2019年10月30日水曜日

疲れたので今日は休みます

疲れたので今日は休みます。

2019年10月29日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年12月号

『まんがタイムオリジナル』2019年12月号、先日の続きです。

『となりのフィギュア原型師』。半藤が壊れかけてる! エア原型をいじってるっていうの、これ、ノイローゼじゃないのん? 存在しないパーツが取れたので存在しない瞬着探すとか、めっちゃやばい、と思ったら、おこめ先生から見てもやばいのか。今やってる原型に悩みがある。その行き詰まりをどう解消するかというので、せっちゃんに助けを求めるんだけど、せっちゃんの半藤に対する借りを作るくだり、驚くような展開、けどめちゃくちゃスムーズで、半藤が特になにかしないでも勝手に成立してるっていうのね、おかしかったですよ。すごい、この流れ。モデルを頼むところもね、まさかの求婚!? って、いや、なんでそうなるの!? そこからのもろもろも、際どかったり可愛かったりと面白い。そうか、やっぱりこの漫画、メインはこのふたりなんだな。あらためて思わされて、せっちゃんと一緒に半藤も成長していくのかな? そんな関係も面白そうだって、というか、実際面白かったです。

『僕は女心なんて知りたくない』。春喜周辺、めちゃくちゃ面白い。子ども会でハロウィーンをやるというので皆で手伝うのだけど、現金な女性たち、その発言と本音の差異とかね、いや、でも基本素直な人たちだから、本音が聞こえてもむしろ悪くないなあって思えてくる。まずいのは同年代とか、もっと小さな女の子だっていうのがちょっとブラックで、春喜気の毒だなあと思うと同時に、この漫画の面白さだなって思うんですね。そして佐藤ですよ。どんだけ春喜のこと好きなの? ハロウィーンの予定聞いた時の反応とかね、生き生きしとるやん! さすがの春喜もちょっと引くレベル? でも、いいよなあ、彼。大家さんじゃないけど、ふたりの関係、応援したい。というか、今回大家さんの仕込んだBL設定、あれは本当に面白かった。この人、大好きですよ。

『とびだせT.O.Z』。兄貴、こんなに前面に出るなんて、久しぶりだ。この人のめちゃくちゃなトレーニング。今回は磔にあってるんだけど、このX型の磔台、誰が用意してるのかと思ったら親御さんなんだ。てっきり兄貴本人かと思ってた。この兄貴の奇行、先生が完全に匙を投げてるのがおかしい。できれば制御したいとは思ってるものの、兄貴、人の制止などものともしない。それで妹に丸投げされるんだけど、まるで聞きゃあしねえな兄貴。泣き落としが駄目で、仮病も駄目で、実力行使に出たらむしろ逆効果っていうの、ほんと笑いがとまらない。ターボジャブってなんなんだと思ったら、やり投げの練習用具なんだ。メイスみたいなのかと思ったよ。この兄貴、相当に普通じゃないんだけど、その普通でなさ、最高でした。そんな兄貴が妹からのはげましに心動かすところ、それがまたよかった。奇行が目立つだけに、普通の感情の動き、そいつが際立ちますね。

『大奥より愛をこめて』。代参の帰りに寄った歌舞伎座。そこでなにが行われているのか偵察する菜々緒と蒔乃。これ、蒔乃がすごいですよね。すっかり歌舞伎に夢中になっちゃって、楽しんじゃって、ハメはずしちゃって、宴会ではお酒にもすっかり酔っちゃってというの、ん? あれ? この子、酒には酔わないはずじゃ? と思ったら、そうなんですよ、これ、周囲を欺くための演技か! 酔ったふりして菜々緒に抱きついたかと思うと、観察した状況を的確に報告。ああー、かっこいいよ、蒔乃。この視察、密偵任務、もう完璧なんじゃない? と思ったら、ここからがあかんのか。ほんと、おかしかった。役割分担の失敗。そこから転がり落ちるように危機的状況におちいって、色男にいいくるめられる菜々緒!? そんな、この人が!? と思ったら、蒔乃は蒔乃で密偵であることがバレた!? ほんと、この危機、どう乗り切るの? これ、ハラハラさせられる。いや、きっと大丈夫なんだろうとは思うんですけどね、魅せる展開、引き込む展開でありますよ。

2019年10月28日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2019年12月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、トオルが見事に絵の具まみれ!? これ、特色ってやつですかい? ビビッドな色合い、ビシビシ誌面に強い印象立ててきて、これ、最初、え? 『きららキャラット』!? って思うくらい雰囲気違いました。しかもいつもと違うインクだからなのか、トオル自体の肌の色、目の色、それらも雰囲気全然違って、いつもよりピンクが強く出てる感。色調変化させた、そんな雰囲気が目を引いて、ポップで鮮烈。目を引きます。

今月は新規ゲストが4本です。

『彼女がイチバンかわいい』。まおと千尋、女の子ふたりの関係がメインに描かれた漫画です。内気? 陰気? 人付き合いを避けてた千尋が、今はまおにべったり。そのかつての人を遠ざけようとする態度、その背景が垣間見えるところ、ああ、この子、苦労してきたんだなあって思わされて、それが今やまおという友人がいる。この子の雰囲気もだろうけど、置かれた環境もずいぶん変わったんだって思わされます。この漫画、ふたりの様子だけでなく、あの帰り道、高台のカーブを見下ろす構図とかね、こういう描き方、魅力的。キャラクターだけでなく、背景、情景でも多くを語る、そんなところ、強みだなあって思わされるところありました。そしてこのふたりの関係の変遷、その見せ方もいい。構成でもって語るところ、これもよかったです。

『またぞろ。』。新学期、新鮮味がないといってる女の子。それ受けて、二周目なんだからと答えてるの、お、ループもの? みたいに思ったけど、いや、これ、違うのか。ほんと虚をつかれた感がある。あるいは、ループもの、転生もの、そういったものに触れすぎて、そっちの方が当たり前に感じるようになってしまっていたか。いやあ、留年ですって! しかもひとりだけじゃない。主人公格? 新鮮味のないといった巴が留年。それを二周目と指摘したことも留年。その側にいる詩季も留年。三人それぞれに留年に対する意識が違うのは興味深い。ことはかなり気にしてる。巴と詩季はわりと気にしてないのかな? で、気にしてること、この子はどんな具合かと思ったら、ああ、勉強駄目なんだ。これ、留年の理由、単純に勉強でついていけなかったからと思っていいのかな? みたいに思っていたら、あ、もしかしたら違う理由がありそうだ。その理由、1年間こもりきりだった? 背景など、気にさせる情報、これ、しっかり気持ちをつかんでいきました。この子たちのこと、もっと知りたい、そんな気持ちにさせられました。

