2026年7月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2026年9月号

 『まんがタイムきららフォワード』2026年9月号、昨日の続きです。

『球詠』

次の相手が柳大川越と決まり、その対策に余念のない新越谷野球部のメンバーたち。今、手元にある情報をもとに、いかに攻略するか考えていく。先発朝倉への対処。今日の試合で目にした直球。その球を直接体験し、複製を可能にした松岡から、どれくらい投げられるかを聞き出して、その10球を克服すべく取り入れたのが白菊ちゃん!

朝倉球の速度を悠々と優雅に叩き出す白菊ちゃん! その姿はまさしく可憐の一言で、でもバッターボックスは阿鼻叫喚よ?

なんせ、球速だけなら朝倉級。問題は制球。どこにくるかわからん! ヘルメットは当たり前として、キャッチャーのプロテクター装備して臨まざるを得ないという恐怖体験! そもそもストライクがこない。だとしてもこの球速を体験しておくことが大事と、とにかくバッターボックスに立たされる面々。たびたび悲鳴があがるんですけど、大丈夫なんですか!?

蘭々がプレッシャーに押し潰されそうです。すっかり飲まれている。そんな蘭々を遊びに誘ってくれた主将岡田。一緒に食事して、そして映画なんか見ちゃったりして、明日は試合なのにこんなことして大丈夫? いや、むしろ野球以外のことを考えて休ませたい。皆も同じく野球の、試合のことばかり考えてたと知って、ほっと安心した蘭々。緊張するのは試合直前だけと、みんなでしっかり切り替えて、そして先輩、とりわけこの夏の大会で引退していく3年生たちとの時間を惜しむ蘭々たち1年生の気持ちがしみじみと沁みました。

そしてついにはじまる試合。新越谷は後攻。先発投手は東條蘭々。プレッシャーを感じつつも、皆の存在感を背後に感じ、気持ちを高めていくその姿! ああ、応援しないではおられない!

がんばれ蘭々! 悔いなく投げきっておくれよ、蘭々!

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

ネットスラングを当たり前のように口にしたロゼさん! な、なんてことでしょう! 一瞬、虚を突かれた皆。麻衣にいたってはおおいに取り乱して、解釈違いだ、ロゼ先輩について解釈違いだ。わかる! わかりますよ、麻衣さん! ロゼさんからそんなスラング聞きとうなかった!

穂夏が使っても、特になんとも思わないんですよね。むしろそれっぽいというか。でも、ロゼがそういうのはなんか意外。どこで知ったの? と思ったら月渚経由でしたか。月渚がそういうのもちょっと意外? あの子、わりとネットやるんだな。

しかし、なにごとも前向きに、その豊かな語彙と感受性でもってとらえてゆきなさるロゼさんの麗しさよ。そして話題は方言に移って、ロゼはともかく、紗菜も麻衣もあまり方言使わない。と思ったら、地元の人でもそんなに方言使わないんだ。むしろ方言使われると紗菜たちにもわからないんだそうですか。

佐渡の方言の話、おもしろかったです。新潟だと関東寄りだけど、佐渡となると関西に近くなる。北部は京都、南部は関西、というか大阪あたりになるんかな? 西の方の影響を受けていて、ここに歴史的な経緯、北前船が関わってくるというのがなるほど納得おどろきでした。

しかし、なにごとにも前向きなロゼさん。最後までネットスラングをポジティブに受け入れようとするその姿に、泣いてやめてとお願いする麻衣です。うん、気持ちはわかるよ! でも、変化というのはどうしても避け得ないものなのです! ということは、他のスラングについても受け入れなければならないのでしょうか!? 試練ですよ、麻衣さん!

『はれのひけのひ ~はんなり女将大内さん~』

今月は祇園祭の話題ですね! 浴衣姿で宵山に繰り出す萌映。フリーカメラマンなさってる従姉のみおさんと待ちあわせなのですが、みおさん、祇園祭というより萌映が目当てであるというのですか。

萌映の京都生活、自撮りをしないこの子を撮影しておきたい。そして話題の女将さんにも会ってみたいと、お祭り以外も楽しみにしているのです。

祇園祭の宵山ですが、ものすごい人ですよ? 京都に向かう列車がえらいこと混雑して、なんせ終点で降りたらそこが祇園祭の中心。浴衣の乗客を見ては、そうか今日は宵山宵々山だったかと思うのが毎年の風物詩なのです。

さて、みおさん、フルスロットルですよ。自分のこと、かわいくないという萌映の言葉を否定して、撮りまくっては交通整理の警察官に叱られる! いや、ほんと、すごい混雑なんですから! でもって、暑い。めちゃくちゃ暑い。日中は日照で暑い。なぜか雨に降られるせいで、より蒸し暑く、そこに人出が拍車をかける。

萌映ちゃん、すっかりヘバりそうですね。しっかり見てあげてくださいね、みお姉さん。

祇園祭の屋台では、はしまき、ってほんと? 子供の時分はなかったなあ。鱧のいろいろ、売ってるところもあるんだ、すごいね。でもって、水あずき、はじめて聞いた! しみだれ豚まんはかろうじて知っていますが、食べたことないなあ。いやもう、屋台のトレンド、すっかりわからなくなってしまっています。

そしてふたりは、扇子の大内へ。ここ、今夜はバーになってます。女将さんがバーのママさん? と思ったら、率先して飲んで、率先して酔っぱらってますやんか。お客のリクエストに変顔で応え、でもって萌映に、みおにお近づきに。

縁側でくつろぐ萌映とみお、ふたりの時間。いい写真の撮り方を教えたり教えられたり、そしてそこには撮る人、撮られる人の素の表情、素の思いなんてものが浮かびあがってくる。撮影するという行為は、カメラを向けられる被写体の姿だけでなく、カメラを向ける自分自身の視点、ひいては気持ちやなんかもあからさまに写されるものだと思うんですね。

それだけに、萌映に向けるみおの思い、また女将さんに向ける萌映の思いなんかも、ビビッドに届いた今回。愛情、憧れ、思慕。そのどれもが鮮かに息衝いていました。

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