『まんがホーム』2023年4月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。クッキーを食べているらいかがメイン。食べる? とでもいいたげにこちらに紙袋を差し出してくれているのですが、これは普通にお菓子テーマであるのか、あるいは3月のイベント、ホワイトデーあわせなのか、はたしてどちらなのでしょう。『俺と式神の主従契約』は六合にケーキを食べさせてもらってる優一。ああ、やっぱりホワイトデーかも知れませんね! からの、『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻は仲よく一緒にエッグタルトを食べ、『菓子男リノベーション〜別邸〜』はロールケーキをまるごと一本食いしている糸であります。ああ、恵方巻き! って、それは先月でしたね。季節は確実に進んでいますよ。
『天国のススメ!』
人間関係がやたらめったら面白かった今回。姉が働く病院で怪奇現象が! それを見てほしいと太一に相談しにきた下級生がですよ、病院は苦手といいながらも力になってくれる太一のこと好きになっちゃった!? と思わせてからの、十子様。そっちかーっ! と思ったら、病院ではサポートの柘榴さんに看護師さんたちがトキメキまくっとる!
いやもう、なんだろう、今回は怪異とかそのへん関係なしに面白いな。ほんと、この看護師さんたちのテンション上げ状況、見てるだけで最高でした。もっとこういうの増やしていきましょう!
さて、今回の怪異は病院だから……、と思わせておいてまさかの神様でありましたよ。病院を守る神様。改装で社がとりはらわれて、行き場を失いつつもこの病院を守るべく頑張っていた健気な神様。その頑張りが柘榴から認められ、太一からもほめられて、そして看護師さんからも大人気! いやもう、ほんと、今回やたら面白いな。このちょっと浮き立つ気持ちの描かれたところ、自分はこういうの好きなんだなと実感させられてしまいました。
『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』
まいったな、扉絵の音瀬くん、めちゃくちゃ可愛いな。マニッシュな装いしてる女子が好きなんか、いや音瀬くんは男子だけど。いろいろ混乱させられてるわけですが、本編はじまれば混乱はより深まって、橘が音瀬のスリーサイズを所望です!
いやもう、変態に磨きがかかってるよな。そう思ったら、なるほど、ホワイトデーのお返しに服を贈りたいとの理由。でもめちゃくちゃ高価な服。今回は何度もドン引きさせられる音瀬もまた見どころでしたね。
スリーサイズを自分で測ってくるといった音瀬。けれどうまくはいかなくて、長瀬や店長に頼れないかと、測ってもらう様子を思い描けばそれはまあなんと可憐なことでしょう。結局、橘の望みといって森川を引き込むことになったのですが、その時もいろいろあったようで、いや、別に採寸してるところ人に見られても大丈夫では!? からの、女子スタイルの音瀬をマジマジ見る橘。
今回は倒錯的な誘引のやたら多い回でありました。
しかし、音瀬、最初は橘に弱味を握られて渋々って感じだったのが、贈り物に心底喜んじゃったりして、だんだんまんざらでもなくなってきてるじゃん! ああ、これはもうふたりより深みに向かうしかない状況ですよね。ええ、音瀬、ノンストップで突き進んじゃいましょう。
『孔明のヨメ。』
曹操攻略に向けて動いている孫権、劉備陣営。今回は龐統が本格的に関与してきて、黄蓋の策、火計を確実に、効果的に成功させるための準備がちゃくちゃくと進んでいきます。
船を繋げさせるよう曹操に吹き込むべく動く龐統。また焼き討ちをより陣の内側から行えるよう、黄蓋の裏切りを演出するための準備も進んでいきます。しかしこのために杖打ちにも耐えるのか。武将というのも大変ですよ。
そして我らが月英はというと、なんとまあ、連絡員として龐統に同行するのですか! 危険では!? と思ったら、孔明がいつにない凄みで念押ししてる! からのまさかのイレギュラー、孫尚香が船に紛れてついてきた!
これほんとどうなる? 下手したら命はないよ!? おそらくは、なにかしらの重要な働きがあるんだろうと思うんだけど……。いや、ほんと、この姫さま、危なっかしすぎますよ。
『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』
うわー、これ、動物病院あるあるなんでしょうね。開院準備をするキョウスケが見つけた謎の箱。開けなくとも察しのついてる先生と熊倉の様子に、ああやっぱりよくあるんだろうなあと思わされて、これ、子猫の押しつけですよ。病院なら受け入れてくれるだろうとの考えから、病院の前に捨てていく。本当、これよくないなあ。
と思っていたもんだから、本気でむかつく熊倉の怒りに共感。さらには動画の前置きに動物の遺棄は犯罪と注意喚起する先生。そうか、懲役刑までありうるんだ。想像よりも重い罪なんですね。
そして動画の本題ですよ。子猫にミルクをあげる様子を見せ、レクチャーするのですが、先生が淡々とお手本を見せて、続いて生徒役のキョウスケが習って同じようにミルクをあげてみる。
そうしたら全然うまくいかなくて、そこにめておが的確なアドバイスしていくの、ほんとめておは面倒見がいいなあ! というか、猫先生だ! 猫先生! 猫が人を指導するのは面白いな! と思ったら、子猫パワーとめておパワーで動画が大バズり!?
いやもうこの展開、待ってました! いい流れ! てなもんですよ。話題になったということは、先生の注意喚起も、そしてさくらば動物病院についてもより知られることになったということで、目的達成からどんな反響があるのかという先の展開まで期待できるではありませんか。これで病院も千客万来? だとしたら、キョウスケの活躍の場面も増えますね!
- 『まんがホーム』第37巻第4号(2023年4月号)
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