『おらつきメイド』。姉からのプレゼント、メイドだっていうんですが、ええ、この人、本当にメイドでいいの? その格好は姉の趣味で着せられたらしい。しかもメイドをやるつもりがあったわけじゃないんだ。バイトしようと思ったらメイドやらされることになっただけなのか。いろいろ心配になる情報です。しかし能力は高いのかな? テキパキと食器洗って片付けて、と思ったら、料理は絶望的。驚きの黒焦げ、でも味はいいのん? このメイド、妹、秋名の部屋に居座るつもりらしい。その押しの強さ、それがおらつきの由来? 寝るのは秋名のベッド。一緒に寝たはずが完全に占有されてというこの状況。いずれこのまま、この部屋自体もそんなことになりそうな予感させられる展開でありました。

『白百合が咲いたり咲かなかったりする頃に』。この学校には帰宅部があるんだ。釘ノ宮梨花は、この部で中学の3年間を過ごして、特に疑問にも思わずにいたのだけれど、3年目にしてついに気がついた。部室に5時半まで拘束される。それは帰宅部ではないのではないか? これ、同部員の水森菜々子にとっても衝撃の事実だったらしく、こうしたおかしな? 普通じゃない? 様子、ナンセンスさをもって面白みにしていくのかな? と思ったら、ここにふたりの恋愛感情? それを載せてくるっていうんですね。好みのゲームのキャラクター。その育成をしていたら、自分の背後にそのキャラが!? これ、菜々子のコスプレなんだけど、すっかり籠絡されて、イチャイチャしてというこの流れ。なるほどタイトルにいう咲いたり咲かなかったりですね。しかし、ずいぶん濃密。描写的にもグイグイきますね。

2019年10月27日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年12月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年12月号、一昨日の続きです。

『ねことちよ』。ほんと、この漫画、いいですよ。ほのぼの、のんびり、ねこが可愛い。今回、お手伝い頼まれたねこがちょっと失敗。サラダのクルトン、それをはじめて食べたらね、おいしかったからとつまみぐい。食卓に料理運ぶたびにちょいちょい食べちゃうから、しまいには残りいっこになっちゃって……。これ、ちよは別にクルトン食べたからって怒ったりしないと思うんだけど、ねこがね見事に焦っちゃってさ、あの動揺っぷり。いくら誤魔化そうとしても、そんなのすぐバレるんですけどね、なんとか当座をしのごうとするねこ。可愛い。子供の子供らしい感じがよく出ていて、でも全体に素直ないい子じゃないですか。ちよのねこをしかるでもなく、悪いことしたらごめんなさいしましょうって導くところもね、優しいなって。ほんと、いい雰囲気。大好きな漫画です。

『ひまりのまわり』。前回出てきた女の子。黒髪ショートの、ひまりの周辺いろいろうかがってた女の子。今回はこの子がメイン? 早見涼風。いろんなことを知りたい、好奇心の極めて発達した、そんな子なんですね。今はナゾの転校生、ひまりに夢中。自己紹介もうまくできなかった子なのに、初日から二年生と仲がいい。観察するも、よく関係がわからない。で、そのうちにひまりに懐かれたっぽいっていうのがね面白くって、すがるような目? ついついサポートしたくなる、そんなひまりの魔力に負けてっていうの、ほんと、この子も面白いなあ。これ、前回と時間が被ってますよね? 同学年に友達作れっていって、ちょっと突き放された時。ああ、ひまりはこんなにも心細い思いしてたんだ。その様子ね、あまりに不憫で、ああー、涼風も放っておけなかったか。でも、これがきっかけでちゃんと友達できたっていうの。ああ、涼風にとってひまりがナゾでなくたった瞬間、それがいいじゃないですか。ひまりのまわり、彼女独特の空気感? そこにすぽっとおさまる人、なんか気持ちよさがありますよね。そしてラスト、涼風の興味の向いた先。ほんと面白いなあ。この子、いいですよ、気にいりましたよ。

『あいらいく俳句』。これ、前回と対になってるんだ。食あたりして保健室にやってきたおにぎり。なぜそんなことになったかが語られた今回、って、いや違うな。おにぎりの食あたり、むしろなぜそんなことに!? って印象は今回も拭えないよ。今回のメイン、あいですよね。おしとやか? 優等生? そんな印象のあるこの子の実情というかが、これでもかと語られた感ある今回。基本まじめで、そしてどこかハズれてる? 1限目体育というの忘れてたり、着替えた体操着、後ろ前だったり、そんなちょっと抜けてる? うっかり? ああ、これがこの子なんだなって、うんうん、納得させられる。体のかたさ、あれは面白かったな。自分もこんな感じ。しかし、あい、いい表情しますよね。そんなあいの反復横飛び。ものすごいもの見せられたっていうこの感じ。素晴しかったと思う。その後のいろいろも、単語帳の使い方が独特だったり、そしてテスト、要領が悪かったり、そのどれも、いい加減にやってるとかじゃないっていうのがちゃんと伝わるのね。この子の一生懸命は伝わる。それだけに、あちらこちらに顔を出す残念感、それが気の毒に思われて、でもトータルではすごくバランスとれてるの。いや、バランスとれてよくなってるとかじゃないのが、また残念感に拍車をかけるんだけどもさ。そして、おにぎり。食あたりって、そうやってなったの! ほんと、この人はなにやってるのか。この無茶なところ、ええ、この漫画のらしさですよ。しかし、この子の場合、自業自得感がすごいから、お腹こわしてもあんまり気の毒に思えない。ずっと苦笑、とどまらぬ苦笑。これもまたいい塩梅です。

2019年10月26日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年12月号

 『まんがタイムオリジナル』2019年12月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんをメインにハロウィンの仮装ですよ。ああ、山下さん、黒猫の格好? ボトムスはカボチャになってて、ちょっとシックなトップスとのギャップが可愛い。ええ、いい衣装だと思います。『小森さんは断れない!』からはしゅりとまさ子が登場。ふたり、悪魔なのかな? しかししゅり、すごい格好だな。ダイナマイトすぎる。そして『おしかけツインテール』は、フランケンシュタインの怪物やってる俊郎と花梨ですよ。花梨、白衣着て白髭つけて、なんか楽しそう。いいペアですよね。

『おしかけツインテール』。花梨の進路相談。ほんと、この流れ最高だったと思う。進路をどうするか、目的もなしに進学するのもどうだろう。悩みに悩んでる花梨に俊郎が助け船を出す、その的確さ。なんかね、いつも駄目人間みたいにいわれがちな俊郎だけど、ちゃんとした大人なんだって、花梨のことちゃんと見守っている保護者なんだって、心底思わされて、そのサポートするところなど感動的でさえありましたよ。いや、マジで。花梨の適性を見て、どうした職種が向いてるか、性格なんかも考慮してアドバイスする。ほんと、頼りになる大人だよ。けど頼りになる人ばかりだと面白みに欠けるからか、花梨母がえらいことしわよせ受けちゃってる感が! いや、いつものことか! これでこそ花梨母だよな! そして今回のラストですよ。俊郎の夢はどうなのか。花梨が気にしてたのですが、ああ、俊郎、ゲーム会社の夢、諦めてない。そのこと知らされた花梨の嬉しそうな様、これがね、この流れもね完璧で、素晴しかったわ。ほんと、この漫画、最高だと思う。

