2018年9月22日土曜日

『まんがタイムスペシャル』2018年11月号

 『まんがタイムスペシャル』2018年11月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』をメインに、ああ、これはハロウィンですね。リコが、これは猫娘? なんだか気だるげに見えるその姿、まさに猫のひとつのありかたでありますね。『ローカル女子の遠吠え』りん子もコスプレですよ。って、これ、お母さんが用意してた衣装か! 『おにいちゃんと呼ばないで』心は、なんだか可愛い花の妖精? いや、これ、カボチャだ。『ふたりが家族になるまでに』、ふたりの買い物風景描いたカットもありますよ。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。衛生委員会、山田がすっかり楽しみにしちゃってて、それもそのはず、そこまで仕込みしてるんだ。なごみ先生、リラックスをテーマに、頭にけもみみ装備ですよ。そしてアロマ体験。でも、男ってあんまりアロマとか喜ばないよなあ。そう思ってたら、ちゃんと本編でも同様の指摘があって、こういう思ったことを作中で受けてもらえてると、なんだか嬉しくなってしまいますよね。会議は好評のうちに終わって、続いて実践となるんですけど、まずは先生が職場に受け入れられてるっていうの、重要だなあ、これ。ストレス職場でのストレッチ。ああー、こないだVDTの検診でストレッチいろいろ教わったところなんだけど、さぼってるよ! とまあ、自分の悪いところは置くとして、この見事な改善ぶり! あまりに見事すぎておかしいんですが、ほんと、別人みたくなっとるもんな! 現実ではなかなかこんなうまくはいかないもんですが、それがこう実現してくれるっての、見ていて気持ちがいいくらいですよ。

『コスプレ地味子とカメコ課長』。連載になりましたね。紫ノ井、課長のことちょっと意識しちゃってるんですね。対し課長は、魅力的な被写体、ないし撮影趣味のパートナーみたいな感じでとらえてるのかな? 紫ノ井の帰りを待って、コスプレショップに誘うっていうんですね。しかし、ふたりでいるところを見られたらどうしよう、紫ノ井の心配とは裏腹に、課長、あまりの険しさに業者と勘違いされてるっていうのがおかしい。それに便乗する紫ノ井もよかったです。課長が風景からコスプレに被写体を変えるきっかけが語られたんですが、この出会ったレイヤーさんというのが紫ノ井だったりするんでしょうか。紫ノ井はピンとこない様子ですが、課長は紫ノ井ではないかと思いはじめている? このふたりの関係、とりわけ紫ノ井がそうですが、まだどこかギクシャクしてるけれど、趣味のこと、好きなことの話となると熱くなって、饒舌になってというのがいいと思います。これまで隠してきた趣味のこと、こうして話せるというのも嬉しいんでしょうね。でもって、最後に喜藤さん。ふたりを目撃して興味津々の様子ですが、どう関わってくるのか、楽しみですね。

『うちの可愛い掃除機知りませんか?』。突然出てこなくなったアプリさん。それを受けてパニックになる智枝ですが、いやあ、アプリさんがどれだけ智枝にとって大切なのかわかろうものですね。しかも悪いことに、メモリに問題がある場合、元に戻らないかも知れないって、ショックなこと聞かされて、ええ、本当にこれ、智枝にとって相当なことだったんだなあ。そしてそれは十萌にとっても同様だったようで、姉から話を聞かされて少し涙目。そのショックを、そうかあ、智枝とわかちあったわけか。それで智枝にも伝わったことがある。このふたりの不器用ながらも少し、互いに、歩みよれたと見えるところ。とてもよかったです。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。そうか、ロケット、一度目の打ち上げ、失敗してたのか……。朝永の重い空気という発言を、空気にも質量がありますからね、湯川部長の返しが実にナイス。いや、それで改善はしなかったんですけども。とりあえず問題箇所が特定できましたね。で、その心当たり。あー、あの場面ね、なんかかっこいいけど、ロケット壊れたりしたらどうするんだろうって思ったんですよ。まさかこの伏線だったとは予想もしませんでした。というか、ほんと、一度目失敗とかね、ほんと思いもしてませんでしたから。問題箇所の特定から改善まで、いい流れになってましたね。そして打ち上げ成功のあのシーン。ええ、よかった。とてもよかったですよ。部長の笑顔、そして朝永のあの表情。これもまたひとつのワンダーであるなあ。でもってもひとつのワンダー。朝永の湯川部長への恋心、バレるんか! いやもうほんと、こいつも予想外。色めき立つ皆の反応がおかしかったですよ。花火に誘う殺し文句が、まさかの、炎色反応見ない?って誘えば一発よ。いかすなあ。ほんと、皆、いい仲間になっていますよね。

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