『まんがタイムきららキャラット』2024年7月号、一昨日の続きです。
『ずんだもんTV!』
生配信を提案するきりたん。その心は!? というと、遊びたいゲームがあるから後編集の手間がいらない生配信で自分の自由時間を捻出しようという算段。策士ですね? 生配信よりも編集がちゃんとされてる方がいいというずんだもんを、あの手この手、口八丁で黙らせて生配信の場に送り込む。きりたん、策士ですね?
こういう打算に満ちたきりたんが大好きです。
さて、緊張するずん姉さまにずんだもん。けれどかわいいと好評得れば一気に態度もこなれて、いいですね、ちょっと調子に乗るくらいがいいコンディションですよね。と思ったところからの転落。ずんだもんがきりたんのスマホを触ったところからはじまるアクシデント。きりたんが写り込み、かわいいかわいいと好評博したことでずんだもん大嫉妬! 機嫌損ねてふてくされた態度とったら、ずんだもんの評価が下がって、ずん姉さまの評価があがって、またずんだもんの機嫌が悪くなる。
ここで機嫌のコントロールできないところが、ずんだもんの子供たる所以ですよね。子供としては普通なんだけど、編集不可の生配信でこれはつらい。さあどうしたもんだろうと思ったら、ずんだもち爆発? ずん子負傷? からの奇跡の大復活!?
なんなんだ、なんなんだこの奇跡の展開。なんかいい話風のシナリオ用意されてたみたいになっちゃってるんですが、きりたんによる無理矢理の幕引きから、好評受けてのアーカイブ化。ほんと、なにがさいわいするかわかりませんが、ずんだもんにとってはまさしく渡りに船。けれどきりたんは、気苦労のうえ作業も増えて、まったく貧乏くじ引いちゃいましたね。
『ひよ&びびっと!』
だいたいひよがトラブル作っちゃってる気がする。今回も、スーツ姿の男から名刺を受け取るあやもりんを見て、即スカウトと決めつける。その後も、あやもりんの話をちゃんと聞かない。どんどん想像を飛躍させて、話をややこしくしていく!
ひよ、いい子なんだけどなあ。でもあやもりんがからむと、いろんな意味で歯止めが効かなくなっちゃうんだよなあ。今回もそんな感じ。でも、あやもりんもひよにはもうちょっと親しく、普通の友達みたく接してほしいって思ってると思うよ? ええ、ひよさん、もうちょっと肩の力抜いていこうよ。
でも、あやもりん命のひよさんでも、嘘はつけないんだとわかったのも今回です。カラオケにいって判明、あやもりん歌が下手。コメント求められたひよ、感想いうのを避けるため口いっぱいにポテトを突っ込んじゃうんだ! これ、斬新だなあ! でもってここで、あやもりんの意図が判明。歌ってみたをやってみたいというのですが、このままでは難しい。
というので、ボイトレするところから公開していくところ。これ、とてもいいのではないでしょうか。むしろこれ普通に歌うより好感得られそうな気がします。
『うさパン焼いて悪いかよ!』
ハチが告白されるところを見てしまったクマ。さあ、どうする、どう出る? もう告白しちまいなよ、といいたいのですが、こういうところクマは奥手です。手持ちの手紙も告白というより感謝の手紙。でも、それ渡されて、ハチ、いろいろ思うところがあったようなんですね。
それでクマになにか告げようとしたところ、面白がったややが介入。いや、ここは遠目に見守る方が面白いんじゃないんですか!? だって、ややのおかげで決定的瞬間が失われてしまったわけで、その後の文化祭めぐり、パン部の活動もいいんだけど、一度ふいになった瞬間はもう二度と訪れないかもしれない!
と思ったら、訪れましたよ。さすがのキャンプファイヤー効果。ハチからの感謝の言葉を得られてクマ感涙! ややもネムも喜んで、そしてハチ、クマにいうのですよ。八房さんと呼ぶのはやめろと。それを受けてクマ、ハチのことをちりみさんと呼ぶ!
いいですね! ちりみいやさハチはすっかり照れちゃって大暴れですけど、ふたりともに相手のこと意識して、けれど素直にはなりきれない。でもいずれかは普通に気持ちを通わせそうなふたり。時間はかかりそうですけどね。どっちがまず素直になるか、普通に気持ちを表せるか、それが見られないのがちょっと残念です。
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第7号(2024年7月号)
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