『ネコがOLに見えて困ります』。動物が人に見えるミコト。そうか、まるっきり人と同じになっちゃってるから、尻尾とかわからない。もちろん自分が飼ってる猫、OLさんの尻尾もわからない。学校の友達、ユラ、三島と尻尾の話題になって、ミコトの家に皆でいくんだけど、ユラの前でいいかっこしたがる三島がね、ほんと微笑ましくっていいじゃないかって思って、いやいや必死だよ、三島くん。そしてOLさんの尻尾。そうか、まん丸か! 読者もOLさんの猫姿、あんまり知らんからなあ。こうやって猫としての、というか本来の姿意識させられると、ミコトの困惑? みたいなの共有できて面白い。そういう意味では、今回読者はミコト側ですよね。そしてミコト、OLさんのこと、尻尾はまったくわからないんだけど、その表情やらなんやらで気持ちがわかる。それがさ、皆に共感されるの、うちの子限定の超能力だってね、これがまたよかった。雰囲気がよかった、楽しそうにしてるところもよかった。そして、OLさんの尻尾が見えないこと、残念に思ってるミコト。これがね、すごくよかった。ええ、微笑ましさに溢れてました。

カントリー少女は都会をめざす!?』。のっけから面白いなあ。もうすぐ十五夜ってテレビで団子が特集されてるの見てる八重だけど、そうか、この番組自体が2ヶ月遅れなのか。そうか、これが田舎あるあるなのか。とか思ってたら、本編途中で、日曜朝の番組が関西全体で遅れたり云々って、うわー、自分、当事者だったじゃーん! 笑った。面白かった。この子らのこと、もっと近しく、なんだかリアルに感じられた。素晴しかったですよ。さて、買った団子を振り回しちゃって、芋畑におっことしちゃって、そこからのもろもろ。これシンプルにおかしくって、ピヨピヨ八重とか、よじ上り八重とか、なんかレアじゃん。すごくいい。と、この団子がですよ、まさか最後の最後まで貫くテーマだったとか思わないじゃん。大河さんのお友達なんだからってみなからいわれて、お供達と捉える八重。ああー、桃太郎の! で、そこからのバリエーションがまた面白い。桃園の誓いまでいきついちゃいますか! この話題の幅。しかも八重、ばっちり反応できるのな。でもって、八重、すごくいい笑顔! この笑顔あってのあの落ち、あの表情の落差が生きる。ほんと、この子たち元気で楽しい。すごくいい。ほんと大好きです。

『スズちゃんでしょ!』。最終回でした。なにかものすごい展開、決着、なんてのがあるのかと思いきや、まあそんな風にはならない。うん、すごくこの作者らしいと思う。頼まれていた着物、一気にしあげて、その勢いのままお店に届けにいったけど、まさかの臨時休業。ええ、これですよ。着物の出来を見て、女将さんが、さすがねとか、見直したとか、そういう達成感みたいなのを見事にはずしてくるんですよ。じゃあ、若旦那とのあれこれ、それをぐいっと進展させるのかと思ったら、梨乃ちゃんと約束があるからって、ええ、こちらもすれ違い。なかなかね、スムーズに運ばない。でも、スズちゃん、若旦那のために夕食のおかず作って届けようとか思ったりね、で、それ渡して受け取ってのくだり、なんだか盛り上がらないなあみたいにこれまでずっと煮えきらない展開続けてきた甲斐があるってやつかい!? ああー、スズちゃん真っ赤ですか! え? 空が? ともあれ、このスズちゃん結構頑張って、赤面してること自覚なんてしちゃってっていう機微。この機微。ああ、これです、これですよ。最後にしっかり持ってきましたね。大きなことじゃない。ささやかではあるんだけど、そのささやかさに人の気持ちの浮き沈み、揺れて動いて、溢れるものあるっていうのがね、ああうまいなって。ええ、そんなよさある最終回でしたよ。

2019年10月25日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年12月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年12月号、昨日の続きです。

『球詠』。うわー、今回、冒頭からすごいな。柳大川越によるヨミ攻略ですよ。皆でヨミの投球フォームを分析していく。ヨミの投球場面、球種ごとの違いを比較して、明確なクセがある強直球を確実に見抜く。強直球は脅威ではあるものの、くるとわかっていたら対処できる。その恐怖。今はまだ対応しきれていないけれど、回を重ねるうちにタイミングもあわせてくるだろう。いずれ通用しなくなる、そんな状況で、こちらも相手の球に手が出ない。当ててもうまく処理されて、一進一退、どちらもこれといった当たりがないという中、悪送球で2塁打をこうむってしまう新越谷。これ、ほんと、ここから相手の流れになりそうな感じがある。ヨミの決め球を攻略できる、その確信がある柳大川越。対し新越谷はエラーをひきずりそうな気配漂わせて、ああ、怖い。ここで負けるわけにはいかんのですよ。まだまだ勝っていかないといかんのですよ。でも、ここから勝つにはどうしたらいい? ヨミの投球数、その多さも気にかかる。いやもう、ここにきて過去最大級のハラハラです。

『はるかなレシーブ』。この漫画は、ビーチバレーを通じ対話を重ねていくはるかとかなたの物語。改めてそうしたこと思わされた今回。はるかなの追撃をかわし、その攻撃を寄せ付けない夏希、沙都子組。あまりに手強いふたりに対峙して、なぜ沙都子は前に出ようとしないのか。はるかの感じた疑問が攻略の糸口となるのだけど、それは相手の弱点を突くのではなく、ただただ理解しようとする意識というのが素晴しいなって思ったんですね。沙都子へと一歩踏み込もうとするはるか。その姿勢は、沙都子を知り、沙都子の気持ちに寄り添おうというものに他ならず、たとえそれが攻略の足掛かりとなったとしても、敵対する気持ちじゃあないんだ。深く理解し、より近しくあろう、いうならば仲よくなろうとする意識になんら違いのないものなのだ。そんな風に感じられたのですね。この戦いの先にあらわれる関係、見えてくる景色がある。そのいまだたどりつかぬ場所への歩みがいよいよはじまって、ああ、なにを見せてくれるのか。ただ勝負の行方が気になるだけでないこの幅の厚みが実に魅力的です。

『SA07』。絵について、人と人の関係について、しっかり踏み込んできていい感じですよ。今回はクロッキーをやります。って、未体験の人もいるだろうって、小中でクロッキーやらんかった? 短時間で描く訓練。対象のかたちを捉え絵にする。ああ、美大にいった友人が延々やっとったなあ。こうした教室だけでなく、それこそそこらに立ってるだけの人でもなんでも手当たり次第に描いてた。今回は、そうしたとにかく描くということの大切さが語られたり、またこのたくさん描くということ、うまいと思ってる人がどれだけ描いてるのかって聞いてごらんって先生にいわれてね、ああ、絵を学ぶ同志としての関係性、そこにひとつのとっかかりができたじゃん。そして、宮田と茉愛の関係、いろいろあってちょっと気まずくなったふたりだけど、その関係修復の兆し! これも絵とおんなじかあ。はじめての気持ちにどしたらいいかわからない。人との関わり、その経験が少ないせいでどう接したらいいかわからない。そんな彼、彼女の、いろいろ話して知りあって、ちょっとのことでもう以前とは全然違う関係になってという、その様子。ああ、これも絵と同じだなって。たくさん描くこと、たくさん知っていろんな気持ちを経験していくこと。この重ねていくということが、この漫画のテーマなのかもと思わされたエピソードでありました。

