ちょっと前に話題になってました。箕星太朗氏のデザインしたキャラクター、ツクモを連れて旅に出ようというゲーム。交通系ICカードの乗車履歴、買い物履歴を読み取って、ゲームに反映させるというのもなかなかに頑張っているなと思って、私もちょっと興味を持っておりました。そして先週、すっかり忘れてしまっていたのですが、ついにリリースされたと、しかも全然気づいていなかったのですが、ゲーム自体は無料なのか。びっくりしました。『バッジとれ〜るセンター』とか『イラスト交換日記』みたいに、ゲームソフトは無料、追加要素やプレイにお金をとるものがあるとは知ってましたし、自分も遊んでいるのですが、任天堂以外でこういうものが出てくるというのは予想してなかった? ええ、素直に驚き。でも、まあ、これはありがたいことだと、ダウンロードして『めがみめぐり』、遊んでいます。
私の持っているのは旧3DSなのでNFCを読むことができず、なので交通系ICカードとの連動はまだ試せていません。とりあえずざっと調べてわかったことは、定期利用分は読み出せない。そして私の持ってるPiTaPaでは買い物履歴を読めない、という2点でしょうか。なので私の場合はバスの利用と、それからまれに使うJRの乗車履歴。これくらいかな。そもそもPiTaPaで買い物すること、ないからなあ。以前は四コマ誌の購入に使ってたんですが、そのコンビニがなくなっちゃって、今は現金決済です。だから、幸か不幸か、PiTaPaの制限は問題ではないんですね。
ゲーム自体はシンプルなものです。新米めがみのツクモと一緒に、全国鉄道マップを盤面に見立てたスゴロクをしながら、言葉を教えコミュニケーションしつつ、ミニゲーム、モノノケとのバトルなどを通し、神格試験に挑んで、ツクモを成長させていく。途中途中に現れる、神格試験の試験官、個性的なめがみとの出会いはなかなかに面白く、反面ちょっとたるい。いや、やっぱりね、サイコロ振って、駅間移動して、停まったところでツクモとコミュニケーションして、いろいろよくできてる、優れてる、そう思わされるところはたびたびあるんですが、同じようなコミュニケーションが続いたり、また結構長めのADVパートは億劫に感じたりするものではないですか。でもスキップするとかもったいない。というので、未見のものはとばさず読んでますよ。
このゲームは、急いでツクモのレベルをあげて、とか考えない方が楽しいのだと思います。神格試験にかかるミッション、それをクリアするために、あっちの駅、こっちの駅へと移動する。その旅の合間にツクモと話しをする。ツクモがですね、よくできてますよ。なんと、しゃべる。これ、スピーチシンセサイザーですよね。Megami Speak Engineって名前らしい。これが驚きのクオリティなんですよ。教えた言葉のイントネーションを、いくつかの候補から選ぶことで、自然な読み上げをさせられる。一般名詞、有名な固有名詞はおそらくイントネーション辞書を持ってますね、これ。でも、そうした辞書にないような言葉もそれっぽく読ませることができて、これだけで結構感激ものでありますよ。これが携帯ゲーム機で実現されたということにも驚きますし、もう数年ほどしたらもっと自然に、より違和感ないスピーチが可能になるんだろうな、そう思わせるポテンシャルがありましたよ。
そしてツクモ、よく動きます。これはLive2Dでしょうね。2Dイラストがしっかりアニメーションしてみせて、これもよくできてるわあ。多様な髪形、多様な衣装、そして動きもあいまって、ツクモはかなり可愛くしあがっています。これ、今後アップデートとかあるのかなあ。コミュニケーション要素が大幅強化されたりしたら、それだけでかなりの人が魅かれるのではないか、そんな力を感じさせますよ。
私は今のところ、一日にちょっとずつ、あんまり一気にがーっとやると疲れちゃって嫌んなって、やめちゃうかも知れないでしょう? だから、一日二日かけて神格をひとつ上げる、それくらいのペースで楽しんでいます。寄り道しながら、いろいろアイテム集めたりしながらね、ミッションこなして、今や神格レベル4ですよ。って、低! いや、これくらいでいいんですよ。あんまり一度に遊んでしまうのももったいないってものですよ。
このゲームは鉄道地図を盤面としたスゴロクです。その鉄道地図は実際のものを反映していて、どこそこ駅にアイテム入手できるつづらがあるからそこに移動して、どこそこ駅が神格試験の会場になってるからそこに向かって、みたいなこと、サイコロ振りながらやるんですが、いやあ、駅がわからない! 今ね、富田林駅につづらがあるっていうんですが、駅の名前は知ってても、それがどこにあるかわからない! 阪急富田の近くじゃないのん? そう思ってたら、うわあ、全然違うやんか。かなり南の方。河内長野とかあたりか。もうちょっとで奈良とか和歌山やんか。いや、ほんと、これ、目的駅がぱっとどのへんか思い浮かぶ鐡の人はすらすら行き先決めて乗り換えルートを決定してみたいにできるんだろうなあ。自分は阪急沿線くらいしかわかってないもんなあ。ええ、見知らぬ土地、見知らぬ駅をゲームで知るのもまた一興、そんな感じで楽しむのがよさそうです。
ああ、そうそう。私は近畿地方からスタートしましたが、北海道からはじめたりするとなんかつらいらしいですね。うん、鉄道、ピンチらしいものなあ……。おそらくは神格があがっていくと、近畿を出て、他地域に向かう必要も出てくるものと思われます。となると、うーん、関西でさえ、大阪でさえさっぱりわからんのに、さらに遠くの土地となると、ネットで検索したり路線図見ながらとかしないときびしくなりそうです。
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