2021年4月1日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年5月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年5月号、昨日の続きです。

『あやしびと』

みぞれがいうんですよ、近所に猫カフェができた。それで皆でいくことになるんですが、どうもシステムがおかしい。居並ぶ猫耳美少女たち。ここは化け猫カフェ。化け猫妖人のお姉さんたちが席について楽しくお話してくれるっていうんです。って、これがキャバクラなのか! というか、アヤ、なんでそんなもん知っとるの!?

めちゃくちゃ面白かったですよ。可愛い猫耳少女に言い寄られて帰りそびれるアヤ。さすがに皆客商売だからさ、みぞれのダジャレにもおあいそで笑ってくれたりね、それなりに皆楽しみを見出しちゃうのがアレだよなあ。けれどそんな中、サカサは天邪鬼の能力があるから、キャストたちの本音がわかる。そうか、アヤに対する好意とか別になかったのか。猫かぶってるっていうの、こういう場でそういうのがすっぱりわかっちゃうの、サカサは騙されて楽しんでみたいにはなかなかできなさそう。なんて思ったけど、その分アヤで楽しんじゃうのね? どころか、可愛いっていわれて大赤面だ! いいぞ、いいぞ、サカサさん。

今回、結局ぼったくられてさあ大変てな展開だったんですけど、だろうなあ、こうなるだろうって思ったよ。でもまさかというかやっぱりというか、サトリ校長介入でめでたしめでたしですよ。というか、サトリ様? この人、どれだけ実力者なのだろう。あの速攻で土下座に入る猫カフェオーナーの反応速度が見事でした。

でもって、皆しっかりお説教されるのね。うん、妥当だと思います。カバネはほんとにとばっちりだなあ。

『かぐらまいまい!』

例大祭で、いよいよこれから舞うという時に、気にかかることがある。こふくが御神楽をはじめるきっかけになったお姉さん。しばらく会えていない。見にきてくれるかなとこふくが口にしたところで、美夜がいうんです。お姉さんのこと、見えなくなってしまったのではないか。

お姉さんは実は神様で、ってやっぱり本当にそうだったんですね。でも皆うすうす気づいてて、美夜の思い切った告白も大空振りじゃないですか。でも、そういわれれば心当たりもある。そこにいるのに気づかなかったり、気配はすれどわからなかったり。

お姉さんの不在が気になって、本番直前の練習にも身が入らない。それで探しにいくというのですが、このお姉さんが見えなくなったというその意味ってなんなのでしょうね。

でもね、たとえお姉さんの存在を感じられなくなったとしても、お姉さんが神様であるというのなら、きっとこの神社にいるのだと信じて、堂々舞ってもらいたい。きっとその舞は届くのだと、そういう思いで自信持って舞い続けてほしいと、そう思わないではおられませんでした。きっと、神様に奉納するということはそういうことだと思うのですよ。でも、これまで会って話して、そうして交流できてた人とあえないのは悲しいですよね。その前触れもなく見えなくなったことのショック、それは思うにあまりあります。

『魔王の娘からは逃れられない』

ショーコ、まさかルルの父、魔王に目通りすることになるとは! 魔王の娘に対しても必死であったのに、ここでまさかの魔王。と思ったら、魔王様、わりと話せる人なのね。ルルの父なら美形だったりする? というショーコの予想を裏切る、まさに魔王らしい魔王、禍々しさバリバリの怖ろしげな存在だったわけですが、ショーコに無礼を働く手下は速攻粛清。うん、やっぱりルルの父だ。ザルハレはその様をアットホームと称するけど、魔界ではアットホームの意味が違うのかな?

しかし、この魔王を前にして、それこそ一触即発? 気分を害したらどんな目にあったものか、そんな状況であるのに、かつてルルにもそうしたように、スマートフォンで写真を撮ってみせてね、それでしっかり喜ばせてねと、ショーコのこの肝の太さ! ところが、見事強者を装いきったと思ったところで、魔王から普通の人間ということ指摘されてしまったというんですね。

次号、最終回! マジかーっ! いやもう、この漫画、大好きでしたよ。めちゃくちゃ面白かった。だからこそ、ショーコ、普通の人間とルルにバレて、それでもなにかこれというもの見せてくれるんじゃないかなあ、すごく期待しちゃうんですね。でもね、こんな命がいくつあっても足りないような局面を、たとえザルハレのサポートがあったとしても切り抜けてきた子ですよ? もうとっくに普通じゃなくなっちゃってますって!

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