2017年1月20日金曜日

『まんがタイムファミリー』2017年3月号

『まんがタイムファミリー』2017年3月号、先日の続きです。

『妹のおシゴトは時給2000円』、見栄張りミエ子さん、友達との縁が遠退いちゃった? いったいなにかお友達の機嫌を損ねるようなことしたのかな? と思ったら、衣々子、これが原因? あるいは只野? ともあれ、衣々子とミエ子の仲が深まった今回。ずっと兄の庇護、あるいは支配のもとにいた衣々子がですよ、ミエ子のこと悪くいわれたことに怒って、ついに兄に逆らった。そこにいたるまでのもろもろの、家族の秘密守ろうとするミエ子と家族のドタバタ、秘密を守ろうといいながら言動がまずおかしくて、どことなく常識はずれ、話せば話すほど嘘がバレていくっていうね。でも、この先に、ずっと隠したかったろう本当を告げるミエ子、見栄張りミエ子が心の底、本音を見せるの。こういうの、衣々子がはじめてだったのかもなあ。これで衣々子との仲、友人関係確かになって、ああ、うわべの友達と付き合う必要、もうないかも知れませんね。ふたりとも、いい表情でした。

『役職名はお嫁さん』、陽大さん、美如さんの眼鏡踏んづけちゃった! 壊してしまってさあ大変。でもさすが美如さん、怒ってない、枕元に置いて寝てしまった自分も悪いんだからといってくれるんですが、ああ、近視が酷い。睨みつけるみたいな目になってて、ええ、貴重だ。陽大、眼鏡に嫉妬してみたり、いつもは仕事に嫉妬かな? ほんと、なかなか美如の一番になれない陽大。そのむくれ顔、美如が見えない時でよかったですよ。そんな顔、見せちゃあいけませんよ。眼鏡屋にいく行き帰りのふたりの様子、ああ、とてもいいですね。そうか、普段はなかなかそこまで寄らないか。そんな特別な時間過ごせたふたり。眼鏡壊れたのはアクシデントだけど、ふたりにはいいイベントだったのだな、そう思われました。ところで眼鏡屋でのやりとり、陽大が危険人物扱いされてるっていうのがね、ほんとおかしくって、いや、まあ、こりゃ陽大さんも悪いよ。店員さんの行動と陽大の困惑、ほんと面白かったです。

『レオタードって、恥ずかしくないですか?』、りなの朝練。できないながら、できないなりに頑張って踊ってて、しかも漫然と流してるだけじゃなくて、もっとリボンを大きく回さないととか、大ジャンプにしてもちゃんとできてないこと自覚しながらえーいって跳んでるとか、いい練習になってるんじゃないでしょうか。新体操にわくわくとした気持ちを持って取り組んでる、そうした姿は見ていて清々しい。そりゃ部長も嬉しいよ。それにしてもともさん、にやにやしすぎよ。後輩のこと、好きなんだね。皆で市民祭りに出ます。部長、生き生きしてるわ。アピールして新入部員ゲット! も大事だけど、そうか、部長にとってのリベンジ戦か。ほんと、さらっと描かれてるけど、部長の人となり、性格もろもろが伝わってきて、すごくいい。チャーミングな人ですよ。不安に思うりなへの部長の言葉も素敵でした。野菜うんぬんではごまかされなかったかあ! こういうのもよかった。これでワンクッション、次いでポジティブな言葉がくるから、すっと入る。素敵な先輩ですよ。

『かしこみかしこみ』、おお、誤解がとけた。ナツメの誤解がとけましたよ。人間のお友達から赤い糸の話を聞きました。そんな彼女の前に現れた赤い糸。たどればその先にはキツネの女の子がいて、おや、覚えがあります。迷子になってしまってたこの子、なんとかしてあげたいと山椒の名前を出したら、警戒してたこの子がすっとやわらいだ。手をつないで歩くふたり、よいですよ。もうね、ほんと、たいしたことは描かれてないんですよ。出会った子、その子を連れて山椒のもとにいったら、それがこの子の兄でした。でも、とてもいい。やまぶき。ナツメ。呼びあう言葉の優しさよ。そしてやまぶきが山椒のことをあにさまと呼ぶ。あ、ナツメ、宇宙が広がってる。そんなに!? ええ、誤解がとけました。とけちゃったわけですよ。ああ、ナツメの赤い糸、やっぱり見えたのかも知れませんね。なにか、ここからはじまるもの、ありそうですよ。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第3号(2017年3月号)

0 件のコメント: