2024年6月11日火曜日

『まんがタイムきらら』2024年7月号

 『まんがタイムきらら』2024年7月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』

竜岡科学技術高等学校を訪れた海果たち。空撮についていろいろ教えてもらいたい、というのですが、それで惜しむことなくなんでもかんでも教えてくれる竜岡陣営が太っ腹! こうしたところ、同じ目標に向かう技術家たちのコミュニティ感あっていいですよね。競いあうこともある。けれどその本質においては仲間であり、技術を情報を共有しあう仲間である。そうしたところ。学校であるとか、そういう境界を越えるフレンドシップが感じられて、本当にいいエピソードでした。

空撮ロケットの工夫の数々、これを見るのも面白かった。空気抵抗を減らそうとしてみたり、鏡を利用してみたり、そしてやっぱり最後にはパワー! ほんと面白い。でも、そのたびたびに差し挟まる失敗エピソード。失敗につきもののカメラ破損や紛失っていうのもまた怖ろしい話で、だいたいもともとお金のかかるロケットに、さらにお金がかかるという恐怖!

ダメージ受ける海果たちがかわいくてほんとよかった。いや、心から応援しますよ!

彗と瞬が話しているところもよかった。一歩引いている瞬を見て、けれど大丈夫だよって、もう外部から見てもそんな風に思える関係になってるのか。と、瞬もそうだったと思うのですが、なんだか一安心できる、そんな情景でありました。

そして皆で次に進みます。って、ハイパワーエンジンでの打ち上げだけかと思ったら、ライセンス昇級とかいろいろたくさん課題が出てきたな! あるいはバイトなんかもあるかもだぞ。いやほんと、これから大変になりそうです。

『けいおん!Shuffle』

音叉を見つけたリサ。知らないふりして先輩に質問したら、真帆が、しなのが同じボケで返してくれて、地味にダメージ受ける真帆がおかしい。でも今どき音叉でチューニングしたりしてるんですね。しなのがいうには、チューナー使うと延々チューニングしてしまう。だから音叉であわせるんだ、っていうのですが、自分は±0.02セントの精度で測れるチューナー買ってからは、目で見てあわせる派にころりと鞍替えしてしまいました。

いや、だって、はやいんだもの。音叉も持ってますけどさ、はやい、精度高い、確実ってのはやっぱり大きい。ざっとあわせて、耳でも確認して、終わり、さあ弾く!

しなのとはまったく逆の選択しているのであります。

さて今回はしなのと紫の対話が光りました。しなのたち、先輩の練習を後輩たちに内緒にしていた。その気配りに感謝されて、そして代替わりすれば紫が部長かなと。そうした対話に、過ぎゆく時間というもの感じさせられて、ああ、ちょっと切なくなりますね。

『キミはあくまでも。』

マーシャとサラロットが帰って、寂しさ感じるヴェネルです。自分では、静かに読書できるだなんて思っていたのだけど、ところが全然集中できない。あまりの静かさにむしろ気もそぞろ。どうにも身がはいらないものだから、なにかと理由をつけてエクールカの様子を見にいくことにしました。

ここからのエクールカの振る舞いがですよ、ほんと愛らしい。ヴェネルが見ていることに気づいているんですよ。だからあえて触手を使ってみたりして、はらはらするヴェネルの様子を楽しんでいる。気をつかうヴェネルを捕まえてみたりもして、そしてそこからのふたりの世界。

ヴェネルの気づいていなかった自身の気持ち、寂しさに言及してみれば、ヴェネルったらかまってほしいみたいなこといっちゃって、それがエクールカにクリティカルヒット! 本当、このふたりの関係。メイドと主人というには特殊で、そして特別な、そんな様子にぐっと気持ちつかまれてしまうのでありました。

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