2019年10月24日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年12月号

 『まんがタイムきららフォワード』2019年12月号、発売されました。表紙は『夢喰いメリー』。力強くパンチを放つメリー、なのですが、ああ、当のメリーは本編では出番ががが……! しかし、このメリー、スカートや袖、帽子なんかがボロボロになってて、その満身創痍ぶり。どれほどに厳しい状況に置かれてきたか、それでもくじけることなく気丈に振舞い続けたか、それを表すような表紙。ええ、戦いは佳境。ふたたびメリーに会える日のくること、彼女の強さに期待して待ちたいところです。

今月は新作ゲストが1本です。

『恋と呼ぶには』。人を好きなるとはどういうことなのか、それを考えてみるような漫画。内省的といいましょうか、好きになった相手のために容姿もなにも変える女子を見て、軽く軽蔑、それでも共感を覚える主人公。この少年が好きなの、幼馴染みの男子だというのですね。けれど、その彼は同じく幼馴染みの女の子とつきあうことになって、かくして破れた恋を胸にふたりから距離を置きつつあるという主人公。そんな状況で冒頭の女子と再会するっていうんですね。その彼女も失恋、しかもその相手というのは嘘で告白して彼女のこと振り回して遊んでいた、ゲームだったというのだから傷心もひとしおでしょう。そんな彼女と主人公の問答。男はいいなって、顔がいいだけでちやほやされて、女だってとっかえひっかえで。まったくの八つ当たりなんだけど、彼からしたら好きな相手、男とつきあうことに性別という障害のない女の方がずっといい。よく知らない同士だからこそかも知れない、本音を隠さないやりとり、そこに現れる人を好きになるということの意味、彼ら自身にとってそれはなんなのかという問い掛けのようにも感じられて、その答の容易に出せない様などよかったです。これ、主人公がゲイであること自覚していることで、このふたりが今後つきあうことになるみたいな展開がないこと示唆されて、だからむしろ同志? 仲間みたいになってるのね。そういうなんだかニュートラルな感じ、そこも気にいりました。

『桃ノ木家の四姉妹』。なんだ、今回、やたらカオスっぽい雰囲気あるぞ。むやみやたら元気だけはあるニノ。この子とクールな委員長の交流話? といっていいものか。なんかほんとによくわからないのよ。ニノが拾った委員長のパスケース。学生証入っていて、なんとか届けようとするんだけどニノが寄ると露骨に避けられる。そんなニノと委員長の再会。これがもうすごいの。なんだこれ!? って感じ。営業前なのに気づかないまま突入していった銭湯。気持ち良く裸になって浴場にいったら、なんとデッキブラシにまたがって飛ぼうとしている委員長が! 全裸対デッキブラシ。これはつらい、恥ずかしい、共感性羞恥持ちの読者がいよいよ試されようとしている! そんなシチュエーション。そこからの展開もすごくて、驚きのあまり湯船に落ちた委員長。必死で引き上げたら息をしてない!? そのまま人工呼吸までいく!? これ、ニノの知識がいいかげんだから助かったよね。本気で心臓マッサージされてたら、委員長、危なかったよ! すんでで目覚めた委員長に突き飛ばされて、今度はニノが水没。なんだこれ、とんでもないコメディタッチだよ。でも面白かった。これ、委員長の家が銭湯なのかな? なんて思ってたら、さらにもうひとつ秘密をかかえてらっしゃった。ああ、あなた留年してるの。誰にもいってないわよね!! って迫るんだけど、ニノ、まるで気づいてなかったよね? 今回、委員長、ちょっと自爆案件みたいです。

夢喰いメリー』。姿を消したメリー。どういうことかと思ったら、白儀に喰われてしまった、取り込まれてしまっていたというのですか。クリオネがいうには、メリーの音はどこからも聞こえない。まったく消えてしまったというのですが、彼女がいなければ現界も幻界も救う手立てがない。次々現れる銘無しにより混乱は広がりつつあり、もしこれが学外にまで溢れれば手のつけようもなくなるという、本当にぎりぎりの状況。さあ、ここで白儀に対峙するは我らがヒーロー夢路。しかし彼になりができるというのか。門番メリーのいない状況でなにか打てる手があるとすれば、夢路の持つ能力、夢魔の力を借りる武装明晰夢であるのか。だとしたら、どんな力がこの危機的状況を打破しうる可能性となるのだろうか。いよいよ山場も山場。今度こそ本当の最終決戦だろうけど、わくわくする気持ちより、不安、心配が強いんですよね。いや、夢路ならきっとなんとかしてくれる……。

2019年10月23日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年12月号

『まんがタイムスペシャル』2019年12月号、一昨日の続きです。

『六畳一間の憑き物石』。オカ研の亜依さん。瞬に入会を断わられてめちゃくちゃショックを受けてるの、気落ちしてる様子、気の毒なんだけど、この人、なんだろう、可愛いよなあ。この作者の漫画は人が可愛い。見た目とかではなく、その人の振る舞い、人となり、そこに愛らしさをのせてくる、そんな才能があるのだと思います。さて、瞬が入会を断った理由。漬物を食べたことでこいしのことを見えるようになったからというのだけど、この新たに増えた見える人。いずれその存在を目撃されてしまうのでは? なんて思ったら、ああー、まさに今回がそうでしたか。亜依に見られて、観念して、瞬もこいしもオカ研で活動する、そんな流れなのかなあ。と思ったら、そこにさらにこいしが見られてしまう異なるシチュエーション盛り込んで、ああー、そういう展開するとは予想外。予想外にして、なるほど乗り切れたと思ったピンチ、この動揺がために見事にバレましたか! もう誤魔化しも無理なレベルでバレましたか! でも、これ、亜依に見られたこと、これはもう大丈夫っぽい。ってのは、瞬に見られたのが大丈夫じゃないからか。この照れるこいし、鈍い瞬、ふたりのやりとり、なかなかに通いあわなくて、ちょっと微笑ましい。ふたりの関係、これでちょっと変わったりするのかな? 亜依の介在、これもなんらか影響しそうですよね。

