『まんがタイムきらら』2024年7月号、昨日の続きです。
『かみねぐしまい』
うわあ、神様、ヤバいな。思ったよりもヤバいなこの子。ほんとに身近に置いておいていいのかなって、はじめて、心の底から思いましたよ。
もともと人に通じる感覚とか持ってなかったですよね。それこそ、人がさほど興味のない動物の個体を区別しないように、一緒に暮らしてるツギノとまえなの区別もしないまま接していた。あくまで人は下等な存在で、どうにでもできる存在で、以前ほどではないといえ、尊重しなければならない存在として今なお認識されていない!
そのことが改めて描かれた今回。ツギノに施された精神操作? さすがのほこちゃんも恐慌に陥って、いやもうその前段に語られていたほこのツギノに対する気持ちの変化やらなんやら、もろもろ、きれいさっぱりふきとんでしまいましたがな。
いやほんと、この神様、身近に置いておいていい存在なのかな。一刻もはやくリリース、ないしはリターンさせるべき存在なのでは? ほんと、危険度が高すぎる。SAN値直葬に限りなく同一ですよ、この子。
『しあわせ鳥見んぐ』
フォールドスコープを手にいれた翼。スコープにスマートフォンを取り付けて、スマスコ! でもってすずに鳥見の生中継っていうんですが、ほんと、これいいですね。ずっと以前ですけど、ボーグにデジカメ接続するキットが欲しくていろいろ調べてたときのこと思い出しましたよ。自分は予算や手持ちのカメラの問題で計画頓挫したのですが、ここには写真専攻岬がいます!
ああ、天体望遠鏡、あるいはフィールドスコープにカメラを接続して、デジスコ! 高精細野鳥写真とかも興奮しますよね。
さて、今回、干潟にてシギ・チドリ類を観測します。様々なシギ、チドリを追うのですが、遠くにいる小さな鳥、チドリのチドリ足を追うのに重なって、小さな子のトコトコ歩きがインサートされてくる。
その子、岬を訊ねてきたんですね。岬をみさ姉と呼ぶその子は妹!? 姉を訊ねたその理由とは。次回に続きますよ!
『スロウスタート』
今回は短編集! いいですね、ええいいですよ。こういうの好きなんですよ。他の漫画もやるといいですよ。
なにがいいといっても、とりとめもない日常の一コマ語りであることが、自由なネタ出し、自由な展開を可能として、思いがけない個性やなんかを見せてくれる。今回だったら、体が一緒に動いちゃうたまてのアクションゲーム! いやいやいやいや、窓から飛び出しちゃうとか、ちょっと尋常じゃない! うん、おとなしくADVやってるのが正解だと実感させられました。
そして面白かったのが、たまてのハイジャック発言。ずっと普通に、たまてらしい発言だなあと思って読み進んでて、それがだいぶあとになってから、ヒッチハイクっていいたかったんじゃ!? 花名が気づくの、ほんとめちゃくちゃ面白かったです。
そして花名、志温組と、栄依子、光希組のお姉ちゃん関係。ああ、これもいいものでした。とてもいいものでした。それぞれに違う感覚あるのがまたいいんですね。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第7号(2024年7月号)
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