2018年9月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2018年11月号

 『まんがタイムきららキャラット』2018年11月号、発売されました。表紙は『アニマエール!』。TVアニメがいよいよはじまる、というのでこんなにも元気、どーんと押し出してくるかのようなインパクト溢れるイラストなのでしょうか。背景の色、大きな文字も、すごいですよね、なんだかアメリカン。中央のこはね、ぐいっと一歩前に出てくるようなその近しさ、これ、大変よい感じです。後ろにひかえるひづめと宇希、ふたりの対照的な様もまたよい感じでありますよ。

『ごきんじょリビングデッド』、ゲストです。冒頭の太極拳、特に意味はないんだ! お嬢様にしてお嬢様気質の白瀬川輝良。そのお隣さんはゾンビのフーラ。首でも手でも自由に取り外して、2階の輝良の部屋、その窓に首だけお邪魔することもできるっていうんですね。なにかあると手足バラバラにするフーラ。微妙に悪趣味な子なのかな? そう思ったらですよ、学校での自己紹介でもねやらかしちゃって、でも皆にちゃんと受け入れられて、逆に戸惑ってる、その様子面白くて、そうかこの子、人を怖がらせるの、面白がってやってるんじゃなくて、ゾンビの自分は受け入れられないのではないか、そんな不安があってなんですね。そうしたフーラの内心、輝良に語られたあのくだりよかったですよ。でもってあの落ち。なるほど、体が腐ってるのがフーラ。性根が腐ってるのが輝良なんだ。いうならばふたり、腐れ縁みたいなもんですか?

『妖精たち冒険記』、ゲストです。おお、借り暮らしだ。人間の家にこっそり間借りしている妖精たち。慎重派シルフィと楽天家ヨエル。一歩外に出れば危険がいっぱい。道には鉄の塊、自動車が走りまわっているし、動物、人間もまた危険。そんな中、食べ物探してくるのは大変だっていってるシルフィを尻目に、能天気に飛び出していくヨエル。シルフィのいう危険をことごとく遊びにしていく、少々のことは気にしない。そんなずぶとさがよいのかな。最後の犬のくだり。たまたまシルフィが相性悪いだけなのか、あるいは心配性が仇になっているのか。この性格の違うふたり、どちらに共感するか、親近感覚えるか、それで人によってまるで違った感想出てきそうに思えました。

『死んだ目の魚をしている』、ゲストです。最初、死んだ魚の目をしている、かと思いました。仕事に悩むOL星野ひかり。もう3日無断欠勤しているというんですが、それで駆け込んだのが占いの店。いや、いやいや、君は心療内科とかにかかろう。ともあれ占い師、メランコリー楓がいろいろ酷い。もともとミステリアスな雰囲気とかはないんだけど、それにしても彼氏からの電話? あの豹変ぶりは酷い。でもってひかりの悩みにろくに答えない! いや、あんまり真面目にやりすぎても面白くはないのか。ともあれ、むしろ今回のセッション、楓の方がはげまされる側になるっていうのね。結果的にひかり、元気が出たっぽいからそれでいいのかも知れないけど、ひかり、なんだかさらなる不安要因抱えることになったようにも見えますね。

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