『コスプレ地味子とカメコ課長』。課長が紫ノ井の家にやってきた。おお、さすがの課長も緊張するんだ。やっぱり女性の部屋だから? と思ったら、どうも違うな、なんか聖地巡礼っぽいノリになっとるよ? 自分の部屋に男性が? っていうので意識しちゃってる紫ノ井だけど、課長はそのへんは気にしないのかな? そう思ったら、あー、やっぱり意識はしてるみたいですね。紫ノ井の一人相撲みたいな話ではない。あのジッパーのくだりね、あの緊張しまくってるふたり、微妙に面白い。しかしこの漫画、コスプレイヤーの紫ノ井に対してもそうだけど、衣装の作り手としての紫ノ井にも課長がリスペクトを惜しまないところ。むしろ敬虔とさえいっていいほどに尊重しているところ、それがいいよなって。課長の態度、それが実に自然と思える。大げさでアンバランスでさえあるんだけど、それが不思議とおかしくない。いい魅力になってると思います。

『タヌバレ』。実は結構好きでした。まだまだ伸び代のある、そんな雰囲気ではあるのだけど、それだけに今のこの雰囲気、愛らしいキャラクターと楽しい雰囲気、それが貴重とも思われて、だって今あるこのよさというのは、作者の持ち味そのものだと思ったからなんですね。うまくなることで、このよさを伸ばしていけるのか、あるいはもっと違うよさを身につけていかれるのか、それはまだわからないのだけど、もしこの漫画が長く続いたら、そうした可能性、変化なんてのが見られたんだろうな。なんて思うから、この漫画の終わってしまったこと、さらにいえば、こういう漫画の受け皿となって、育て伸びていく場としての雑誌が失われること、残念に思われてならないのですね。

雑誌が一誌なくなるということは、掲載枠が一気になくなるわけで、スペシャルから他系列誌に移籍する漫画もあること、それ自体は嬉しいことではあるのだけど、それは逆に他誌の枠が減るということでもあって、それはやっぱり損失だなって思わざるを得ない。新たに現れる才能、育っていく才能、その可能性の場が減ってしまった。確かに今はwebが発表の場として(以前よりも確実に)機能していて、そこから現れる才能もある、そこで育つ才能もあるわけだけど、反面webでは見出されない表現もあるはずで、だからこそそうした場のひとつであったこの雑誌が休刊してしまうことを残念に思っています。

休刊を一番残念に思っているのはその作り手であった出版者、編集者、作家でありましょう。その可能性を信じていたのもおそらくは彼らでしょう。かなうなら存続させたい、そうした思いもきっとあったろう。それだけに雑誌という媒体を続けることがもう難しいという現実がつらく、歯痒い。こうした流れはもうとまらないのかも知れません。時代の節目に立っている。そういうことなのかも知れません。

2019年10月22日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年12月号

『まんがタイムきららMAX』2019年12月号、一昨日の続きです。

『ももいろジャンキー』。ももの誕生日を目前として、とはいうけど、一ヶ月以上先なのか。気がはやいな、もも。いや、子供というのはそういうものか。お友達のめぇちゃんの誕生日会、それが楽しかったんだろうなあ。で、ももの誕生日会の準備をします。招待状を書くの、美耶のイラストがリアルタッチで、ほんと、すごいよね。これ、わざとなの!? ってくらいの迫力。結局卯月に頼むんだけど、卯月の描いたブタのイラスト、それを写すだけなのに、なんでそんなリアルタッチブタ? むしろ、こっちの方が難しいよね!? ももの周囲にいるお姉さんたちが力を貸してくれて、ドレスのデザイン決まったり、それをお姉ちゃんが作るんでしょう? ほんと、もも、楽しい会になるのではないでしょうか。そして最後に美耶の試練、もものお友達がいっぱいくる。知らない子供いっぱいと聞いて緊張しはじめる美耶。ああ、これまでの総決算ですね。そして漫画も総決算、次回で終わっちゃうのか! うわあ、もっと見てたかったなあ。そう思うくらいに、この子たちの周辺、楽しかったですよ。

『魔王城ツアーへようこそ!』。こちらもか! いやあ、びっくりしましたよ。魔王城、観光地化計画。少しずつかたちになっていって、いよいよこれからだって矢先にトラブル発生。ああ、召喚されたつむぎ、その滞在期限が終わろうとしているのか。もとから召喚は時限式。時が過ぎればつむぎ滞在に必要な魔力が尽きて、もとの世界に戻されてしまう。その時が近づいてきたとわかって皆の見せた狼狽。そうだろうなあ。今やつむぎは欠くことのできないスタッフで仲間だものなあ。メロウの憔悴、そして半ば帰還を受け入れてしまっているつむぎ。それが悲しくて、ええ、もっともっと彼女らのしあわせな時間は続くものだと思ってた。そしてつむぎ帰還。次号、最終回。再召喚は叶うのか。これ、つむぎにとってどちらの世界がしあわせなのか。そうした問題でもあるけど、でも答はもう出てるんだよなあ。彼女らの望みが叶ってほしい、その一心ですよ。

『私を球場に連れてって!』。今回はタマスペシャルか! レオナ補習、猫子発熱。かくして今回はタマひとりでの観戦、となれば目的は球場飯! って、間違ってる! いや、これはこれで正しいのか? しかし今回のエピソード、今、球場の食環境ってこんなに充実してるの!? もう驚かされますよ。うどんとか焼きそばとかフランクフルトとか、そういうのは昔からあったように思うけど、ピザとか! しかも本格的なの! これ、確かに食が楽しみになるのわかるなあ。しかし今回の話、複雑なの、試合自体は負けてるのな。緊張する状況に買い出しにいって、リラックスできる攻撃時に食べるといってるけど、こんだけ負けとるとなあ、飯がうまいともいってらんないよね。今回、知って驚いたの、埼玉ってうどん生産量全国2位なのか。ほんと意外。そして面白かったの、弟からデブメシとかいわれたり、そしてうどんスタンドのお姉さんですよ。覚えられてるどころじゃないな。というか、どんだけ食べるのかタマ。それで太ってないんだから、どこにカロリーは消えるのか。あの旗パタパタじゃないのは間違いないよね。端からタマを見守るファル子、この子の視点がまた面白かったです。

『ぼっち・ざ・ろっく!』。ぼっちの秘密、ギターヒーローであること、曝露されました。さて、それでぼっちはどうなるのか。特にどうにもなりませんでした! みんな、それとなくぼっちの背景、うかがってたんですね。いやまあ、そういう雰囲気、出とったもんなあ。じゃあ今回のもろもろ、これがどういう意味を持つのか。ああ、天然煽り癖のあるライターのおかげで、みんな、火がついたんだ。すごいのはぼっちだけ、バンドとしてはたいしたことないっていわれたの、そりゃあ黙っちゃらんないよね。そしてその気持ち、それと打ち合わせたわけでないのに、同じ方向に向かって、あの最後に現れたぼっちですよ。いつになくいい顔をしていた。悩んで迷った末に、覚悟決まった、そんな感ありますね。腹の座ったぼっち。これ、なにか起こしてくれるんじゃないか。そんな予感がひしひしとします。

