『まんがタイムきららMAX』2018年11月号、昨日の続きです。
『こみっくがーるず』。いいですね、かおすちゃん、躍進の時ですよ。かおすちゃんの好きなアニメのスピンオフ企画がやってきた。かおすちゃん、いけるかもって編沢さんが知らせてくれるんだけど、まんまファンのつもりでいるかおすちゃんがいいですね。そうかあ、自分のチャンスって思わなかったんだ。最初は緊張して、なかなか調子の出なかったかおすちゃんが、だんだんとテンション上げていく過程、これがほんと面白かったです。主に琉姫が生贄になるんですが、眼鏡かけた琉姫先生から、コスプレ強要、一転してその気になって、共感できない経由で、子供たちの憧れに! さらにはかおすちゃんもノリノリで、そのイラスト、ばっちり評価されて、ええ、これは期待されますよね。物事は伸びゆく様が面白い。そうした面白さ、見事に満ち満ちていました。いや、これでかおすちゃん選ばれないとかないですよね!?
『ぼっち・ざ・ろっく!』。ぼっち、相変わらずネガティブだなあ。いや、この子がポジティブだと、この漫画はじまってすらいない。でも今回、チケット売れないからの行き倒れ遭遇、そして開眼する流れ、大変よかった。紆余曲折はあるんですけどね。饒舌に嘘をついたり、でもってあんまりのネガティブさが、行き倒れの酔いを醒まさせるとか、ほんと、ぼっちのやばさ、初対面でもびしびし伝わるのか。突然の路上ライブで、酔っぱらいからのアドバイス、その意味に気づくとかね、実にいい。いつも、他人の目が怖くて実力出せてなかったこの子の、本当の力、それがいつ出せるのか。この路上ライブが、まさしくぼっちの第一歩になりそうで、ええ、いいターニングポイントだったと思います。お客さんに認められたこと、これもぼっちの力になるのかも知れないなあ。いい笑顔だったもの。さてしかし、チケット完売の報、バンドの皆が全員信じてくれてないっていうのが泣けますね。ええ、ある意味、信頼が厚いのですね……。
『私を球場に連れてって!』。今回は球場出ないのか! ファルコンズ優勝でご機嫌なファル子。ニコニコしてるけど、怒るべきときには怒ります。笑顔のままで! 最初はハイテンション、見事にご機嫌だったのに、10日もすると野球が見られないことにテンションだだ下がるっていうんですが、野球ファンって皆こんな感じなの? 野球ロス。そうか、ファル子に至っては、バイト先が球場だから、ほんとにすることなくなるんだ。収入減るのは痛いなあ。野球ロスでの禁断症状。冷静に話してるように見せる猫子もたいがいおかしいんだな。ほんと、こうした人たち、シーズンオフはどうやって乗り切るんだろう。テレビやファン感謝イベントを楽しみにしてるそうだけど、一番の楽しみはやっぱり試合なんだねえ。自分でもプレイする人ならまだしも、観戦メインの人にはなかなかつらい季節ですね、これは。
『ももいろジャンキー』。海で遊んでいる夢を見て、はぁはぁいってるはな。な、なんか危ない妄想なさってる!? いや、違いました。風邪ひいたんだそうです。そうかあ、ダイエットで体力使っちゃったか? あるいは体調崩してしまったか。ともあれ、海は延期? でも、あんまりももが悲しむもんだから、はな抜きの、美耶、卯月、そしてももの3人で海にいくことになるんですね。って、不安だ。そう思ったんだけど、ももを抱いてる卯月を見たら、ちょっとは安心できた? いや、無理だ、あかん。ほんと、今回、いかに美耶が頑張るかって話でしたよ。でも、これ、厳しいよなあ。だって、卯月、ほんとに頼りにならない……。まあ、美耶はそれを覚悟してたわけだけど、覚悟しててもなお駄目でした。この駄目だったこと、美耶にとっても大きなショックだったんだろうなあ。竜子がももを見つけてくれて大事にはならなかったんだけど、それでも自分のいたらなかったこと、噛み締めてね、もしもがあったらとか思ったんだろうなあ。美耶、責任感の強い子だと思います。はなは笑って許してくれるんだけど、美耶は自分で自分を許せないんだろう。見ていてなにか身につまされる。そんなちょっぴり苦いエピソードでした。
- 『まんがタイムきららMAX』第15巻第11号(2018年11月号)
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