『まんがタイムきららMAX』2023年2月号、昨日の続きです。
『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』
桔香は本当にイトちゃんのことが好きですよね。でも、自分の趣味、悪役令嬢で振り回す悪癖はおさまるところを見せず、クリスマスには悪役令嬢撮影会をやりたいと持ち掛けたら、イトちゃんきっぱり断わった。それで桔香ときたら癇癪おこしちゃって、それでイトちゃんに気を使わせて結局オーケー勝ち取るの。
これ、イトちゃんがクールに見せて面倒見いいから、それからイトちゃんも桔香のこと好きだからなんとかなってるだけで、実際のところはちょっと危うい関係ですよね。
そんなイトちゃん、クリスマスの約束の日に妹が熱出しちゃって、看病しないといけなくなった。連絡しようにもイトちゃん、自分の携帯持ってないんだ。家電で桔香に連絡できればよかったね。あるいは、桔香の方から連絡とるべきだった。アオイがいうようにイトちゃんに急用ができてたわけで、またあるいは事故やなんかの可能性だってあるんですからね。
でも、こういうところで連絡してみるという気がまわらないのが、まだこの子たちの年頃ってやつなのだと思います。
お家の人が帰ってきたんですかね。時間に遅れながらも約束の場所に向かうイトちゃん。桔香に会えなくてポツンとひとり座ってるところをカネポンたちに拾い上げられて、みんなでお茶しながら話していたら、運が悪い! よりによってそこを桔香に見つかっちゃうって!
こじれた桔香の感情、誤解を解くに解けなかったイトちゃん。これ、どうなるのだろう。
次回最終回。無事に仲直りできること祈っていますよ。
『ななどなどなど』
このみに自宅にお呼ばれした小町ちゃんですよ。はじめて見る集合住宅に失礼なことを考えている小町ちゃんですが、いやいや、さすがにお育ちがよいにしても常識の欠如がすごい!
で、お迎えするこのみもまたちょっと常識が欠如していましたってのが面白くって、このふたり、なんだかんだでお似合いなのでは? なんて思ってしまいましたよ。
お客さんに出すお菓子がグミ袋ごと。さらにはホイップクリームだけ食べるとかね、こうしたいろいろに、これが庶民の普通なのか!? とカルチャーショック受けていく小町ちゃんが面白い。
今回はこうしたふたりのギャップを楽しむ回なのかな? なんて思っていたら、このみの小町ちゃんを招いた理由、その思いを知れば、本当にこの子にとって小町ちゃんは特別だったんだなってわかって、ああ、いじらしいなあ。友達になりたかったって、そのささやかな望みと、それが叶った今のこの子のしあわせ。ささやかなものでありながらも、この子のずっと欲しかったものは得られたみたいで本当によかったですよ。
でも、この誕生日でこのみもひとつ成長? 自分のちょっと普通からズレてること自覚させられたこの日。ああ、新たなこのみの日々はここからはじまるのかも知れませんね。いや、どうしようにもずっとこのままって感じもするんですが。
ええ、小町ちゃんも充分変わってるから、このみも自信持てばいいと思います。
『私、異世界で奴隷にされちゃいました(泣)しかもご主人様は性格の悪いエルフの女王様!(でも超美人←ここ大事)無能すぎて罵られまくるけど同僚のオークが癒やし系だし里のエルフは可愛いし結構楽しんでる私です。』
英雄ムーンのコスプレが好評なエルフの女王、シリウス。ブロマイドの売上も好調で、テルはというとさらなる収入確保を目論んで漫画を描こうとムーンについて下調べ。その過程で結構重要そうな情報、ムーンは空間を操ることができたとか、別世界から家畜となる動物を連れてきたとか、そういうの判明しつつあるのに、漫画のネタにできるかどうかでしか判断しないから、核心にまるで迫らない!
テルがこの世界にやってきたのも、ムーンの魔法? 能力がかかわってそうなんですけど、そのへん深堀りする気はテルにはまったくなさそうですよね。むしろブロマイドの売上確保、新たなしのぎである漫画のことしか頭にないのが、この子らしさってやつなのでしょう。テルだけでは絶対に話は進んでいかないんだけど、ツッコミ役がまあいないからなあこの漫画。話はまわれど、進んでいくことはちょっとしばらくはなさそうです。
しかしムーンのコスプレ。まさかの需要判明でスピカまでやらされてますけど、テルはやらんのですか? テルはやらんのですか? なぜやらんのですか? 釈然としないです。
- 『まんがタイムきららMAX』第20巻第2号(2023年2月号)
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