『まんがタイムきららキャラット』2023年1月号、昨日の続きです。
『ひよ&びびっと!』
あやもりんのツイットに即反応するひよのスマートフォン。もちろんツイットがあるたびに通知するよう設定してるわけですが、バレたら引かれる! 隠し通そうと無理のある嘘をつくひよですよ。バレバレなのに、咲からのメッセージと言い張るところ、ドン引かれたくない一心なんだろうけど、一生懸命あるいは必死で可愛かったです。
そんなひよのこと、不思議な子だと思ってるあやもりん。いや、実際奇行が目立つもんな。そんなひよをよく知るためにひよの家に遊びにいきたいというんだけど、素直にひよのことよく知りたいからっていえばいいのに、ペットのデビおくん目当てとか誤魔化しちゃって、このふたりともにちょびっとずつ本音を出せないのが、独特の距離感といえばいいのか、不思議な感覚かもしだしていますよね。
あやもりんを部屋に招いたひよ。まずやりすぎの歓迎の飾りつけであやもりんの度肝抜いたわけですが、これ、ツイットの通知どころじゃない案件では!? この子の気にするポイント、よくわからんよね! こういうところも不思議といわれる所以であるかも。そして緊張のあまりからの大失敗。あわあわしてるひよ、ちょっとかわいそうではあるんだけど、よくよくこの子の面白さ、いろんな表情見られたのはよかったです。
そして今回最大の被害者、咲。クローゼットに潜伏!? しかもひよ、咲のこと忘れてるよね! これ、ちゃんと出られたのでしょうか。あるいはあやもりんが帰るまでこのまんま!? この咲のたどる運命、気になりますよね。
『魔法少女はやめさせない!』
水曜日は憂鬱な瑠奈。ラブシャイン陽にあえない日が続くからというのですが、それにしても気持ちの張りが消滅しすぎ。ライバルにして担任である怜もさすがに心配するほど、いやどうなんだろう。このふたりの関係もまた不思議でありますよね。
この駄目になってる瑠奈もそうなんですけど、それ以上に怜の大人気なさが際立つ今回。子供相手に、陽と同居していることでアドバンテージとってくる。めっちゃ煽る、全力で煽る。けどあまりに元気ないのが心配になったか、はげます? 元気づけるため陽からの手紙を渡すとかね、大人としての分別、多少は残っていたようで安心させられましたよ。
というか、その手紙にも怜の大人気なさが炸裂してるわけですが。そもそも月曜に渡されるはずの手紙をなぜ水曜まで寝かせてた? からはじまり、謎のまさしマスコット、すかさず没収と、怜先生、鬼畜の所業! いやほんと、怜という人のただならぬ陽に向ける熱意の見えた今回。前回もすでにヤバかったですけど、それをさらに上塗りしてきて、でもそんなところにちょっと見える教師としての良心、いや同じく陽を偏愛する同志に対するあわれみかも知れん、がうかがえるのもまたよかったと思います。
『ニチアサ以外はやってます!』
急遽、怪人のスーツを着ることとなったたすく。暑い重い動けない上に前が見えない。大変な目にあってるわけですが、それでもたすくはまだまだ動ける方。ヒーロースーツのあかねと声をかけあいながらのアクションは予想以上によい結果を生み出しそうで、しかしふたりが挑むのはやり直しのきかない一回限りの撮影。念には念をいれ、周到にリハーサルを積み重ねていきます。
撮影といったら、うまくいくまで何度でもやりなおせそうに思うけれど、セットが壊されること前提の撮影だとそうはいかない。テイクツーのない、本番一回限りに全力をふりしぼらなければならない。となれば、演者も必死、またそれを撮影するスタッフもまた必死。準備に余念なし。かくして撮影された映像はいかなるものとなったのか!
文化祭での上映を前に部長からのあいさつがあり、そしていよいよ彼女らの作り出した映像の世界、『オン・ユア・ゲイズ』が上映される。そのお披露目は次号だ!
ということで、期待をこれでもかと高めつつ、しかし怖れながら次回予告を見てみれば、よっし、セーフ! 最終回じゃなかったーっ!
いやでもほんと、このまま最終回に雪崩れこんでもおかしくない、それくらいのクライマックス感があったんですよ。彼女ら特撮研のマイルストーンとなる、そんなイベントであります。
- 『まんがタイムきららキャラット』第19巻第1号(2023年1月号)
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