『まんがタイムきららキャラット』2023年2月号、一昨日の続きです。
『異世界アイドル推参です!』
リジェル、魔法が使えるメンバーがいるのはほんと強みだよな! って回でしたよ。
CDを売り出すにあたって、モールでイベントを打ちます。本当だったら、照明もそこまで工夫できず、音楽流して歌ってアピールするのが精一杯といったイベントのはずなのに、勝手にシャボン玉飛ばすし、メンバーを宙に浮かすし、さらには花火に爆発!? 予算の都合以前に会場の制限でできないことでも、即興でどんどん盛り込んでいける。これ、演出面での自由度があがるの、それだけ観客の耳目を集め盛り上げることができるわけですから、本当に強みだよなあ!
反面裏方は大パニック、マネージャーは平謝りなんですが……。
異世界からやってきた3人のアイドルとしての今後。CDの販売に関してはいい船出となったようですね。このイベントがSNSやらなんやらで話題になったりしたら、さらにいい風が吹いたりするのではないでしょうか。咲良は舵取りが大変でしょうけど、夢もいずれ叶うかもですね。
『ササエルの中には誰もいない』
突然降り出した雨にびしょ濡れになる小依たち。しかし茅ひとりは余裕で、なんで? 傘持ってないよね? どころじゃないね!? なんとまあ、水着着用だから問題なし。って、いやいや、水着着用はいいとして、雨に降られたからって制服脱ぐ必要はなかったのでは!? ああ、濡らさないために脱いだのか。とか思ってたら、普段から水着でうろついている雲雀が乱入。やべえ。今さらだけど、この漫画の登場人物、やべえやつらばっかりだ。
今回は茅と千鈴、ふたりの関係性? その距離感というのか、茅がベタベタしないその関係にちょっと触れられた? え? むしろヤッチーが茅のことイヤラシイ目で見てたの!? いや、これは茅の嘘か。小さい頃から一緒だったから、茅も千鈴のことそういう風には扱わないのかな? と思ったら、え? 千鈴、ヤッチーでもいけるの!? わからん、わからんけど、このふたりの関係のちょっと特別感。それはうかがえたように思ったんですね。
そして後半は小依が水着です。千鈴の子供時分の水着、普通に入るんだ! しかもササエル体験のせいでフリフリ子供水着にも抵抗なくなってる!? いやほんと、それからずっと、晩ご飯の間も、食後くつろいでる時も、さらには就寝時も当たり前みたいに水着! 順応性!? いやほんと、この漫画はやべえやつらばっかりです。
『RPG不動産』
驚きましたよ。こんな展開が待っていただなんて。
ブラックドラゴンのサトナを迎えにきたファーの母、ラスティーレ。ラスティーレの裏切りに端を発したサトナの凶行。かくしてサトナはラスティーレとともにこの地上を去り、残されたのは傷ついた世界。命を落とした姉セレニアにすがり、泣くアリスの姿も痛ましく、この現実を前に神なんていないと怒りを爆発させる琴音。
で、まさかここで神様が出てくるなんて思いもしないじゃん! しかも、そういや顔見知りだったよ! で、ここでまさかの神様、ミモからのオファーが! こんな世界は自分も反対、だから過去に戻ってやりなおそう!
って、マジかーっ! これまで描かれてきたハードな展開。その前提となる状況を覆そうという話になって、これはもうびっくりしました。こんなやりかたでこの重くなりすぎた状況、雰囲気をひっくり返すだなんて、この思い切りにはすっかりしてやられてしまいました。
- 『まんがタイムきららキャラット』第19巻第2号(2023年2月号)
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