2021年4月15日木曜日

Apple Watchの文字盤

 Apple Watchを買ったのは2月の頭でした。心拍数や消費カロリーをモニターするためにと思って入手したのですが、使ってみてはじめてその便利さがわかるものもあります。私にとっては、文字盤に表示される気温がその代表格ですね。気温なんて、そんなもんスマートウォッチに頼らなくてもわかるやん、と思いそうなものですが、例えば屋内にいると外気温はわからないわけで、そんな時に時計を見ることで、ああ今日は上着がいるなとかちょっと暑いかも知れんななどと判断できる。これ、本当に便利で、温度のコンプリケーションは必須だなあ、そんなこと思うようになっています。

さて、今回のテーマはApple Watchの文字盤です。Apple Watchは液晶パネルに様々な文字盤を表示させることが可能です。最初はデフォルトのメリディアンを使っていましたが、27分の電車に乗りたい自分には四角い文字盤の角の時刻が微妙に読み取りづらいのが気になって、少し前からいろいろ模索しています。

私が時計に求めるものはもうひたすらにシンプルです。まずは正確であること。ですが、これ、見た目はアナログでも中身はデジタル、時刻あわせも自動でなされるスマートウォッチにとっては当たり前に達成されている事項ですから、もう考慮の必要はないですよね。となると、もうひとつの要素が重要になってくる。それはなにかといいますと、見やすさ、読み取りやすさでありますね。

学生時分にはこんな時計を使っていました。もうただただ実用性しか考えてない、そんな志向が明確に出ちゃってますね。なのでApple Watchにもこの方面でアプローチしていきたい。

デフォルトのメリディアンからより読み取りやすい文字盤に移行する。と、その前にメリディアン以外に使っている文字盤を紹介します。

Apple Watchの導入理由であったアクティビティに特化した情報メインの文字盤、インフォグラフモジュラーを導入当初から設定して使っています。アクティビティの進行具合など、様々な情報を表示する要素のことをコンプリケーションというのですが、アクティビティ系のコンプリケーションが集められているプリセットがあったので、まんまそれを採用しています。心拍数アプリと呼吸(マインドフルネス?)を起動するコンプリケーションがついてきますが、これはまったく使いませんね! でも他のなにかを選ぶのも面倒なのでそのまんまにしています。

インフォグラフモジュラーは徒歩移動する際やフィットネスゲームをプレイする時、つまり運動時に選んでワークアウトアプリを起動するランチャーとしての利用が主です。なので、この文字盤が表示されてることは実は少なくて、日中のアクティビティの進行度合いをちょっと詳細に見たい時、とりわけスタンドの状態を見る時なんかに、さっとスワイプして表示して戻すみたいな使い方が主ですね。

自宅ではSiriを表示させています。その時々に必要になる情報をSiriが見繕って表示してくれる。使えば使うほど自分の行動に即した情報が出るようになる、という触れ込みに期待していたんですけど、うちのSiriは天気と日の出日の入りの時刻、それからAppleの株価くらいしか表示してくれんのう……。いや、アクティビティの状況とか安静時心拍数、運動後の心拍の回復状況、就寝準備や、雨が降りそうならその時間の目安を教えてくれるなど、それなりに便利ではあるんですけど、今のところはそれほどまで活用できてない感じ。これ、カレンダーとかリマインダーとか、全然使ってなくてすかすかなのも悪いんだろうなあ。

さて、ここから本題です。メリディアンに不満を感じて選んだ文字盤ですが、最初に選んだのはGMTでした。外側のダイヤルが24時間表示になっていて、別の時間帯にあわせてやることで、2箇所の時刻を一度に知ることができるというすぐれものです。

でもなあ、これ、頻繁に海外にいくとか、仕事や遠隔地に暮らす家族がいるとかで海外とのやり取りが発生するとかじゃないと、あんまり使いこなせないよね。基本国内限定で暮らす私には別の時間帯の時刻を知る必要性はまったくなく、設定していたのは現在地、すなわち日本の時間帯だったわけですが、もうこれただのデザインだ! ダイヤルがかっこいいだけだ!

ということで、また違うものを模索していたのがここ数週間のこととなります。

最初はシンプルでいいやと思っていたんです。ですが、これ、かなり初期の文字盤なんですかね、時計としての表示は実に見やすく、わかりやすく、素晴しいのですが、使えるコンプリケーションに制限があるんです。例えば、これ便利だ! といっていた気温が使えません。またコンプリケーションのアイコンしか出ないから、例えばアクティビティリングの詳細、現時点で何キロカロリー消費してるとかを見て確認するには向いていません。

というわけで次に目をつけたのがユーティリティです。これもシンプルでいい感じ。また分の刻みがついてるので、27分も読み取りやすい! でも、これもシンプル同様に気温およびアクティビティの進行状況内訳を表示することができず、なので今のところは却下です。

気温は天気のコンプリケーションで表示させられますよ。そんな声も聞こえてきそうですが、それだと最高/最低気温がわからないんですね。今の気温がわかる便利と、これからの気温を予測できる便利、それが欲しいわけです。

最終的に辿り着いたのはカリフォルニアでした。

正直、これを選ぶ日はこないと思っていました。お洒落文字盤、デザイン全振りみたいな見た目なんですが、これ、文字盤を円形表示させられるんですよ。またカリフォルニアの独特の文字盤、記号ですが、普通にアラビア数字だけとか、ピルズ? 数字のない、5分ごとの刻みも選べる。シンプル系文字盤の最新版みたいにして使えるのですね。

使いたいコンプリケーション、気温を配置すると最高/最低気温も表示されます。ただ文字盤内側に日付を表示させられないのが玉に瑕。しかたないから左下に表示させています。必要があるかわからないといいながら、UV指数を左上に、そしてアクティビティを右下に設定して、とりあえず知りたい情報は盛り込めたかな? もしかしたら天気も表示したらより便利になるのかも知れないけれど、ちょうどダイヤル上部に文字情報を表示させられるようになってるからそこに天気を置くのもありかも知れないけど、ちょっと見た目がうるさくなるから避けたかった。なので天気はなしにしておきましょう。

天気のコンプリケーションはこれまで使ったことがないからその便利さがわかってないだけで、もしかしたらあったら便利なのかも知れませんね。気温と同様、外を確認しなくても雨が降ってるかどうかわかるのは、慣れると外せない機能になりそうな気がします。

といった経緯で、今メインで使っている文字盤はカリフォルニアとなりました。分ごとの刻みも読み取りやすさを手伝って好感触。色はソフトホワイト。これだと、見ためが文字盤シンプルそっくりになって、けれどコントラストが強くなりすぎない。見やすい、わかりやすい、落ち着きがある。いい感じ。しばらくはこれでいこうと思います。

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