2021年5月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年7月号、発売されました。表紙は『RPG不動産』。ヴィネット風の情景の中、枝振り立派な木に腰かける琴音が魅力的。この木には花が咲いて、実がついて、キノコが生えて、さらには家が建ってるのね。2階の窓を飛び出さん勢いで元気よく開いてるちいさなファーが可愛い。木の根本で家を? 琴音を? 見上げるルフリアとラキラも可愛らしくて、すごくいいですね。ジェファンちゃんに乗ってるアリスもすごくいい。これ、誰かが実際にヴィネットとして作ったりしないかなあ。きっとすごく魅力的な世界になると思います。

今月は新規ゲストが2本です。

『みちくさステップ』

すごくいい手応えある漫画ですね! 部活をサボった主人公。いつもとは違う、まだ日の高く明るい帰り道。後ろめたさ感じながらの帰路だったのが、道端にしゃがみこんでなにか食べてる子と出会って、一気に状況が変わってくる。この転換、すごくよかった。さらに、このキイチゴ食べてる子、不思議と自由で、部活抜け出してきてるっていうんだけど、全然悪びれない。むしろ部活よりも、自分の興味、好きなことを優先して、たとえしかられようと、今日のみちくさの方が大切だ!

ああ、主人公の閉じていた心が開かれた、これまでこの子の中には存在しなかった、新しい価値観、思いもしなかった生き方が示されて、これ鮮烈でしたね。

絵が愛らしい。沈んだ気持ち、楽しそうな様、そうした多彩な表情が豊かに描かれて、そして今回の目的であるキイチゴもとってもチャーミング。

今日の出会いとキイチゴ、自然に触れたことをきっかけに、とらわれていた心が少し自由になった。その目が開いていく様に、興味をともに惹きつけられるものありました。よりみちの子と同じ園芸部に入ると決めた、その決意がなにを引き起こすのか、どうした変化をもたらすのか。次のよりみちに加え、これらもまた楽しみであります。

『魔界に天使がやってきた』

悪魔の私の前に突如あらわれた天使の女の子。

主人公のエリナは名前以外の記憶を失って、さらには記憶喪失の悪魔は災いをもたらすという言い伝えのために、孤独な学生生活を送っている。もともとの人(悪魔?)づきあいの苦手さもあるっぽいけど、それ以上に悪い噂がこの子から人を遠ざけて、とにかく不遇。都合よく使い走りさせられても、避けられなかっただけましと喜ぶほどに孤独が身に沁みているっていうんですね。

そんなエリナの前に現れたのが天使リリア。悪魔の学校にいる。制服を着ているということは生徒? しかしリリアもまた記憶を失って、名前以外なにも覚えていない。しかし、たとえ同じ記憶喪失でも、悪魔と天使では状況が全然違う。天使を嫌う悪魔につかまったら大変な目に!

それでリリアを助けるっていうんだから、エリナはお人好し? いや、親切なのですね。

と、そこにエリナの友達がほしい、そうした願望のあらわれてくるところ。ちょっと自信がない彼女が、友達になってほしいといわれて喜んだリリアを見てね、安心して、ちょっと自信もついて? それでちょっと調子にのってしまうところ、この子の自然なふるまい、素直なところ見えて、とてもよかったです。

しかしこのふたり、揃って記憶喪失とか、さらにはなにか過去に関わりのありそうなところ? 謎があると感じさせてくれて、いろいろ気になりますよね。

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