのものがすっかり違ってしまった瞬間が実に鮮やか。ただのモヤモヤを見せるだけだった望遠鏡が、はるかな世界、遠大な時の流れを望む窓に変わったんですね。そしてみらもね、オリオン座流星群の極大の話題から、子供の見つけた変な流れ星を、あれは人工衛星、自然と多く知識を伝えて、ああ、こうして知識や理解が興味をうながして、そして興味がまた新たな知識、理解を得るためのよすがとなる。なにより天文を勉強としてではなく、楽しそうに伝える、その姿勢。みらやあおもそうなら、この漫画自体がそうだ。本当にわくわくさせられるものあるのです。

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