2017年1月29日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2017年3月号

『まんがタイムオリジナル』2017年3月号、一昨日の続きです。

小森さんは断れない!』、高校編に入ったと思ったら、いつのまにか能力バトル漫画になってしまってた!? 文化祭、クラスの出し物を決める。いつになくやる気を出してるしゅりですよ。もう目の輝きから違う。目指すは着ぐるみ写真館。去年の出し物見て、やってみたくなったんだ。そして、しゅり、クラスの皆をその能力でもって従わせる! 人から頼られる、その能力を応用すると、強引に人を頼らせることができるんだ。かくして勝ち取った着ぐるみ写真館。しゅりがノリノリで断れないさんのデザインを上げてくる。しかししゅりも表情豊かに、その気持ちや感情をよく表現するようになりましたよね。今回も自分のふるまい後悔したり、難航する着ぐるみ調達に動揺してみたり、そして不満顔もね。こういった表情、感情が、友人たちとのコミュニケーションの末に出てくるのですから、ほんと、見ていて楽しい、気持ちいい。そして着ぐるみ調達の様子。ああ、あの時の先輩! 野川ちゆ。この人もまた個性的。今後も関わりありそうですよ。ええ、なかなか面白くなりそうです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』、気にいってますよ。都会に憧れる少女たち。八重にとってのバレンタインデー。そうか、地元のデパートにも有名チョコ店がやってくるイベントなのか。この、憧れの都会が向こうからやってくるとでもいいたげな八重の様子。はしゃいじゃって、ほんと、いい。おかしいんですけど、そこがいいんですね。大河さんに贈るチョコレートも奮発して、大河さんは私にとっての都会の象徴なんです! すごいな、大河さん、めっちゃ引いてるやん。これ、都会に憧れすぎてる八重が、都会っぽいと認定すれば、ぐっと食い付いていく、そのアグレッシブな様がいいんです。今回はデパートのパンフレット。おお、暗記したんだ。でも知識だけで経験が伴っていない。うん、でも、わかるわ。自分も子供のころ、こんなでしたよ。ほんと、そうか、なんでこの漫画が好きなのか、わかった気がする。八重の好きなものに向ける視線、都会への憧れですね、それ、向ける対象こそは違えど、昔の自分も持ってたものだからかも。ええ、八重にかつての自分が共感してるのだと思う。ええ、まるで仲間、友達みたいに感じてるんだと思います。

『あかるい夫婦計画』は、花子さんの夫のあしらいよう、これがおかしい。空腹時はひらめく。酔うとツッコミが面白い。そうしたメリットがデメリットとともに紹介されるの、あれおかしかった。うん、常に酔わせとくって、どんどん体悪くなりそう。そして夜ごはん当てゲーム、これでもって困った時のアイデア調達してたりね、このふたりの関係は実に素敵だとあらためて思わされましたよ。そして職場の先輩後輩OLも面白い。先輩が通ってるカフェ。いつのまにか奥さんが違う人になってた! って、えーっ!? そんなにさりげなく! 焦るふたりがグッドですよ。

『歌詠みもみじ』。もみじのファッション、母からダメ出し。あんたいっつも同じ服よね。って、いや、可愛いやん。もみじスタイル、好きよ。さっぱりして、飾りなく、素朴にしてこの子の魅力をよくよく引き出してる。もみじと千恵、まりなのオシャレ談義ですよ。千恵はスカートが恥ずかしいからと常にパンツスタイル。まりなは無理してもオシャレ。あの突然出てくる男子連中にやられました。そこまで!? 泣くほど!? オシャレ頑張ってる、そんな風に思わせてるまりな、けれど実はマネキン買い。もみじの服を選んでもらおうって話になってるの聞いて、否定もできず焦ってる様子がおかしかったです。そしてもみじで着せ替えですよ。うおお、可愛いじゃん。なに着ても似合うなあ! といいたいけど、あんまり派手っぽいのは向いてないですよね。シンプルな服。オーソドックスな服。飾り気のない服、それが可愛いと思う。ええ、今回もみじがより可愛くなって、また着飾る楽しみも知ったようでめでたしめでたしでした。いや、父ちゃんのことは勘定にいれない方向で……。

  • 『まんがタイムオリジナル』第36巻第3号(2017年3月号)

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