2021年4月26日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年6月号、昨日の続きです。

『さよなら幽霊ちゃん』

絵は可愛いのに、なんて不穏な漫画なんだ。本ごしに手を突き出してお手本なる一発芸はいいとして、その後のねこみみ、こいつがヤバい。幽霊のゆーちゃん、自由にものを掴んだり、あるいは透過したりと、ある意味自在であるのですが、とうこの頭部に両手を貫通させてねこみみ! 見た目は可愛いけれど、ゆーちゃんの加減によっては大変なことに!

ここからのゆーちゃんの言動、それが本当に不穏で、脳をすり抜ける背徳感って、いやな感覚だな! それにすごくあったかいって、触覚はあるのか。それだけにとうこからしたら、不安で仕方なかったろうなあ。さらに加えて、とうこの脳をくちゅっとやってさとか、無茶なこといいやがんの。でもなゆうさん、そしたらあんた、とーことずっと一緒かも知らんけど、長い介護生活の始まりかもしらんのやで? やめとけ、やめとけ。おかしなこと考えちゃあいけないよ。

雨の日は、こんな具合に幽霊のテンション、ちょっとハイになっちゃいますか。でも、ちょっとハイになったからって命や健康に影響しかねない言動やらかしてもらっちゃあたまったもんじゃないですよね。ほんと、可愛い絵柄で不穏な漫画。癖になるものありますね。

『ねことちよ』

先日の高尾山登山の様子、写真をふみに見せました。可愛いと好評、他にもまとめたりしているんですか? この言葉がちよの心に火をつけちゃうのがおかしくって、ちよ、めちゃくちゃに前のめり。こんなにぐいぐいくるちよを見るのははじめてのような気がする。もうほんと、ねこのこと大好きなんだなあ。

ひとり、ねこのアルバムを見てたふみがですね、もっと昔のアルバム、ちよの写真を見つけちゃうんですね。ちっちゃなちよ! うわあ、めちゃくちゃ可愛いなこれ。でも気持ちはわかるけど、こっそり写真に撮っちゃうほど!? これ、ふみがやるから合法だけど、自分のようなのがやったら逮捕されるやつだ。ともあれ、子供の頃のちよの愛らしさすさまじく、そしてさらに気になる写真。あ、大きなねこに小さなちよが抱かれてる。これは、これはいったい?

普通に考えると、これ、ねこの母ですよね。ずっとこの漫画で謎だったこと、あえて語られてこなかっただろうこと、ちよとねこの関係、それが語られる時がきたのかも。いやほんと、結構な核心!? ねこの母が自分を可愛がってくれたように、ねこを可愛がってるとかそういう話なんでしょうか。だとしたら、このねこの母は今いずこ!?

ああー、次回が待ちきれないやつですな。ほんと、こうしたこと、語られることはないんじゃないかなんて思っていました。それだけにほんと心待ちです。

『あいらいく俳句』

うおおお、これはほんとヤバいなあ。絵面からしてヤバい。没落した凛花の家を助けるために、あいがネットに出品した穴開きの靴下。それを落札したあいの父がですよ、ずっと匂いを楽しんでるの。うん、ヤバい。絵面からしてヤバい。理解しがたいヤバさがある。と、そのヤバさを目撃しているのがクソ先生。うう、この人もヤバいよなあ。この漫画、ヤバいやつが多すぎない?

靴下の匂いをかいで娘にあいたい気持ちが抑えられなくなった父。学校へと向かうのですが、その途中の状況もヤバくって、クソ先生が満員電車であい父に痴漢はたらいてるみたいになっとるよ!? ヤバい。ほんと、ヤバい。いやもう、この漫画、相当ですよ。

あいの父、そういえばわりとわびさび部の面々と交流ありましたね。うさこからは怪しい人、おにぎりからはうさこのストーカー、そして今まさに凛花からあいの靴下の匂いを楽しむヤバいやつ認定がくだって、いやまあその認定も仕方ないのかも、なんて思った矢先にあいとの感動の再会シーン! いやもう、この落差、なかなかについていきがたいものあったよ? でも、この場面はいいよなあ。友達からは最高に不審がられてるわけですが、いやもうほんとここから感動に向かっていいのかな。

次号、最終回なのだそうです。まさか、そんな、正直ほんとに驚きました。いや、だってね、凛花の家の再興、ならないまま終わるのかい!? でもこの漫画が当たり前に家族が揃って大団円とかやらないと思うんですよ。ほんと、ラストになにを見せられるのか、ちょっと覚悟しながら待ちますよ。

0 件のコメント: