2016年12月31日土曜日

2016年劇場で見た映画

2016年も暮れようとしています。さて、今年一年の振り返り、2016年はこんな映画を見たというのをざあっとリストにしてみました。見にいった順。記録をとってたわけじゃないので、もしかしたら漏れがあるかも。KINEZOのマイスタンプ、予約して見た映画が一覧できるという親切機能なんですが、それでざーっと拾って、あとは捨てずに溜めてた映画の半券で埋めました。なんか抜けがありそうな気がするんだよなあ。ともあれ、2016年、劇場で見た映画であります。

見た順! 複数回見たのもあるよ!

  1. ガールズ&パンツァー 劇場版
  2. ガラスの花と壊す世界
  3. 007 スペクター
  4. オデッセイ
  5. キャロル
  6. サウルの息子
  7. サブイボマスク
  8. ズートピア
  9. デッドプール
  10. 帰ってきたヒトラー
  11. シン・ゴジラ
  12. 劇場版アイカツスターズ!
  13. アスファルト
  14. ティエリー・トグルドーの憂鬱
  15. コロニア
  16. ガールズ&パンツァー 劇場版 4DX
  17. この世界の片隅に
  18. この世界の片隅に
  19. きんいろモザイク Pretty Days
  20. 聖の青春
  21. この世界の片隅に
  22. 劇場版 艦これ
  23. ポッピンQ

アニメ優位、洋画優位でありますね。そうか、『オデッセイ』、今年だったか。『007 スペクター』は、スペクターのあのマーク。スペクターっていうんだからてっきり亡霊だと思ってたら、まさかのタコ。オープニングからタコ触手がジェームス・ボンドをもてあそんで、いや、これ、なんでまたタコ!? びっくりでした。随分前に見た、そんな印象だったのですが、そうか今年の頭に見てたんですね。

同様に『ガラスの花と壊す世界』も、今年の頭であったか、そんな印象。なんでだろう、夏映画かと思ってた。新年前後に見た映画は感覚的に去年の映画みたいになってしまうんでしょうか。『ガールズ&パンツァー』、これは2回目の視聴、最初に見たのは間違いなく去年なので、去年の映画。でも、ついこないだに4DX上映を見にいったので、逆にそういう印象がないんですね。まあ、上映が一年間ずっと続いてたみたいな映画ですから、『シン・ゴジラ』もそんな感じですよね。あとまだ見にいってないんですが『君の名は。』も年越しましたね。来年は『君の名は。』、見にいけるといいなあ。あと『ドント・ブリーズ』。

順位はつけません。そのかわり印象に残ったものだけいくつかピックアップ。『サウルの息子』、これ、なかなかにハードな映画です。ナチスの絶滅収容所が舞台。ガス室で殺されたうちのひとりが自分の息子だった。息子のためにユダヤ教の葬儀をあげてやりたい。それで収容所中をいったりきたりしてラビを探すのですが、このラビ探索の過程がそのもの収容所案内となっていて、そうかこんな現場があったのか、こんな作業をさせられていたのか、そうしたことがよくわかる作りになっていた。で、すごくひっかかってるんだけど、疑惑があるんです。これいっちゃうとネタバレになるんだけど、でもいわずにはおられない。はたして主人公は正気だったのか。息子といわれていたあの死体の子、あれ本当に息子なのか。妄想に取り憑かれた主人公が息子と思っているだけじゃないのか。ずっと疑ってる。誰か答を知らないか。

『コロニア』が実話をもとにした映画で、あまりに過酷であった事件が扱われている。そういうものだから、どこでやってるのかなあと劇場を調べて、ついでに一緒に見た映画が『アスファルト』と『ティエリー・トグルドーの憂鬱』。両方ともフランス映画ですが、『アスファルト』がフランス映画入門編といった風な映画。ちょっと不条理で、人間性、情のようなものを描いて、最後にはなんかしあわせな気分で見終えることができる。そして『ティエリー・トグルドーの憂鬱』、こちらはフランス映画の真骨頂といった感じの映画で、すごいよ、やりきれない。見終えたときにしあわせどころか、胸に割り切れないなにかを抱えて、ずっともやもやする。数日にわたってもやもやし続ける。そんな映画。今年見た洋画での私的トップはこれでした。あ、順位はつけないんだった。なんかね、他人事ではないんですよ。そうか、フランスもこんななんだなあ。人の暮らす世界には安寧なぞないのかも知れん。そんな気持ちになれる。日本も過酷なら、フランスも過酷。もちろんより過酷な状況なんて世界には溢れかえっていて、ああ、人の生きるということはやりきれないことであるのだなあ。

『この世界の片隅に』、この映画も見た後、頭のなか、胸のうちに残り続ける、そんな映画でしたが、『ティエリー・トグルドーの憂鬱』とは全然違う印象で、よりコミカルで、より衝撃的で、より悲痛で、よりしあわせで、前向きな気持ちにもなれる、そんな感触。全然カテゴリーが違うのだから対置するのもおかしいんですが、拭えないなにかがある。ずっと考え続ける、考えないではおられない。そういった観点からすれば、今年は邦画が『この世界の片隅に』、洋画が『ティエリー・トグルドーの憂鬱』、洋画次点が『サウルの息子』でした。

『この世界の片隅に』はもう何度か書いたので重ねてなにかいおうとは思いませんが、まだ見にいきたい。家族をつれていきたい、そう思うんですよね。はたしてその機会はえられるでしょうか。

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