2022年12月11日日曜日

『まんがタイムきらら』2023年1月号

 『まんがタイムきらら』2023年1月号、昨日の続きです。

『ほぐして、癒衣さん。』

正月のビデオ通話のスクリーンショット。こっそり撮ったあの写真。夏鈴にはナイショでスマホの待ち受け画面に設定した癒衣だけど、まさかうっかりデスクに置きっぱにしてたところに着信入ったせいで当の本人に知られてしまいました。

しかし前回にして今回、展開がはやい! でもってやたらと意識して、やたらと照れて焦ってしまう夏鈴。癒衣からマッサージを持ち掛けられても断ってしまう。ハグをされたらどーんと突き放してしまって、しかもこれ癒衣にだけじゃなくて八潮にも同様の反応してしまうのか!

いやまあ、なかなかに整理がつかんのでしょうなあ。でもその行動、めっちゃ誤解されるよ!? 八潮にはちょっと話してわかってもらえましたけど、部屋に置き去りにされた癒衣はもうすっかり動転してしまってて、謝りたおすわちょっとやりすぎてた自覚あったっぽいの告白しちゃうわで大騒ぎ。しかもスマホの待ち受けの件持ち出されて、そこまで!? そこまで動揺する!? びくんびくんって!

でもなんだかんだ、ちゃんともとどおりに収まってよかったですね。特に癒衣さん。開き直った夏鈴からは撮影会の申し出までもらっちゃって、レアポーズ!? もうやけくそだな、夏鈴さん。でも癒衣の直球を前に打ち取られた夏鈴。ほんと、これ、どちらが罪なのか。もういっそ、すっかり洗いざらい、思いの丈を伝えちゃった方がいいんじゃないって思っちゃいましたよ。

『キミはあくまでも。』

タコ触手の悪魔に執着されているヴェネル坊ちゃん。密着されたり味わわれたりと大変なことになってるわけですが、しかしなぜこの悪魔エクールカは彼につきまとうのか。

屋敷を守るためには自分がなんとかするしかないと、入室を禁じられている父の書斎に入り込み、悪魔にまつわる蔵書を調べようとする坊ちゃん。しかしここにエクールカが踏み込んできたものだからもう大変。必死で自分の調べ物を隠そうとしたのだけど、持っていた本、悪魔学の表紙を見られてしまって、エクールカ、なにか思うところがあったのでしょうか。瞬間浮かべた神妙な表情、それが彼女のどうした感情によるものなのか、いろいろ思わされるところありました。

てっきり、私に興味があるのですか? だったら私を直接……、みたいな感じになるのかなと思ったらそうではなかった。むしろ坊ちゃんを不安にさせていることに気づいて、ちょっと踏み込み具合を加減したのかな。いずれにしても、エクールカの本心はわからない。少なくとも害意はないようだし、むしろ坊ちゃんのことを本当に気に入ってる。さらにいえば、気にかけている。そんな風に見えるんですね。

今のことろはなんともわからに。だからこそでしょう。その笑顔の向こうの本当のところ、気になるんですよね。

『蜂も刺さずばうたれまい』

浴衣姿でお祭りにきたすずめたち。ひととおり出店、屋台を楽しんでいたのですが、まさかのひったくりの現場を目撃。放っておけないと駆け出していくすずめなのですが、これ、大丈夫!? 大の男相手に大立ち回り、えらいことになったり、あるいはすずめの秘密が周囲にバレたりとかしないよね!?

心配したのですが、よかった! すずめ、草履の投擲一発でひったくり犯を昏倒せしめ、あとは警察におまかせ。事情をてきとうにごまかして、蛍や咲姫のもとに戻ることができました。

ここで花火を買い込んだ朱音とばったり出会って合流、一緒に河川敷で花火を楽しむことになるのですが、そこでの蛍との会話。なにが普通であるのかって問いは、すずめの求めている普通とはまた違う、自然体のすずめとしてのありかたに目を向けさせるものとなるのかも知れませんね。

今のところすずめがなにを感じたのかはわかりませんけど、そのあたりの深い話はまた後の話となるのでしょう。とりあえず今は、残り少ない夏休みで溜まった宿題をやっつける。そっちが最優先です。

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