『まんがタイムきらら』2021年6月号、昨日の続きです。
『むすんで、つないで。』
七色、どんどん可愛くなる。今回はつなぐからじっと見つめられて、私を美しくする気ですか!? いやいや、より以上に美しくなってしまいますよ、七色さん。ほんと、この子、普段は伏し目がちで、なんかテンパっててぐるぐる目で、その正体、真価を隠してしまっているけど、実は目なんてきらきらで、ちょっとぽっちゃりかも知れないけど、はっとさせる美しさがあるじゃありませんか。今回はその美しさ、あちらこちらで発揮されて素晴しかった。
でも、この子、自信がないから、美しさを押し出してくるの、自分の妄想内だけなんですよね。今…、私のこと見てたでしょう?
ぎゃーっ! めちゃくちゃ美しいじゃん! 七色、最高じゃん。
この構図、つなぐも一緒ですよね。自己評価が低い。学校でもみんなから疎遠にされてる、人づきあいもうまくないって思ってるけど、あー、後者は決して嘘ではないか。でも皆が遠巻きにするの、あまりにつなぐの輝きが眩しすぎるから! 皆の憧れるきらきらつなぐさん。その輝き今回も健在で、でもつなぐは自分で気づいちゃいないんだよなあ。もったいないなあ。
そんなつなぐから七色へのアプローチ。ななと、もっと仲良くなれたらなって思って。
うわーっ! なんだこれ、少女漫画の一シーンみたいだーっ!
七色はぽかんとしてしまってますけど、ほんと、素晴しい。さあどう受ける七色。ライフで、ライフで受けろ!
『推しごとびより』
ライブの成功を受けての打ち上げの情景、これがライブ後とは思えないのが彼女ららしいと思えておかしかったです。だってさ、即売会の戦利品交換とかね、待って待って、これってイベント後のサークル打ち上げじゃないよね? ってな具合になってるのがほんといい感じにマイペースさ、自分の好きを追求してる様子を見せてくれていたのです。
さて、そんな現場に現れたふたり組。カラフルリウムのファン? ではないなこの感じ。あまりに可愛いと心町がえらいテンションになっていますが、この子たち、動画サイトメインで活動するアイドルユニット、ロゼだというんですね。
ダンスに優れる鶴川茜。音楽の才に長ける生田ましろ。このふたりから、練習もせず遊んでばかりと叱られて、さらには近々開かれるライブイベントの出演枠、それをかけての対決を挑まれたものだからもう大変。カラフルリウムの皆も、その勝負受けたんですね。いやもう、一気に緊迫の度合いも増す、そんな展開じゃありませんか!
と思ったところが、あまり緊迫しないのがこの子たちなんですよね。ほんとマイペースで、筋肉痛で動けないのもあるんだけど、ついつい動画をはしごしちゃったり、いや、これはトレンドの調査、対決相手のリサーチだからセーフですよね!? でも明らかに実力に勝る相手にどう向き合うか。さすがに緊張感、出てきましたよ。
好きの追求を通して輝きを増してきた、そんな彼女らのこれまでと、ライバル出現を受けて走り込みなどする彼女らのシリアスな活動と、どういう差が出てくるのか、楽しみですよ。
『ぎんしお少々』
一瞬、違う漫画かと思いましたよ。塩原さんに会えると、カフェへと駆けていく高校二年生。ところが彼女を迎えた塩原さんは、塩原は塩原でも塩原違い。もゆる、妹の方だったっていうんですが、ボヤっとしてるって酷いよお姉さん!
この押し出しの強い子、まほろファンの子、若葉谷セツナ。以前、しろの塾での先輩、風花かなめって子がいましたが、この子のクラスメイトなんですね。セツナに追いついてきたかなめがもゆるのこと霊感少女ゆうてみたり、でもってまほろのこと口にしたことから、しろとの関わりが明らかになってきたりと、これ、人間関係がいろいろ錯綜してきましたよ。まほろとの繋りを確保せんともゆる攻略に舵をきったセツナとかね、さらにはもゆるに伴われたしろとかなめの再会? 池を眺めながら親交を深めるの巻?
新たな個性が加わってきて、なにが起こるんだろう。きっとなにか面白くなりそう、そんな風に思わせてくれる。というか、セツナがなにかやらかしてくれそう。一種、もゆるを超える逸材のように思います。
- 『まんがタイムきらら』第19巻第6号(2021年6月号)
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