2018年10月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2018年11月号

 『まんがタイムきらら』2018年11月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』。チャイナさん? 白いドレスを着た千矢が、いつになく妖艶で美しく描かれておりますよ。手には魚のランタン。大きな赤い傘などさして、そしてあの笑み。実に魅力的。目を引く色合い、夜を照らす灯りのまぶしさ、照らしだされるはまさしく千矢のその魅惑。ええ、美しいイラストだと思います。これは大変よいものだと思います。

うらら迷路帖』。一気に核心に触れてきた!? あるいは、これまでなかったレベルの大ピンチではないですか。迷路町の禁忌、神について占ってはならない。もしその禁忌をやぶったら……。その末路が描かれて、そうか、そうだったのか、今までこうなのでは、いろいろ予想したり思ってきたことが違っていたと知らされて、あのおばけの類、その由来も知らされて、なんだこりゃ、思っていた以上に怖ろしい漫画やぞこれ! やられました。この町の禁忌と、それに触れてしまった千矢たち。これからは、もうかつてのようなほのぼの展開は見込めないのか。容赦なく千矢たち5人に降り掛かる迷路町の呪い。はたしてどうなるのか。って、これ、ほんと、急展開ってやつですよ。うわあ、目が離せないわこれ。それに、今回の展開、呪われた末に彼女らがどうなったか、その描写に、千矢の目指す先のヒントもありますよね。目が離せないわ。

『けいおん!Shuffle』。紫、お姉ちゃんがいるのか。胡桃。なんだか自由そうで、なんかいいなあ。妹のことからかって楽しんでるね、お姉ちゃん。でもって、いろいろ器用そう。しかし、紫のパッド練、それについて、モールス信号の練習してるのかと思ったって、あの絵が可愛いなあ。ほんと、おかしい。今回は楽器店にギターとベースを見にいきます。そこに真帆のバスケ部の友達、嶋田花凛もついてきて、ああ、この子、なんらかの関わり、今後も持ってくるな。そして変形ベースを欲しがっていた楓はオーソドックスなものに、そして真帆は一目惚れしたギターに! って、これPRSのエントリーモデル? しかし9万円の値札見て、やっす! と思ってしまった自分はもうあかんのかも知れません。そうだよな、高校生には高いよね。これから真帆さん、金策かな? どんな風に打開していくのか、楽しみです。ああ、それと、いつかくるだろうカラーページが俄然楽しみになりましたよ。

『夢見るルネサンス』。16世紀フィレンツェから現代日本にタイムスリップ? してきた女の子、リーチャ。この子、絵を描くのが好きなんですね。けれど女性が職人として生きられる時代ではなかった。ゆえに画業を諦めざるを得ない、そんな状況に神様が気を利かせてくれたっていうんですね。かくして出会った鳥居レン。行き場のないリーチャをレンが家に招いてくれて、そこでリーチャが出会った衝撃の絵画! それが萌え絵だったっていうんですね。萌え絵に魅せられ、萌え絵を学びたい、その情熱に憑かれたリーチャ。なるほど、リーチャ、萌え絵師になるわけですな。

『世界征服Girls』。両親が正義の味方をやっているというお嬢さん、正心愛。両親が長期出張するというので知り合いの家に預けられることとなったのですが、その一家というのが世界征服を企む組織だそうで……。正義の味方なのに、悪の秘密結社みたいなのと知り合いなの? 娘を預けるほどに親しいの? と思ったんだけど、まあ正義の味方ってくらいだから、そうした組織にも誰よりも近しかったりするのも不思議ではないんだろうなあ。その世界征服をもくろむお嬢さんがた。ちゃんと愛のことをヒーローの娘と認識してるのもあれなんですが、その上で受け入れて、一緒に登場シーン、名乗りについてどうすれば効果的か、話しあったりしちゃってるんですね。なんともしまらない、そんな子たちです。決めポーズも愛が苦し紛れにやったのを踏襲してといった具合に素直で、むしろ悪いことするというより、そういうことに憧れてるだけで実行に移したりはしなさそう。そんな無害感があるんですね。ゆえに世界征服といってもほのぼのとしている。絵柄もそのほのぼの感を後押ししていますよね。

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