『まんがタイムきらら』2023年1月号、昨日の続きです。
『それでは、ステキなセッションを。』
女児向けアニメのヒーローショー。いよいよクライマックス、ここでテーマ曲が流れ皆で大合唱となるはずが、機材トラブルで音が出ない! このピンチに立ったのが我らが加島に是沢。ふたり物陰に隠れ、ギターにベースを取り出し、スピーカーをジャックして伴奏を奏ではじめるのですね。
加島のギアは超絶激レアコンプガチャギターに全自動星5ピック。その演奏についていくのは我らが是沢ですが、足りないドラムをベースのアクセントで補い場を盛り上げていく。
しかしこのトラブル、加島についているお助け妖精ロノが仕組んだことだっていうんだから、いろいろ評価が難しい。加島はなにも知らないわけですが、えもぽのためには手段を選ばないロノの功罪。さらに加島はロノの与えた過剰なアイテム使っているわけですが、これ、ギターもピックも演奏者の意図や音楽性を必要とせず、あらゆる演奏を再現する、いわば加島こそがギターの道具にされているというのですか。
音楽性、いやさえもぽ集め性の違いでぶつかるてんちゃんとロノ。さらにロノはてんちゃんの知らない事実を知っている? 是沢が演奏家として成長したその暁にはお助け妖精は不要となり、別離のさだめが待っているとでもいうのでしょうか。あるいは、より一層に過酷な事実が!?
わからないまでも、このお助け妖精ふたりの考え方の違い、このぶつかりにこそ今後の展開のテーマなどうかがえそうに感じました。
My Private D☆V
『ハコイリクリエイト』の行町咄です。
D☆Vポイントは「パッツン系前髪最高」。
なるほど! 『ハコイリクリエイト』のヒロイン、函入ハイルの造形にその片鱗がうかがえて、お嬢、姫カット、前髪パッツン、的な要素のバリエーション! MPD☆Vのイラストなど見れば、どうしたところにD☆Vポイントが盛り込まれるのか、そうしたところが一目瞭然でありました。
さらに加えて「ツリ目とさがり眉もセットだとなお良し!!」ときましたよ。ハイルはそこまでツリ目って感じではなかったな、と思ったらそちらは來田凛々が担っているのかも知れませんね!
ともあれツリ目にさがり眉という相反する傾向をひとつにあわせることで、キャラクターを勝気にもまた内気にも見せる、そうした表現の幅があるのだということをイラストにて見せつけてくれた今回のMPD☆V。こうした好きの追求に、面白い、魅力的、そう思えるものを載せてくるの、納得感も大きかったです。
- 『まんがタイムきらら』第21巻第1号(2022年1月号)
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