2021年5月1日土曜日

『まんがホーム』2021年6月号

 『まんがホーム』2021年6月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』をメインに、野球がテーマでありますね、ユニフォーム姿で右手にバット、左手にドリンク持ったらいかが振り向いて笑みを見せてくれていますよ。『キャバ嬢とヒモ猫』はボンちゃんがボールになって投げ上げられていますね。『ヲトメは義母に恋してる』寿々と鈴が揃いのユニフォーム。『孔明のヨメ。』は夫妻が野球の特訓中? 月英がバットを持って、その後ろからコーチしてるのが孔明? なんだか面白い図になっています。

『孔明のヨメ。』

孫権との同盟を得るために柴桑にやってきた孔明。さっそく街に出て、市場など散策してるのがらしいといいましょうか。でもこれ、ただの散策ではない、重要な調査なんですよね。市場にていろいろお店をめぐりながら店主と話す、その内容は普通の世話話や扱ってる品についての質問もろもろにしか聞こえないのに、そこからもばっちりこの土地、この国の情勢を読み取っていくんですね。

今回は月英も同道しているのですが、月英も相当なやり手だというのに、孔明はなおも上回ってくる。月英には読めなかった戦支度の動き、それを説明されて驚くその様。いやもう読者も同様ですよね。まったくもって見事の一言。またこの調査、魯粛から得た情報の裏付けも兼ねてたんか。いやもう、この一連の描写。充実でした。

宿舎に帰ってきてからも充実ですよ。見知らぬ人物がいる! すわ刺客か、一気に緊張が高まるものの、おお、ここにいたのは孔明の兄、諸葛瑾。兄弟の再会から今は孫家に仕える兄からも情報、情勢を聞き取る機会となりまして、ああ、魯粛が劉備のもとに向かい帰ってくるまでの間にここまで切羽詰まった状況にまで追い込まれていたというんですね。

いよいよ曹操のもとにくだるのか。しかし孔明には、この状況から開戦に結びつけるべく説得しうる案がいくつかあるという。いくつか!? ほんとにこの状況への対応力、驚かされます。その案とはいかなるものなのか、それは次回を待つしかない。いやもう、なにを見せてくれるのか。これ、見せ場間違いなしですよ。

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