2019年10月21日月曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年12月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年12月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。メイン5人が勢揃いして、満面の笑みでもって手を振ってくれているんですよ。ああ、最終回表紙だ。連載の終わり。物語においてもエノとサヨは卒業を迎え高等部に進んでと、別れとそして新しい出会いが示唆されています。ええ、この表紙イラストもそうしたひとつの節目を表して、けれど決してそれは悲しいことではないっていってくれている、そんな明るさ、元気さが感じられます。そしてもうひとつの節目、今号をもって『まんがタイムスペシャル』は休刊を迎えることとなりました。ああ、そうかと空をあおぐ思い。これはどういいつくろおうと切ない別れですね。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。つきあうことになったふたり。その後どうかと思ったら、意外や普通。ちょっと距離の近さを意識して、みたいなことはあるみたいだけど、物理へのありあまる情熱ほとばしらせるところとか、なんも変わっとらんなあ、とか思ったら、朝永、普通に好きですとかいっちゃうんだ! これまでのうろうろが嘘みたい! それ観察してる陸上部、化学部、生物部が、とりわけ野依がやられまくっとる。甘々すぎるやりとり、たえがたいですか? でも、すぐそばにいる陸上部もたいがいよ? しかし、メインふたり、素直になったらすごくよい距離感ね。なんだろう、無理のない関係というのが見ていてよくわかる。そして、この恋の成就が物理を知るということ、その気持ちのありかたと重なってるというのが素敵だった。この世界が昨日とは違って見える感覚。それ、ワンダーというやつか。サイエンスのワンダー、そして恋のワンダー。そのともに浮き立つような思い。素敵な決着を見ましたね。

『うちの可愛い掃除機知りませんか?』。クリスマスをいよいよ迎えようという時期。透が智枝の家で料理に取り組んでいるんだけど、それ、妹、十萌のためだっていうのは重々承知しているのだけど、現状は掃除機アプリを喜ばせるばかりになってるというのが面白いですよ。アプリはサンタクロースの格好して、これ可愛いなあ。ヒゲがいいよ、ヒゲ。十萌がなにを欲しがってるか、わからなくて悩んでるんですね、透。いやほんと、十萌がかつて喜んだシリコンスプーン、十萌が見出してる価値がまるで透にはわからないというのがね、むしろ智枝が理解してるっていうのがね、姉の抱えるもどかしさ描き出してよかったですよ。しかし透、智枝もいうようにいつもは見せない様子、表情を見せてくれて、ああこの人の存在、その幅というのがふくらんでよいなあ。ええ、透、このイベントを通していろいろ気持ち動かしてますよね。クリスマスが楽しみになる、そんなふたりの様子でした。

『ワタシを欲しがる河野さん』。おお、最終回、いいラストを迎えたではないですか。吉山内が河野からいろいろ聞き出そうとしている。好みの色とかリサーチしてるっぽい。なぜ? ああ、なるほど、河野の誕生日が近いのか。それでなにかプレゼントしたいと、喜んでもらえることをしたい。いい後輩だ、吉山内。そして今回、なにがいいってさ、吉山内が頑張ったこと、それ、河野に河野自身の魅力を伝えようとしたこと。理想からかけはなれた自己像にいわば苦しんでいる彼女に、吉山内、港、ふたりして手をかけて、河野の気持ちも彼女の自身へのイメージも、きれいにさっぱり塗り替えていこうっていうその気持ちが嬉しい。ああ、自分は可愛くないと思っていた河野。けど自分のことかわいいといってくれる人がいて、そして自分自身そう思えるようにもなって、見事にこの人の世界が変わったわけですよ。いいラストだった。吉山内、すごくいいことした。最高でした。

『ローカル女子の遠吠え』。え? 静岡って西日本なの!? 調べてみれば、糸魚川静岡構造線より西が西日本。そうか、フォッサマグナか。というか、静岡の東半分、フォッサマグナの向こう側か! あらー、静岡全部がフォッサマグナの向こうみたいに思い込んどった。勉強になるなあ、この漫画。うどん圏とそば圏の話。地質学的区分じゃなく名古屋が境になってるとか、なるほどわかりやすい。こういうのね、読んでてすごく面白くって、西日本のはずの静岡だけどカップうどんは東日本仕様だとかね、でもってこれが関ヶ原が境目とか、こういう地域雑学? みたいなの、ほんとシンプルに面白くて好きなんですね。西日本向けと東日本向けの商品、それが両方買えるのが静岡のメリットみたいに話されて、あ、じゃあカールは? と思ったら、あれは近畿以西なのか。なかなか思うようにはいかないものだな。こうしてあるあるネタみたいなの、雑学みたいなの、面白く読んでるわけですが、そこに加えてギラギラ女子桐島みたいなのとかね、そしてデートスポット増やして少子化対策っての、チクリと皮肉るの、こういうのが面白い。ほんと、今回も見事に充実して、すごくよかったです。あと、秋津さんは可愛いです。

2019年10月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年12月号

『まんがタイムきららMAX』2019年12月号、昨日の続きです。

『しょうこセンセイ!』。これ、めちゃくちゃ可愛いな。軽音部にお願いされてボーカルやることになった翔子先生。うまいからじゃなくて癖になるからなのか。でも、なんかわかる気がする。翔子先生効果で軽音部に参加希望が殺到したり、それでオーディションやることになるっていうんだけど、翔子先生、希望してまでやりたいものなの!? けど、オーディションがあるから事前に準備したり練習したり、しかも皆の前で披露するところですよ。あれ、めっちゃ見どころ、一気に持っていかれた感ある。まじかる舞っていうんだ! 見た目に可愛く、実に魅力的。歌はフレミングの左手の法則か。最初、今回はどんな展開するのかと思ったら、歌、踊り、リコーダー、見事な山場があって、強み活かしてきましたなあ。そして最後に約束不履行の落ち! ええ、これも完璧な回収でした。

『ハルメタルドールズ』。チズ、苦労するなあ。かなめが軽音部を乗っ取る宣言する際に、勝手にチズの写真送り付けられたりね、それでチズが喧嘩売ってきたって勘違いされて、ああー、見事に振り回されてる。軽音部部長はメタルが嫌い。そこにあの居丈高なかなめの言葉。初対面は最悪といってもいい。週末のストリートライブでも、部長と対面してね、最初はさ印象よさそうだったじゃん。チズの私服、めちゃくちゃ可愛いのな。で、フライングV、ハルの影響受けてる同士、わかりあえそうな雰囲気出してたっていうのに、ああー、こじれた。喧嘩売ってきたメタルの女と思われちゃった。しかも対決することになってしまったっていうんだけど、これ、この対決の先に和解ないし円満な決着なんてあるんだろうか。とりあえず、不和、軋轢をもろに被ってるのチズよね。これ、チズがなんらかの主張をできるようになったら、変わっていくんだろうかって思ったりもするんですが、ええ、この子の変化し、成長していくところ、それが鍵になるのは間違いない。だから後はその時がいつくるかですよね。少なくとも、この子が望んでいない不和、それを避けられたらよいなあって、チズのためによいなあって思っています。

