『まんがホーム』2021年9月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかをメインに、これはハワイ!? レイを首にかけた南国スタイルのらいかがダンスでお出迎えでありますよ。『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻はアロハ姿でサーフボード、ボディボードを持って、いよいよ海に出ようという雰囲気です。『めいbe love』芽衣は、これすごくいいですね! アロハにウクレレ、すごくいい笑顔で歌ってらっしゃる! 黒地に大輪のハイビスカス、シックな雰囲気のアロハ、これがすごく似合ってて、びっくりするほど可愛いです。
今月は新作ゲストが1本です。
『先輩に推されて仕事になりません!』
スーパーでバイトをしている瀬谷くん。先輩社員の花村から、今日からおまえを推しにする! 熱い宣言を受けてしまいまして、これ、先輩は瀬谷のことが好きってことでいいのん? いや、全然そんなことなかった! 自分の推してるキャラと背丈、年齢が同じくらいだからというふわふわした理由いただきまして、あー、いうならば生きている依代みたいなもんなのか?
しかしこの先輩、相当に困った人だな。やることが基本的に非常識。自分勝手とかそういう感じじゃなく、いや自分勝手でいいのかな? 基本的な行動様式が一般人のそれとは大いに違ってしまっている。でもって、それが一般に受け入れられないものという認識がないっぽいんですね。
おおう……。社会性のない社会人だ。
この社会性のない瀬谷さん、決して悪い人ではないというの、経済的な事情で一年休学を余儀なくされた瀬谷のこと、元気づけようとしたりしてくれてますよね。なんだかんだで明るくて、前向き、そんな雰囲気もあって、ふたり悪くない関係を築けそう!? いや、自信はちょっとないんだけどさ、でも今回後半の花村を見てると、なんだよ、いいやつじゃん、そんな気になってくるんですね。悪くない感触だったと思います。
『ちくちく推して』
終わってしまった……。しかも最終回にして、なんだよ、これ、もっと読みたかったやつじゃん! すごく気になる、すごく好きな展開、ああ、これ、いずれやろうと温存していたんですか!?
えりかの友達、ゆみちの担任しているクラスに、PPPファンの子がいたじゃないですか。愛菜。以前、ブルーレイ鑑賞会をやるといって、えりか、ゆみちと一緒にカラオケ店にいった子。この子、先生と一緒に推し活動していくようになるのかな? なんか愛菜の方が積極的に見えるのいいよね。とか思っていたらですよ、そもそもこの子がアイドルを推すようになったの、驚くほど熱心にファン活動やってたの、むしろ先生のためだったんだ!
ゆみちがまだ先生じゃなかった頃の話なのでしょうか。友達の付き添いで参加したライブ、そこで愛菜とゆみちの出会いがあったっていうんですね。体調崩したところを助けてくれた。名前も聞かずに別れることとなったのだけど、ゆみちと再会したいその一心で、唯一の絆であるPPPのライブに通っていたというその心情に、もうすっかりやられて、ああ、もう、これで新連載やってくんないですか!?
そもそもの話として、この漫画、好きだったんですよね。雰囲気が好きで、キャラクターが好きで、だもんだから、こうして終わってしまうということ、すごく残念に思います。
『孔明のヨメ。』
孫権を怒らせてしまった孔明。兄諸葛瑾は弟の行動にしおしおになっちゃってるんですが、孔明はというと涼しい顔。あまりのことに憤る魯粛を前にしても、孔明、冷静さを崩すことなく、むしろこれでよかったという理由を、つらつら三つあげてみせて、それ聞かされたら魯粛、すっかり納得しちゃったよ!
ここからの孫権、孔明会談。ここでの孔明はただ冷静にあるだけでなく、ここというところで熱を帯びた口調で説得に出ようとする。ああ、うまいですね。ただ負けたわけではない、勝ちに繋がる道筋もあることを進言すれば、ああ、孫権、気持ちが固まりましたよ!
ということで、ここからは降伏派を説得するフェイズ。いかなる手段を用いるのか、というところで周瑜の名があがって、おおお、いよいよ出ますか、周瑜! いかなる人物として描かれるのか。こいつは楽しみですよ!
- 『まんがホーム』第35巻第9号(2021年9月号)
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