『まんがタイム』2018年10月号、一昨日の続きです。
『瀬戸際女優!白石さん』。意外なところに出会いって転がってるんだなあ! というか、兄さん、危ない危ない。自宅でサスペンスものの練習してたら、その悲鳴を聞き付けたお隣さんが助けにきてくれた! のはいいけど、ベランダ超えようとして落ちそうじゃん。危ない危ない。案の定というか、白石さんがこの朴訥な正義漢に惚れそうになっちゃって、そしたら翌朝、子供がいると判明。でも妻に先立たれているのか……。この、いわば好条件、なんとかして活かそうとするのかな? そう思ったら、娘さん、ひなこがグイグイくる。無邪気に見せて、しっかりばっちりパパと白石さんをくっつけようと画策するあの立ち回り! いやもう、白石さん、負けてますなあ! ほんと、なかなかに将来有望そうなお嬢さん、わくわくさせられます。
『見上げればいつも妹が。』。スキンケアに余念のない遥。なんでかって、そうか、ツブテの肌がモチモチだから、負けちゃあらんないって頑張ってるのかあ。遥に恋人ができたりしたんじゃないか。その可能性に揺れるコツブですが、妹の恋愛に口出ししたりするのかい!? 悪い兄さんになるのかい!? そう思ったら、ああ、やっぱりツブテはいいやつだなあ。心配してるんだって、でもって遥の選択を尊重する姿勢を見せる。ええ、いい兄だと思いましたよ。とまあ、いい話だったんですけど、大杉、この人、やっぱりイカします。どうして化粧を覚えたんだ、ツブテに聞かれて、もしもの時に備えてと答える、そのもしもの時が酷い。目の前に女装したい男の子がいたらいつでも化粧してあげられるようにって、そんなもしもはない!
『ウレ漫とガケ漫』。ああー、白井氏、連載が打ち切り、次号で最終回なのか。それをね茜もちづるも気にしてくれていて、そのふたりの心配の仕方がちょっと違うのが面白い。積極的に気にするちづると、言葉にはしないけれど白井のためにはやく仕事終わらせようとしてくれる茜と、でもほんとふたりとも、白井のことよく考えてくれて、漫画もね応援してくれていて、いい子たちだなあ。最初はちづるがショックだって、白井の前で落ち込んでみせてくれて。そうかと思ったら、茜の方が過激。納得できない。編集部に抗議の電話って、すごいな。そうか、茜。ただ白井の漫画が好きだったってだけじゃなく、自分じゃ描けないもの、その自分にない可能性も楽しんでいたんだな。その茜、あんなにも白井のことで泣いてくれて、この共感力! ほんと、ここまでこの子、感情を露にするだなんて、最初は思わなかったなあ。それだけ白井のこと、近しく思ってくれてるんだな。なんか、じんとしますよね。
- 『まんがタイム』第38巻第10号(2018年10月号)
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