2022年12月20日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2023年2月号

 『まんがタイムきららMAX』2023年2月号、昨日の続きです。

『コンビニ夜勤のあくまちゃん』

悪魔よか天使の方がよっぽどヤバいこの漫画。いや、天使なんてものは人間のことなんら尊重しない存在なので、実際相対してみればこんなもんかも知れん。というのを嫌というほど実感させてくれる、そんな説得力がヤバい展開。いやもう、でもおそろしいのは、まれにこういうタイプの人間もいるってことだと思うのですが、ねえ、こういう時はどうしたらいいのだろう。

天使のエリエルの指導をすることとなったアルール。店舗に出て実地で教えていくこととなるのですが、まずもって客商売っていう概念がなかったりするのかもエリエル。来店時の挨拶をしない。客への態度がぞんざい。タバコは害があるから売れないと客に抗弁。それで客を怒らせても、自分が原因とまるで理解していないときた。

いや、これはフィクション、漫画だから、ヤベえなエリエル、大変だなアルールですむんですけど、まれにこういう人間もいるから、ほんと、どうしたらいいのか教えてくれアルール……。

このヤバいエリエル、変化の兆しといっていいものか、あるいは弱味が発生しましたよ! 親切にしてくれた人間に恋愛感情を抱いた!? いやいや、いくらなんでもチョロすぎるだろう、からの、同居している女性を抹殺するにはどうすれば、って、いやいやヤバいヤバい。天使が人間なんてものを一顧だにしないってのはよくわかってるけど、いくらなんでも危険すぎる! からの、そのお客がカドネの弟と判明。

これ、惚れた弱味でエリエルに優位をとれる、そんなパターンなのでは? とちょっと期待するけど、エリエルの傍若無人がそんな程度で抑えられるとも思えない。ええ、カドネの消耗が予想される展開。ほんと、エリエル、脅威であります。

『ギャルとネクラの吸血関係』

実家から連絡するよう矢のような催促をされて困っているまくる。眷属契約をしたいよねを紹介せよというのですが、まくるは母が苦手。さらには姉も苦手。できれば連絡をとりたくないものの、さすがにもう無視し続けるのは不可能と、いよねにお願いすることになったのですね。

まくるの家族は遠隔地に住んでいるものの、連絡はボイスチャット、リモートでオーケーです。それでまくるの姉と連絡とりあうのですが、ただこれだけのことでこんなにもごたごたするんだから、まくる大変だな! せんでいいのに、いよね相手にいちびって怒らせたりとかね、紆余曲折が多すぎる!

でも、このなかなか真面目になれないまくるがですよ、姉を前にしたらかしこまった態度を見せて、ええーっ、そういう表情もできたのあなた! 驚いちゃうわけなのですが、このままうまいこと乗り切るのかと思ったら、いよねの演技が下手! それで姉の不信を招いてしまった? と思ってからの、またごたごた! いやもう、かしこまってたはずのまくるが、またえらいこと動揺して、ああ、こうしたまくるの地金、しっかり姉もごぞんじだったのですね。

母親には姉がうまく報告してくれるというの、これはよかったのでは? しかしそれにしても、まくるのいろいろ下手なこと! ただ連絡して眷属ですといよねを紹介するだけのことが、こんなにもおおごとになる。でもそんな妹のこと、姉はよくよく理解してくれてるみたいですね。

ということは、まくるの苦手とする母は、そうしたまくるの性格を否定してたりするのかも知れませんね。

『SAN値直葬!闇バイト』

前回不在だったあかり。今回はというと、店に出勤するやいなや、くとぅるふふたぐん、食ったら太るとこよから暴言吐かれて、いや、それあかりの空耳や! そしてさらにはこよの呪文により血を異界の神に吸われてしまうはめに!

これ、結構なピンチでは? からの、適当にお菓子流しこまれただけで復活するんだ、あかり強いな!

こよが、暗黒ぬいの部屋で出会った女の子の力でもって、クトゥルフに使役されてしまっていたんですね。あかりを殺すわけにはいかないと、気力振り絞って抵抗したこよもまた強い子だよなあ。そしてそんなこよを助けに、こよの夢に入ったあかり。

ふたりベッドに横たわって手を握りあうその姿は美しくさえあったというのに、ページめくれば欲望丸出しの札束風呂ときたもんだ! もう台無し! さらにこよのピンチというのに、札束に心囚われてまるで動こうとしないあかり! いやもう、急いで! ほんと急いで!

このなかなかに一筋縄ではいかないあかりだからこそ、度重なる冒涜的な脅威を前に生き残ってこられたのかなあとは思うけど、こよはそうじゃないよ! ほんと、ちょっとシリアスな感じになってるじゃん!

ところで、夢の中で札束握りしめてるあかりですけど、これ、夢が覚めたらなくなっちゃうよね? 目覚めた時に札束がないと荒れるあかりが今から予感される展開でありますよ。

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