『まんがタイムジャンボ』2017年1月号、昨日の続きです。
『ペンタブと戦車』はここにきて新たな展開、急展開。里見青年がいうんです。もうそろそろ、曾祖父、すなわち里見大尉が結婚するはずだって。しかしそのお相手はいずこ? おお、出てきましたよ。これまた凛々しいお嬢さん。陸軍少将佐久間道造の娘、佐久間スミ! 可愛くていらっしゃらない? そしてこの人、想い人があるという。陸軍大尉さん。おお、里見大尉か! 曾祖父か! そう思わせて、いやきっと違うぜ、こいつは。そう思って楽しみに読み進めたらですよ、うおお、やっぱり違ったぜ! そうか、武田大尉か。だよなあ、武田大尉、素敵だものなあ! と思ったら、違う! やっぱり、スミさん、ちょっと変だ! 5年前の大連で、里見に介抱される酔った武田を見て、私が介抱してさしあげたい、そうした思いの募ったという! って、なんかやばいよ? でも、すごく色っぽくいらっしゃる。美しい。美少年みたい! あ、これ、そういうことか。うみねこ先輩向けのサアビスってやつだ! ともあれ、このままいくと歴史が変わる。里見青年あやうし。ああ、どうなるのか。楽しくなってまいりました。
『シコふんじゃえば?』は、スー女子会なる催しであります。相撲好きの女子、スージョの集う魅惑の会合だというのですね。舞が杏子を誘います。というか、強制的に参加させられとるわけですが、そこにはかのお尻姫もくるというのです。ああ、これ、杏子の知りあいだったりするんじゃなくって!? というのが私の予想でしたが、ああ、違ったー。ただ多少は縁のあるようで、北ノ島、すなわち杏子の父のファンであった模様です。というか、舞もなんで北ノ島尻うちわとか作っちゃってるの!? お尻姫、えりに夢中の舞に焼き餅やく杏子とかね、ちょっと可愛くて、そう思えば、酔ったいきおいで雲龍型土俵入りはじまっちゃったりね、なんだこのカオス。めちゃくちゃ面白い。ほんと、好きが限界突破しちゃってるお嬢さんたちの饗宴。大変楽しゅうございました。そしてその帰り道。舞をおぶった杏子の、たしかに感じる暖かみ。これもよろしゅうございました。
『大漁ガールズ』は、ハルキから栄子にターンが移りまして、完全なインドア派の栄子。外出したいとハルキがゴネたら、重い腰をあげてくれて、いった先はデパートのゲームコーナー。あらゆるジャンルでその腕前見せ付ける栄子が素敵。ハルキがね、魚のぬいぐるみ、とってもらったりしちゃってるのね。そしてふたりのいきつく先は、リール型コントローラーを使って遊ぶ釣りゲーム。って、こないだ映画いった帰りにちょろっと覗いたゲームコーナーに、こういうのありましたよ。水平に配置されたでっかい画面に魚ならぬ首長竜が泳いでる。そいつを釣るってわけですよ。へー、すごいのあるなー、って思ってたんですが、まさにそうしたゲームのバス釣り版、ハルキと栄子が対戦することになって、おお、すごい、栄子がやる気だ! というか、この子のこんな姿はじめて見た! というか、ハルキさん、あなたは文句が多すぎるよ! ともあれ、栄子、ゲームだけれど釣りの楽しみ、ちょっと覚えちゃった? その様子見てるハルキも嬉しそうで、そしてさらにここに雪子が乱入。ああ、雪子の釣果も気になります。
『大正みつば歌劇団』はよいなあ。裁縫の授業。女学校の情景なども描いてくれまして、そしてメインの演劇部に入っていきます。とはいえ、今のところ、なにもやっとらんのですけどね。市ヶ谷さんが素敵です。どんなことしちょるの? 素直に聞けば高円寺がうめく。部員も3人だけ。部室もない。それで部室を探すのだけど、おお、馬場先生。高円寺の本気を知るために演劇に関する知識を確かめる。これ、ぽんぽんと答えていく高円寺もいいんですが、問題がぽんぽん出てくる馬場先生もたいしたもの。馬場先生もお芝居好きなんかな? そういってる市ヶ谷に、そうかも、答えてる日野もいい感じ。基本ツッコミの日野、この子の表情、テンション低め? というか、高円寺がテンション高すぎるんか。ともあれ、そんな様子も魅力的かと思えば、小さくて可愛らしい市ヶ谷の、シンデレラを評して、あの王子様が活躍せんお話やね……。素晴しい、この冷たい目! いやもう、いいキャラクターが揃ってますね。
- 『まんがタイムジャンボ』第23巻第1号(2017年1月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