『みわくの魔かぞく』。ミラ、風邪をひいたんだ。でも、これまで風邪なんてひいたことないから、これが風邪とわからないってね、極端だよ! と思ったけど、あんがいそんなもんかも知れませんね。ミラ、ホームルームの最中にばたーんって、倒れ方がすごいな! 今回、ミラの体調の変化に気づかなかったって自分のこと責めてたまいのこと、ケルがはげましてくれたのもよかったのだけど、熱で弱ったか、ミラがまいに甘えて、ずっと一緒にいてってね、頼りにしてるの、その、まいが求められていることがまたよかったなあって思ったんですね。なにかと自信のないまいだけど、ミラからしたら大切な人なんだって。あるいは憧れの相手でもある? そうしたことに気づけたのならいいなって。ほら、ケルもいってた、両親が再婚する前からまいのこと話してったていうの、ミラにとってまいがどういう存在であるのか、それが今後はっきりしていくといいなって、それがまいに伝わるといいなって、そう思わされた今回でした。ところで、布団に隠れてる時のまいとか、ミラに抱き寄せられた時のまいとか、すごい顔してるね! ほんと、面白かったです。

『いのち短し善せよ乙女』。今回の乙女の一日一善。逃がしてしまった強盗をサインペン使って捕まえないといけなくなったっていうんだけど、無茶じゃない!? 無理じゃない!? けど、まさかの展開してみせるのがね、この漫画の魅力ですよ。ほんと、天使のエリカの記憶操作。勢いあまると記憶に干渉したりするんか! ヤバいな! ほんと、ヤバいな! 気楽にほいほい使っちゃ駄目な能力だよ、それ! けれど、警察官の記憶が失われたせいで、乙女の能力が必要になってきた。似顔を描く。エリカに煽られるままに描くんだけど、なんだそのBL風味! 乙女のやらかし、これがもう面白くって、そこに加えて、自分はこんなにイケメンに見られてるのかって、まんざらでもない警察のおじさんがまた面白い。受け入れるなよ! ほんと! でも、この絵じゃ犯人見つからないよね? そう思ってたのに、まさかそんな展開が!? 強引だよ! でも、その強引さ、嫌いじゃない。さらには、犯人逮捕にいたるまでのもろもろ、乙女のBLイラストが大量にコピーされたり、さらには犯人逮捕のお手柄で新聞にまで載るんか! この顛末には笑わされました。その笑いの幾分かは苦笑だったようにも思うのだけど、面白かったこと、これは掛け値なし。間違いなしの面白さです。

2019年10月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2019年12月号、発売されました。表紙は『初恋*れ〜るとりっぷ』。可愛く胸元でハートを作ってるそら、左手にRAIL TRIPの小旗、右手でちょこんとエプロンつまみあげてカーテシーっぽいポーズしてるまひろ先生、ふたりともに動きあって可愛いらしくていいですよね。そらですよ。ジャンプの躍動、はねる長いツインテールと、表情も、そのどれもがこの子の頑張り屋ってこと表現するようで、実にいい。先生も、そらのこと応援してるみたいなところあって、またいいんですね。

『初恋*れ〜るとりっぷ』。おお、鉄博! 床に時刻表、天井はダイヤグラム! へー、そんななってるんだ。と、今回、施設の紹介があり、けれどそればっかりにならなかったのは、そらの寝不足、これあってのことでしたよ。前夜、先生に抱き枕がわりにされて眠れなかった。朝から先生とのレアシチュエーション続発で興奮。ダブルでテンションがおかしくなってしまってるの、これが随所随所にアクセント挿入して、面白かった。しっかり寝てるのに、いつもどおりだというのに、鉄道いっぱいでハイテンションな先生をひとりにしない、そういう点でもよかった。ハイテンションとハイテンションが新たな境地を切り開く。さらには他の部員のこともほめまくって、なんだろう、いつも以上の密接感、パワー溢れかえってる! 最高でした。

『こみっくがーるず』。フーラ先輩、退寮するって本当ですか? 夜な夜な皆の枕元で、涙ながらにさよなら、さよならと囁くその姿。まさしくホラーで、ああー、扉のあなたはあんなにも美しいというのに、このギャップ! 本当、後輩からビビりまくられていて、けどそれでも愛されているっていうのがいいですよね。今回はフーラ先輩の悩み。漫画を続けるのか、あるいは漫画以外の道も模索するのかで揺れていて、はたして彼女の選択やいかに! というんだけど、その迷う様。もう、じたばたじたばた潔さのかけらもなくって、誰かに決めてもらいたい、求められたい、そうした気持ちのにじみでるというか、あふれかえってる様、ああー、でもこういう気持ちわかるよね。かおす、琉姫が共感しちゃってますけど、こうした弱気、わかるわーって人も多いと思うんですよね。わかるわー! めっちゃわかるわ。でも、そんなフーラ先輩のこと、かおすがほんとのほんと、その底までばっちり理解してた。いい後輩じゃないですか。最後の最後で、あすかの帰還、これまでのフーラ先輩の大騒ぎが全部全部ひっくりかえされちゃうんだけど、それもまるごと受け入れてるかおす。ええ、この先輩のまわりにはいい理解者がいますよね。でも、これ、かおすの見せ場、奪われちゃってると思うのだけど……、でも、本人、満足そうだからいいんですよね。面白かったです。

『社畜さんと家出少女』。ナルの友人、程島かおり。見るからにクール、落ち着いて、余裕あるたたずまい。そうか、昔から実際より年上に思われてきたのか。あだ名はホドシマ? 彼女の働く喫茶店にナルとユキ、ふたり訪れて話をするんですけど、あ、ユキとホドシマ、初対面じゃない……? そうだ、そうだった、以前登場してました。ナルのこと遠くで見てた人。なるほど、この人、見た目ほどに落ち着いてないんだ。ナルのこと大好きで大好きで、クールな素振りの向こうに隠された本心! ほんとはそんな感じの人なんだーっ! めちゃくちゃ面白かったです。ユキのこと、ちょっとライバル視!? ユキにナルをとれたって、見事に平常心失っていて、かと思ったら、ナルの心づかいにそんなにもラブハートっ!? そうか、ユキはこの人のもとでバイトすることになるのか。ほんと、えらい人のもとに送り出すことになるな! でも、ナルもホドシマの真実は知らんわけか。これ、いつかユキの前で漏れ出したりするんかな。面白いことになってきたぞ、そう思わずにはおられない展開。グッドです。

『ななどなどなど』。これまた面白い。ななどの言語設定、勝手に切り替わって大騒ぎ。突然アラビア語? になったかと思ったら、英語になったり、あと全然わからないのが出てきたりと、高性能だなあ! といいたいけど、本人が制御できないのはマズくない!? そうか、「言語」という単語に反応して切り替わる。って、よくわかったな。それで、るるがずっとゲンゴゲンゴいい続けて、日本語設定を呼び出したの、試行回数453回! ソシャゲのガチャにたとえるのはやめよう! でもほんと面白かった、と思ったら、また速攻で切り替わる。今度はイタリア語か! べそべそ泣き出するる。ほんと面白い。その後の妹、茶々に助け求めるところくだりも最高で、wi-fiに繋げるの、パスワードを口頭で入力するのは、ちょっと抵抗あるなあ! ダダ漏れになるやん! ともあれ、得意気だったり強気だったりするななどもいいし、しったかぶりして自爆したりめんどくさがったり怒ったりする小町も実にいい。ええ、皆いいキャラクター。高山萌も実にハイスペックで、これらキャラ強めの子らがひしめいて、誰ひとりひっこまないってのがまたすごいですよね。すごく個性が噛み合って、面白さをがんがん押し出してくる。最高でしたよ。

2019年10月18日金曜日

ゼブラ エマルジョンボールペン ブレン bLen

 やっとこさといっていいものでしょうか。特に待ってはいないのですが、ついにボールペン課題の月がやってきましたよ。ペン習字の話です。ボールペンが好きではない私がボールペンに取り組まねばならない月。普段、仕事ではボールペンも使うけれど、油性ボールペンは忌避して水性ゲルインキのペンを使ってる。ですが、ペン字のボールペン課題では万年筆に筆致が似る水性は推奨されなくて、ええ、苦手のボールペンを苦手の油性で取り組まないといけないってわけです。

しかし、今月はちょっと様子が違いますよ。なんといっても、こちらには新兵器があります。ゼブラのボールペン bLenですよ。

筆記ストレスの軽減を売りにしているボールペンです。ペン先のブレをなくしたのでブレン。重心を低くして軸がブレにくくなったのでブレン。あとはパーツの隙間を減らして各部品のブレを減らしたのでブレン。無用の揺らぎが出ないようかっちりとしたつくりになってるというのですが、こういうの、ちょっとさわったくらいじゃわからないですよね。なので、ボールペン課題がくるのを待っていた。例年の課題に取り組むことで、このペンの真価、個性、利点もろもろわかるんじゃないだろうか。

それでもし、これがいいとなったら、今後はbLenがメインボールペンになるってわけです。

bLenには0.5mmと0.7mm、細字と中字にあたるのかな? 2種類の太さが用意されています。もちろん両方揃えていて、おそらくは0.7mmを選ぶことになるのではないかと思います。このあたりも、どっちがいいと事前に決めるのではなく、両方を使ってみてどちらがよいか見極めたいと思います。

2019年10月17日木曜日

VOX モデリングギター Starstream Type 1 Plus

 実はギターを買っておりまして、VOXのモデリングギター、Starstream。実はずっと前から興味持ってて、公式サイトとかレビューとか、いろいろ見てたりしていたんですが、ギターなんてそんなにポンポン買うもんじゃないし、増やしても弾かなかったらもったいない。そう思ってたらね、忘れた頃にですよ、なんかやたら安いのが売ってるって人から教えてもらったわけですよ。アウトレット、2級品なんだそうですが、売価にして通常品の半額くらい! うっわー、どうしよーかなー、考えて考えて考えあぐねた結果、買ってしまいました。うん、いつものパターンですわ。

VOX Starstreamはモデリングギターといいまして、弦振動がデジタル回路を経由してまったく違った個性の楽器の出音になって出力される、そんなちょっと特殊なギターなんですね。LINE6のVariaxがこのジャンルの先駆者になるのかな? モデリングアンプといって、様々な特性のアンプをシミュレーションしてくれる、そんなののギター版。これ1本あれば、全然違う個性のギターを複数手にしたも同じ。本物そのものとはいかないかも知れないけれど、柔軟に音色を切り替えて使い分けられるのは便利なのでは? みたいなこと思いましてね、興味だけは持っていたのでした。

さて、VOX Starstream、弾いてみた感想なのですが、初日、試しに弾いてみたアコースティックギターのモデリング。正直なところいいますと、ええーっ、この音で本当にいいのんか!? いやあ、駄目だよ、全然駄目じゃない!? そう思ったのだけど、不思議なものですね、翌日もう一度弾いてみたら、あ、これはこれでいけるかも。そりゃちょっとアコースティックというには不自然に感じるところもないではないけど、これはこれで充分弾けるよな。すっかり感想が変わってしまいました。

弾いてるうちに、このギターの弾き方がわかってくるんだと思うんですよ。アコースティックの音色、その場合はどのくらいの強さで弾いたらいいか、バランスよくなるか、みたいなのがわかってくる。触って、慣れて、馴染むといったらいいのでしょうか。このあたりは、モデリングギターでも、普通のギターでも、さして変わらんのでしょうね。

このギターには、ピックアップの異なるエレキギター数種とボディサイズ、弦の質が違うアコースティックギターを数種類。あと12弦ギターとか、リゾネーター、シタール、バンジョーみたいな変わり種に、ギターシンセが3音色用意されています。それで自分はなにをメインに弾いてるかというと、アコースティックギターなんですよね。このあたりはもう本当にどうしようもないと思うのですが、エレキギターマインドがまったくないといいますか、正直よくわからない。なので、弾くとなったらアコースティックギター。しかもフィンガースタイルで、これまでドレッドノートで弾いてたようなのを弾いてるってね。ほんと、こういうところ保守的ってやつなのかも知れません。

このギターはミニジャックがついてるから直接ヘッドホンが使えて便利です。これまでエレキギター弾くとなったら、ギター用意して、アンプ用意して、ケーブルで繋いで、みたいに手間がかかった。amPlug使うにしても同様で、その点、Starstreamはひと手間減らすことができる。amPlugとそんなに変わらんやん! って気もしますけどね、でもそのたったひと手間をケチることができるのがどんだけ大きいか。ギターによってはamPlug、安定しないしね。

ヘッドホン(インナーイヤーだけどね)を使える利点は他にもあって、これ、サイレントギターみたいに運用できます。それこそ夜中に弾いても全然うるさくならない。アコースティックギターは弱音器つけてもさほど小さくならんしね。けど、これだと生音はアンプ通さないエレキギターだから、ボディも空洞が少ないのか、本当に音が大きくならない。ギター弾きたくても日中に弾けるだけの時間がない。そんな人にもいいギターだと思う。もちろんアコースティックギター同様に弾けるわけではないから、代替でしかないといえばそのとおりなんだけれど、たとえそうでも弾けると弾けないでは大違いだから、ええ、これはありですよ。

そうそう、録音する際にマイク立てる必要ないのも利点かも知れません。もちろん、ちゃんとしたギターを、ちゃんとマイク立てて録音した方がいい音にはなるでしょうけどね。

欠点とまではいえないけれど、チューナーがついてたらよかったなあって。440Hzを発音できるだけでもいい。あと、モデリングに箱モノがあってもよかったよなあって。弾いてみたいけど持ってないからなんですが、こういういろいろ欲しい、いろいろやりたいみたいになると、今度はVariaxに手を出すことになるのかも。いやいや、そうそうギターばかり増やすわけにはいきません。

2019年10月16日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。