2017年1月13日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年2月号

『まんがタイムジャンボ』2017年2月号、昨日の続きです。

『大漁ガールズ』、めずらしくといっていいんでしょうか、栄子が釣りに乗り気ですよ。学校帰りのスーパーで、鯖を買おうとしてるところをハルキにつかまった。ああ…鯖釣りに連れていかれる…。なんて栄子が思ってるところでは、ハルキに巻き込まれるの慣れてきてるっぽいなあ、なんて思ったんですが、海釣り公園についたら、うん…早くやろ…。ど、どうしたのか! 中身が違うのか!? ああ、お母さんが鯖好きで、楽しみになさってるのね? しゃべりたいハルキのうんちく披露にじれてる栄子が面白い。当たりがきた時も邪魔とか思ってて、ああ、栄子、とてもいいですよ。栄子、鯖にはさわれない。それでハルキが血抜きして内臓とって、ニコニコ働くんですけど、休む暇なく釣って釣って釣りまくるのは実にいい。ああ、栄子が釣りまくってると、なんだかこちらも楽しくなってくるよ。いつも無表情な栄子も、今回の大漁っぷり、ちょっと嬉しそうですね。ええ、ハルキは下働きばかりでしたが、栄子の活躍見られてよかったです。

『ペンタブと戦車』、里見青年、ピンチですよ。曾祖母になる人、スミさんが、曾祖父里見ではなく武田大尉に好意を抱いている! このままだと歴史が変わっちゃう! さあ、どうなる里見青年! なにか変化したことはないか。うみねこ先輩と同人誌や資料を確認するも違いは見られず、安心してもいいのか……!? というところで、携帯電話に保存されていた写真が違ってしまってる! 顔が違う。武田大尉似になってる! なんかかっこいい青年だなあ。ここからの武田大尉争奪戦が見事でした。手段選ばないスミさん。というか、これ、里見青年、ナイシアシストだったよね? そして、里見青年、うみねこ先輩といい雰囲気! と思ったら、名前が忘れさられようとしている! あぶない! どうなる! と思ったところで、89式コスプレのスミさん。さらにそこに同じく89式コスプレで踊り込む里見青年! よっしゃ、いい雰囲気じゃ! 里見青年はうみねこ先輩と、89式コスプレ里見は武田大尉と! すごくいい雰囲気になってる! どんどんいくといいですよ。しかし、この武田大尉の取り合い、今回で完結するとは予想外でした。というか、スミさん、この人、やばすぎるよ! 里見曾祖父もよくそれでよかったな。ほんと、驚きの展開でした。

『シコふんじゃえば?』は、杏子の母さん、名古屋の後援会に挨拶しにいくんだそうですよ。そうかあ、女将さんって大変だなあ。最初はついていく気のなかった杏子だけど、舞ちゃん誘ってもいいのよ? その言葉に揺れる。そう、友達に秘密にしていることがある、そのことに負い目感じてましたよね、この子。この名古屋行きをきっかけとして、秘密を明かそう。なんて思ったら、舞が、舞が壊れてる! 黒板いっぱいに名古屋の尻。録画した相撲中継は、お尻でチャプター割って充実してお尻鑑賞できるようつとめている。やばい……。この子も相当にやばい……。なかなか舞を誘えない杏子だけど、当然もう誘ってるだろうと思ったお母さんが今夜0時集合といっちゃって、どうしよう、まだ誘えてない、って、名古屋で力士と花火大会、それだけでいくこと快諾しちゃう舞! もう、ほんと、力士となるとすごい決断がはやくてすごいよ。舞の荷物は、父から借りたカメラ一式。そしてリラックスできる音楽も持ってきていて、それが相撲甚句! 眠れない杏子のあの顔! もう誰かわからんレベルで違ってしまってます。

『大正みつば歌劇団』。応援してます。日野ちゃん、お疲れ様。その日野ちゃんの真価が見える今回。ともあれ、最初は顧問の先生探しで、高円寺さん、なんで日野ちゃんを顧問にできるとか思ったの!? 顧問をどうするか、それは大問題だけど、まずはフルーツパーラーにいきましょう。フルーツポンチをたしなんで、ああ、市ヶ谷さんも嬉しそう。この大正時分の女学生、パーラーでお茶をする、このハイカラな楽しみ。それがちょっとした日常のイベントであり、今の時代の我々とも通じる楽しみでもあり、共感持って読め、また流行のスイーツにうきうきとする彼女らを眩しくも思う。ええ、いいシーンだったと思います。そこでの会話も、教師にあだ名つけたりね、ええ、今もかわらないよね。優しい先生は好き。厳しい先生、かちこちの人は好かない。そんな話はほんと、時代を問いません。でもって顧問の話に戻れば、そりゃ前回出てきた馬場先生ですよね。馬場先生、いろいろ演劇に詳しそうではありましたが、知識だけでなく実践も! 市ヶ谷さんに体力づくりを指示して、そして高円寺、日野のふたりには、北原白秋の五十音。って、あれ、そういうのだったのか! 日野ちゃんが褒められて自慢げな高円寺。それをなんだか迷惑そうにしてる日野ちゃんとか、じわっと面白い、そんなよさがあるお話でした。

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第2号(2017年2月号)

0 件のコメント: