『まんがタイムきらら』2021年9月号、一昨日の続きです。
『そらコミュニケーション』
金持ちのスケールが大きい! 瑠乃ん家の別荘にいった去年とは違い、今年は那由多の家の別荘に皆で訪れたわけですが、ビーチはプライベートだわ、10ヶ所くらいある別荘から条件にあった物件をチョイスとか、とにかくえらいゴージャスなお家。メイドもビーチにずらりと並んで、ほんとちょっと体験できないような夏になってます!
お昼のバーベキューもシェフが調理してメイドが配膳。食材が超豪華! うん、これはバーベキューというより普通にグリル料理とかそっちのカテゴリーだと思う。
スイカ割りやったりビーチフラッグやったりと、それぞれに皆が楽しんで、罰ゲームなんかもあったりね? しかしそれでポワルリンコスをやるはめになったテンペスタ。ここ以降、ずっとコスプレしてるんですよね。怖るべし罰ゲーム、あるいはテンペスタが生真面目なのか。ビーチバレーもポワルリン、夜の花火もポワルリン。ひとり場違いな格好してるテンペスタが映るたびに笑っちゃうのね。シンプルだけど面白かったです。
そして今回の極めつけ。夜の打ち上げ花火! うちの花火だよー。ほんと、すごいスケール! さらっといっちゃう那由多を見れば、この子にとっては別に特別でもなんでもない通常運転なんですねこれ!
『探偵夢宮さくらの完全敗北』
謎解きイベントに皆で参加しますよ! でも座敷童だけ置き去りで、あー、かわいそうなことしちゃって! これ、きっと後で祟りますよ! ええ、祟りました。こういうところ律儀ですよね。うん、なるべくしてなるようになった、そんな落ち、してやったり感ありました。
さて、今回の謎解きイベント。本当に謎がきっちり用意されてるの驚きましたよ。しかも問題が結構ちゃんと作り込まれてて、最初の問題、解き方はわかったんだけど一文字目がそれかーっ! やられましたよ。そして続く問題も、これ、ちゃんと答えがあるのかな? わからんかったんで普通に謎解きの雰囲気表現する背景みたいな感じで読み進めていったんですが、そしたらちゃんと回答が用意されていて、りちぎーっ! いやもう、こんなことならしっかりちゃんと挑戦すればよかった! このサービス精神に感服です。
途中途中のカットもね、可愛くて、このイベントを楽しんでる感がしっかり伝わってきて、迷路のコマなんてほんと最高だったのでは? ええ、しっかりと楽しそうな感じを描きつつ、読者も参加して楽しめる、そんな仕組みを用意してくれているのがすごくいい。様々な魅力を、あっちからもこっちからもしっかり盛り込んでくれた。なんか嬉しくなりましたよ。
『ほぐして、癒衣さん。』
夏鈴と癒衣の秘密の関係。前回、倉庫でハグしていたところを目撃されていたわけですが、その目撃者、癒衣さんの同期だったんですね。朝霞富美子。あれはなんだったんだ、そんな考えにとらわれているわけですが、そのタイミングで癒衣の前でブラウスをはだけた夏鈴を目撃してしまう!
湿布を貼ってもらってただけなんだそうですが、それまでの過剰な反応といい、ここからのツンケンした態度といい、富美子、癒衣のこと好きなんだな。控え目にいっても、少なからず気になる相手といったところっぽいですね。
そんな彼女が三度目撃してしまう夏鈴と癒衣の秘密の関係。湿布をはがす、その流れからのバックハグ。素肌に触れる癒衣の髪。シチュエーションも手伝ってより以上に赤面緊張してる夏鈴ですけど、富美子に目撃されたら恥ずかしさは比較にならない、全身真っ赤になってるじゃないですか!
ちゃんと富美子に説明して、わかってくれた? あるいは癒衣のハグ仲間に参加なの? ちょっと癒衣の本心というか、そのへんまだまだ不明瞭だから、富美子の介入、これがどういう結果をもたらすことになるのか。いずれにしても、これからなんだか大変そうですよ。
My Private D☆V
『そらコミュニケーション』の淡海音々葉です。
D☆Vポイントは「女子高生と百合」! 直球だ!
百合百合している女子高生が大好物とありまして、なるほど、せんりに対する瑠乃のいろいろ見てたら、ここにポイントがあるわけだ! 実際よくわかるといった感じ。ええ、いつもの連載からもそのポイント、よくよく感じられていましたよ。
描かれているイラストは、オーソドックスなセーラー服姿の女の子にそっと耳打ちするカーディガン着た女の子。ツーサイドアップやロングヘア、黒セーラーやタイツ、シューズにカーディガンと、D☆Vを彩るポイントちりばめながらの、本命はというとそのふたりの関係性というわけですね。
耳打ち、いったいなにを話しているんだろう。伝えたい気持ちがある。その耳に寄せる口元。ちょっとくすぐったくもある、そこに生ずる気持ちの動きなどなど、一枚のイラスト、そこに見どころ、気になる要素がしっかり盛り込まれているの、さすがだなあって思いました。目をうばって引き込む、そんな感じありますよね。
- 『まんがタイムきらら』第19巻第9号(2021年9月号)
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