『まんがタウン』2018年10月号、昨日の続きです。
『小春さん、ずれてない?』。小春、イメチェンですよ。いわゆるヤマンバメイク? 実家の母に教わって、昔のはやりの姿で戻ってきたんですね。でも、ファンデーションで色つけてるだけか。実家で両親と話をしてるの、冬樹が順調に女子と勘違いされていったりね、でもって小春が順調に自分はいい女だって、男を見る目もあるって勘違いしていくの圧巻でした。冬樹は、いつも小春となんだかんだ一緒にいるわけだけど、つまるところいつか小春とつきあうことになるんじゃないのか? みたいなこと思っていたわけですが、そうか、冬樹は冬樹で恋人をつくるべく動いていたのか。そうしたことが描かれた今回だけど、小春の介入で一発でおじゃんになる。うん、これ、小春と関わり持つことで、自然小春側に追いやられることになるのだな。怖るべき、無意識囲い込みであります。
『みんな猫に恋してる』。島田課長が帰ってこなくなって1週間がたとうとしている曽井谷物産。皆、心配しているわけですが、なかでも鹿目が深刻なダメージ受けていて、ずっと上の空。けど、やるとなったら違いますね。課長を探しています。チラシを作って、社内、社外問わず多くの人を巻き込みながら、課長探しを本格化させるんですね。しかし、課長の戻ってこないことに涙を浮かべるその姿。あれ、よかったですね。ただ悲しんでるだけでない、悔しさにじませるところ、情の深さ思わせます。そして彩月ママとの衝突。さすがや。しかし、今回、新しい展開が開かれたと思っていいのでしょうか、戻ってきた課長が子猫連れていて、これ、課長の子? 鹿目、彩月ともに敗者感満載になるところ、いやはや、おかしかったですよ。
『新婚のいろはさん』。これ、素晴しかったな。スーツを着ている始くん。その姿、いろはさんがもう大絶賛していて、そうか、この人、スーツフェチであったか。しかし、なぜ始はスーツなぞ着ているのだろう。展覧会? ええっと、普段着じゃあかんの? 美術館か知らんけど、わりとみんなカジュアルだけどなあ。そう思ったら、ああ、恩師の展覧会。時偶エニモ先生に会って挨拶するってわけですね。しかし、エニモ先生。明るく快活、気さくで、始のスーツに大爆笑。けれどこの人が、いろはの挨拶を受けて、見事にシリアスな表情見せるんですね。そうか、始のこと頼みますって、親心ですなあ。そして始は始で、師匠に向けるその信頼と恩義。ああ、このふいに見せるシリアスな表情。これ、いろはでなくともぐっときますなあ。ええ、今回、ライト、カジュアル、コミカルの中に、シリアス、生真面目な表情見ることができて、深み、感じさせるものありましたね。
『ちこはゲーセン一番星!』。今回はプリ機の話題です。というか、扉絵見て、最終回!? 一瞬慌てましたね。ええ、この漫画、かなり面白いので、このままうまいこと続けていってくださいよ。ほんと、お願いしますよ。プリントシールの機械を入れ替えることになったのですが、じゃあ残ってるシール、使いきりましょう。それでちこがシール撮りまくるんですけど、友達いないからあまり撮ったことがないとか悲しい真実が明らかになってしまったり、でもって最近のプリ機の機能向上に四苦八苦したりと、ほんと、この子、面白いなあ。でもって、美化機能でもってきれいなちこができあがるの、これ、おかしいなあ。違う漫画のキャラみたいよ!? 今回、最後の一枚をチーフ、河合さん、そして常連淳海、いつもの皆と一緒に撮るというのがね、なにか特別な仲のよさ思わせて、よかったんですね。自然体のちこ。河合さんから店の仲間といわれて嬉しそうな淳海。ちこもですよね。この、年も離れてるし、もしこの仕事してなかった合わなかっただろう人たちが、こうして仲良くなってるという、その情景がなにより素晴しかったです。
- 『まんがタウン』第19巻第10号(2018年10月号)
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