『まんがタイムきららミラク』2017年3月号、一昨日の続きです。
『本日のオーダーは?』。衣替え、ということは6月でしょうか。制服も夏服に替わって、ちょっと気持ちも新たに、って感じみたいですね。実習はおにぎりを作ることになって、あら、すごく基本的。シンプルなだけに難しい、みたいな話かも知れませんね。しかし、これ、まさかのニナの大活躍ですよ。ご飯の炊きかた、米の研ぎかたから、しっかり皆にレクチャーしていって、おお、これはなにか米に、ご飯に、一家言ありそうな感じ? と思ったら、わりとゆるかったりするものだからおかしかったです。今回も活躍しないはるですよ。米を洗うのに洗剤を持ち出しそうになる、って、大ピンチや! でもって炊飯。あー、ガスの炊飯器! ボタンがふたつ。懐かしい。昔うちにあったのもこうでした。でも、使いかた、忘れちゃってるよー。ニナのおにぎりとの出会いの話、これ面白かった。うおう、ハチノコ。岐阜とかですか!? コンビニの具にも見かけないって落胆してますけど、でしょうなあ、人を選びすぎます。栄養価高くて、いいらしいって聞きますけどね。今回、冒頭から胸の大きさ云々といってましたけど、はるのおにぎりの、大きいほうが嬉しくないですか!? これが両方にかかってるんでしょうか!? だとしたら周到です!
『お願い!ロイヤルニート』、まさかの影武者、というか、ニセ桜花! 桜花の自意識と現実のギャップがまずもって面白く、現実の桜花はこんなですよと、皆で物真似して見せる。あれがおかしくて、カナッペの具! でもってこのつきあたりが桜花ロボでしょう。まるっきりロボ丸出しの顔におののく珊瑚。めちゃくちゃ面白い。桜花の再現度の高さに、まさかのAIジョーク。なんだそれは。ほんと、なにがなんだかですが、おかしくて、しかもこのロボ、珊瑚の助力で桜花そっくりの見た目を得てからがものすごい。本物の桜花とロボで、桜花という存在を競いあう!? 自身の存在を揺るがされて弱気になった桜花が意外! でもそんな桜花を安心させたほたるの抱擁! って、違う意味で不安を煽ってる! ともあれ、このロボ、また出てくるんですかね。というか、こいつを学校に送り込むの、なんかヤバそうですよ。
『あじさいプラネット』は橙夏の自立ですよ。いつまでも優子に頼ってるのはまずいのでは? そうした進言に、というか、優子から見捨てられることを怖れてますよね。けどこれで橙夏、すぐになんでもできるようになるわけじゃなく、皆から心配されるような出で立ち、髪はぼさぼさ、酷いありさまで出歩いちゃったりするわけです。これね、結局皆からよってたかって世話されてるんですから、なかなかに自立の道は遠そうだと思われて、しかも優子への対応、それが不器用なもんだから、不安にさせちゃってさ、いやもう困ったお姉さんです。といっても、中学生だものなあ。こんなもんかなあ。この漫画は、いろんな人が、いろいろなアプローチで関わってくれる。アドバイスしてくれたり、いろいろ手伝ってくれたり、そうした様子がとてもいいと思います。あたたかなご近所さんに囲まれている、今回もそうした感覚にあふれていて、とてもよかったです。
『カラフル・マキアート! — 魔法少女は戦わない。』、ああ、次回で最終回だそうです。好きだったのに残念ですよ。最後のエピソードは学園祭であります。今回で学園祭でなにをするかを決め、そして最終話が学園祭。しかしこの部、カラフル・マキアートがなにをしようというのか……。この学校、結構常識的といいますか、わりとリアリティある縛りがあるんですよね。ほら、漫画とかに出てくる生徒会長みたいなことやってみたいと思って実行した生徒会長が怒られたりしてたじゃないですか。そういうの。学園祭に関しては、部活の出展、これが普段の活動に則したものでないと駄目という縛りがあって、なるほど、そりゃそうかもなあ。納得ですよ。でも、だったらなおさらカラフル・マキアートはなにをしたらよいのか……。見事に迷走する話し合いが本当におかしかったです。そしてついにカラフル・マキアートとプラムブロッサムが共闘ですよ! え、代理も? ほんと、これ、絶対おかしなことになりますよ。しかし今回、なにが嬉しいかって、生徒会とカラフル・マキアートの面々、とりわけみのりと仲良くなってるのがね、ほら、会長、いきなりのハグですよ。ああ、なんか楽しいなあ。この雰囲気が好きなんですね。
- 『まんがタイムきららミラク』第6巻第3号(2017年3月号)
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