2026年7月26日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2026年9月号

 『まんがタイムきららフォワード』2026年9月号、昨日の続きです。

『花唄メモワール』

藤野の運命、滝に身を投げて命を失うという悲劇を避けるため、令和と大正を行き来している梅。大正時代の新聞の切り抜きから、彼女が19歳である年にその事件が起こるとわかっている。ゆえに、彼女が19になる誕生日を待ち、その運命に対処する。

そのつもりだった梅の目算がはずれてしまいました。竹子に知らされたのです。大正時代は数えで歳を数える。毎年の正月にひとつ歳をとる。

もう藤野はとっくに19歳になっていた。それを知った梅は気が気でない。いつ運命の事件が起こってもおかしくない。今すぐにでも藤野に会いたいと向かった彼女のいつもの通い路で、藤野の健在を知る梅は、安堵に涙をこぼしながら、自分の藤野に向ける思いを言葉にする。藤野は気づいていたのですね。梅が自分のために動いてくれていること。藤野のしあわせを願ってくれていること。

心と心を通いあわせたふたりです。もしかしたら、もう藤野の運命は変わっているのではないか。梅、いろいろと思いを巡らせるのですね。そして気がつく、女将、曾祖母イネのこと。どこにいってもやっていけるよう、いろいろと仕込んでくれていた曾祖母。梅花の髪留め。意味深な言葉。そして今年の夏休みには絶対梅を旅館に寄越せといったこと。すべてが繋がったと思った梅。自分が産まれた日のことも、すべてが今のこの時に繋がっている。

その真実を知ろうと令和に戻ろうとする梅。すぐ戻ってくると皆に伝えはしたものの、肝心の藤野にはいえてなかった。故に藤野の不安を誘い、藤野は梅を追って滝へ! 滝では梅が令和の世に向かい、時間をまさに越えようとしていて、そして令和の花山にて梅が見たのは、自分を追って時を越えてきた藤野の姿!

これ、まずいのでは? これ、19歳藤野が滝で姿を消した事実が成就していませんか!? しかし、梅の秘密、秘密中の秘密を身を持って知ることになる藤野。はたして、これ、どうなるのか。未来の世界を垣間見る!? あるいはこのまま令和の花山に!? このわからなさ、この驚きの展開に、いやもう、どうなるんでしょうね!? どうなるんでしょうね!?

どうなるんでしょうね!?

『しゅがー・みーつ・がーる!』

修学旅行以来、甘那の友人、リコと渚とも一緒に過ごすことが多くなった美都です。しかしこの状況に慣れないのがリコ。美都のことを以前よりも知るようにはなったけれど、こんな素敵なお嬢様とどんな話をしたらいいんだ! ポジティブアクティブな渚とも、孤高かっこいい(?)甘那とも自分は違うんだ。見た目だけは変えたけど、人見知りな性格はなんも変わっちゃいない! コンプレックス爆発させているリコさんなのですが、なんだよ! もう! リコ中学のすがた、めちゃくちゃかわいいじゃん!

自信持ちな! ありのままで素敵に可憐に咲く野の花のような美しさがあなたにはありますよ!

とはいっても、当座の美都を前にしてどうしたらいいかわからなくなってしまってるリコの窮地はどうにもなりません。

でもね、共通の興味、知識がふたりを繋ぐんですよ!

リコが使ってるストラップ、それが有田焼。修学旅行でも波佐見焼のカップを買ってたところを見られていた。陶器、磁器が好きなこと、美都に気づいてもらえていて、そして美都がそうした話の通じる相手とわかって、ついつい興奮してしまうリコが、まあどえらいこと愛らしいんですね。

ちっとも肩肘張る必要なんてないんですよ。人並みに悩んだり迷ったりする美都を知り、自身そのように考えていたリコだけど、まったく実践できていなかった。ところが、共通の趣味、興味という一点で、その障壁もたやすく突破されて、ええ、親しい友人になるのは、ほんと、一瞬のことなのですね。

まったくの自然体で美都と話せるようになったリコ。むしろ他のふたりとは話せないことで盛り上がれる、特別な友人を見つけることができた。ということは、リコと美都、ふたりのこの関係は、また甘那も渚も知らないふたりの姿であるのかもしれませんね。

0 件のコメント: