2021年4月7日水曜日

『まんがタイム』2021年5月号

 『まんがタイム』2021年5月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。お花の世話をする部長代理。その手にとまった蝶に向ける部長代理のその表情、人懐こさあっていい感じです。今回は春、ということでお花なんでしょうか。『花丸町の花むすび』花子はチューリップの鉢を持ち上げようとしていますよ。『軍神ちゃんとよばないで』虎千代もお花の世話? まるでお花屋さんのお姉さんですよ。似合っていますね。

『テレパス皆葉と読めない彼女』

突然帰ってきた皆葉の両親。なにごと!? と思ったら、ああー、皆葉の能力が消えたと聞いて急遽帰国したというのですか。お土産? 皆葉の能力回復に効くかも知れないアイテム山ほど持ち帰って、でもそれもこれもあやしいのが笑うよなあ。あの御札の貼られたガタガタいう箱、なんなの!? あやしい、あやしいわ。

でも楽しい母ちゃんでしたね。息子の口から女子の存在が語られるやいなや、俄然前のめりになるとかね、あ、父ちゃんもわりとノリノリだ。しかも一通り澄花について聞いて、マフラーのお礼のプレゼントを一緒に選びにいくのよ! 最初、母ちゃんと一緒に選びにいくのかと思ったら、澄花を誘えといっているのかーっ! いやもう母ちゃん、めちゃくちゃ楽しんじゃってますな。

でもこのやりとり、母ちゃんが不真面目ってわけじゃないですよね。息子の悩みや友人の話を聞けて、それで安心できたところあるんだろうなあ。そして父も安心したみたい。息子の成長、両親に気を使い、お礼をいうことのできるまでに息子は育ったんですよ。優しさ、気遣い、それはなにも能力がなくたって大丈夫なんだって思わせてくれて、なんだか大騒ぎではあったけど、不思議と安心できる、そんなエピソードでありました。

ところで澄花さん、羊のぬいぐるみ抱いて寝てるんですね。なんかいいですね。

『瀬戸際女優!白石さん』

CM出演のオファーが! それはいいんだけど、二日酔い対策ドリンクの広告っていうの、まさか酒飲みがバレてる!? いや、そういうわけじゃないのか。癒しキャラとしての白石を起用したんだね!? って、違うんか! なんでそこでかぶりものになるのー!?

これ、新境地なのではないか。マネージャーに断りましょうかといわれても、あえてオファーを受けようとする白石。ちょっと社長にときめいたりして、よこしま? 下心? でもそれでも仕事においては手を抜かない、恥ずかしかろうとなんだろうと、しっかり演じて歌い踊ってみせるそのプロ意識たるや立派でした。

さて、白石さん、社長に食事をと誘われるんですが、なにか進展あったりするーっ!? いや、これまでのパターンだと、なんかいい雰囲気だったかも知れないけどなにごともなく終了ってのが御定まり。今回もそうなるのかな? なるのかも。でも、なんか期待させるようなこと社長がいってますよ!? ほんとどうなりますかね。なんか進展、あるんですかね。

『茨城ってどこにあるんですか?』

おお、新しい登場人物が加わりましたよ。多恵のバイトしてるスーパーに入ってきた新人バイト。牛久北高校、多恵とは違う学校に通ってる染谷明里さん。明るくハキハキとして、結構いい子そうなんだけど、なんか惚れっぽいみたいよ。このバイトを選んだのも、店長さんに一目惚れしたから!? でも、多恵から既婚者であると知らされて失恋。あの一気にしおれる明里は面白かった。でもなんか打たれ強いよね、この子。しおれてもしおれても、きっかけさえあればまた咲いてみせる。まあ、その再びの恋がかなうかどうかはまた別問題ってのが彼女の大変なところではあります。

明里は千葉から茨城まで通ってるんですね。ということで、ここに揃いました。茨城地元の多恵、栃木の森戸、そして千葉の明里。あの特設コーナーに三県の名産を並べようって時に、それぞれが地元のお菓子を推すところ、あれよかったですよ。明里が茨城の高校を選ぶにいたった理由も語られて、語られて……、うん、それでいいんですか明里さん……。いや、これでこそアカリンらしいといえる。

これからアカリンも、多恵の茨城PRに関わってくることになるんでしょうか。そうだとすると面白くなりそうだけど、どうもそのきっかけ? カトーさんが理由になりそうなの!? いやほんと、ここに三角関係が成立ですよ。いや、一方方向三角形か。ほんと、この子たちどうなりますやら。いや、どうにもならん気がしますよ。

『良倉先生の承認欲求』

部活動で役立ててほしいと先生が出したのは、懐かしの使い切りカメラ。最近再びのブームというのは聞いてはいたんだけど、実際どんな感じで受け止められているんでしょう。今回の高校生組の発言、現像がわからないとかね、ちょっとしたカルチャーショック。また撮った写真を確認できない不便とかも語られて、これは実際そのとおりだなあって、自分も昔は銀塩写真撮ってたわけだけど、デジカメの方がもう長くなっちゃってるくらいです。撮ってすぐ確認できないのは落ち着かないかも知れない。また、フィルムは枚数が限られてるからさ、デジカメみたいに無駄にシャッター切れない! こうしたのもまたギャップでありますね。

先生がなぜ使い切りカメラを持ってきたのか。星畑に話していたことがね、なんか素敵だったじゃないですか。最後に承認欲求を丸出しにしちゃって残念感出ちゃうわけですけど、この先生の場合は話が重くならないように冗談めかしたとか、そういうの絶対なさそうなんですよね。でも、使い切りカメラの思惑、それがバレてからも、星畑に話したこと、全部本心だって、もちろん承認欲求を満足させたいのも本心だっていうわけですけど、こうしたこと素直に全部話せちゃうところ、先生の星畑に対する信頼感みたいなもの感じられるようで、いいなあって思うんですね。

なんかね、教師と生徒というより、気の置けない友人みたいな感じがします。

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