『まんがタイムきららキャラット』2023年4月号、一昨日の続きです。
『ササエルの中には誰もいない』
ササエルとクジベェくんの対決企画! 海辺でチャンバラ、ポロリもあるよ! というのですが、ほんとにポロリが発生してしまったので急遽代役、いつもふたりの側にいる日和子とナオお姉さんが登壇することとなりました!
普段は裏方、前面には立ちたくない。とりわけ日和子にその傾向が強いわけですが、日和子と雲雀の幼少期の会話、これがすごくよくて、そうか、お店も壊れちゃったか……。その背景を思うと胸が詰まる思いがする。それだけに雲雀の店を、街を守り立てたい思いもわかれば、その思いに賛同し行動に移した日和子の気持ちにもしっかと打たれるものありました。
とはいえ時系列を今に戻せば、わあわあ大騒ぎなんですけどね! 美少女だった日和子も、今やすっかり大人、ササエル2号になるのはいろいろ厳しい模様です。
ササエル2号とナオお姉さんの対決。ササエルとクジベェくんは、クジベェくんが終始圧倒していたわけですが、このふたりとなると実にレベルが低く、日和子は日本刀にハマッたってだけで別に剣術やってみたってわけじゃないし、ナオにしても親が剣道部だったのと本人の技量にはなんの関係もない。ええ、決め手に欠けるふたりの泥仕合。剣を取り落してなお戦いをやめないその意気やよしですが、泥仕合に拍車がかかっていますよね。
今回は泥仕合&クジベェくん容赦なしのコントラスト際立つエピソード。でもいつも小依を振り回している日和子が逆に振り回される、そんな状況、新鮮で面白かったです。ええ、日和子の衣装、すごくよかったですよ。
『うさパン焼いて悪いかよ!』
ハチの兄貴さん、ヤバいな! 思い込んだら人の話をまるで聞かない。ナースの格好させられてる妹を見て激昂するのはいいとして、それをさせたのはクマだろう、変態中年親父め! と憤るのですが、いやまあ、今のクマはヘソ出しセーラー服だもんなあ。通報待ったなしだ!
困った兄貴さんですが、妹思いであることに関しては間違いないのですよね。再び街中で出会ったクマと兄貴さん。クマが高校の制服着てるの、変態のコスプレと思い込んじゃってるんだ! というか、ハチもさ、家でもうちょっとこう、ちゃんとした説明をしてくださいよ。可愛いパンが目当てというのが恥ずかしいのはわかるとして、そこで変に隠すから、ヘンタイオヤジに惚れてる!? とか勘違いされちゃったじゃないですか。
かくしてどんどん話がややこしくなっていく。ついにはクマに、ハチのことしあわせにするといわせちゃって、しかも悪いことにハチがそれ聞いちゃって! どうなる!? これ、どうなるの!? いやもう、こんなかたちでふたりの関係が進展するだなんて思いもしてませんでしたよ! というか進展するんかな!?
『ゆびとつち』
陶芸体験教室で出会った紡地と及部。このふたりが思わぬところで再会を果たしました。高校の陶芸部に見学にいった紡地。そこで窯の整備をしている及部と出会って、驚く紡地、テンションまるで変わらない及部。すごいな、ほんとブレないですよ、及部さん。
及部、陶芸部の指導員をしているのだそう。思わぬ縁というやつでしょう。またも及部の指導をうけることとなった紡地。今回は菊練りを体験することとなりました。
今回は、ほぼ菊練りの説明でした。これ、粘土から空気を抜く大切な作業なんですが、もちろんそのことにもしっかり触れられて、気泡があったらどうなるかもわかりやすく図解で説明。さらに続いては、乾燥させた湯呑みの高台の削りを体験することに。
こうした陶芸についての知識を伝えながら、陶芸部員の紹介もなされた今回。二年の来島、二年の波広に加えて、こそっとついてきていた見学希望の一年、北置。いろいろ個性的、とりわけ北置にはおおいに期待されます!
- 『まんがタイムきららキャラット』第19巻第4号(2023年4月号)
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