『まんがタイムきららMAX』2021年5月号、一昨日の続きです。
『六条さんのアトリビュート』
アパートに住み着いている幽霊、六条さんについて気になりはじめているこのみです。シャーロットとはコミュニケーションがとりづらい、というので双石に六条さんのことを聞くのですが、双石も詳しく知っているわけじゃないんですね。聞くならシャーロット、それから大家というのですが、そうか、六条さん、大家公認の幽霊なのか。アパート自体も非公開とくれば、物件そのものが訳有りのいわくつき? 理由なり縁なりがないかぎり入居するにいたらない、そういう感じでやってるみたいですね。
今回、このみと双石が六条さんについていろいろ知っていこうという流れになるのかな? わずかでもその来歴などわかったりするのかな? なんて思ったのですが、いやもう、わからんですな! むしろ双石のかつての思い出、不幸のあまり食事をとれずにいたら、六条さんが心配してサンドイッチを作ってくれた。ひどいできだったらしいけど、こうやってご近所さんの心配してくれる幽霊ってのもありがたいものですね。
六条さんのサンドイッチはいびつだったそうだけど、羊羹はさまってるのっていわゆるシベリア? 野菜がなければ普通においしいお菓子系サンドイッチでしたね。でも双石がこのことを忘れていたというの、ただ記憶に蓋をしていただけなのか、あるいは六条さんにまつわるなにか理由があるというのか、ちょっといろいろひっかかる部分を残してくれてるんですね。
『初恋*れ〜るとりっぷ』
学校から充分離れて、これでもう他の生徒に見られることはないとなったら、先生、見事に開き直りましたね。制服を大エンジョイ。水族館でも学生気分を満喫していて、あの大騒ぎはなんだったのかとつっこまれてるのも面白いです。
そらが、先生との制服デートといってこの状況を最大活用しようとしてるのが、いやもう強くなったというか、やるときはやるというか、大変いい感じでした。で、ここに割って入る妹みかげ。同級生のまひろちゃんの大人気ぶりがうかがえるってものですよ。でも本人はあんまり意識してないの。このナチュラルさも魅力であるのか、それともふたりを惑わす罪深さであるのか。そのどちらものような気がしますね。
今回の舞台となった水族館は、本当にある水族館を取材したものなんですよね? 地元、東北の海を再現するためにホヤの水槽があったりっていうの、面白い。水族館はこうして、各地の海や河川の様子を知ることができるようになってるのが面白い。いくつか水族館にいったことありますが、身近な自然を知るコーナーとか必ずといっていいほどありますよね。ここもきっとそうなんでしょうね。
さて、今回のラスト、まひろ先生の意味深な言葉、なにか別れを予感させる? いつにない寂しげな感じ、距離感など感じさせたのですが、それがまさかあの演出のため!? ほんと、先生は皆を惑わして罪深いですよ! でも、水族館も久々の女子高生気分もおおいに満喫なさったようでなによりでした。
『のむラリアット!』
すげえ、青井先輩、いいとこなしだ!
前回ラストの行き先違うバスに乗りそうになってたの。ぎりぎり乗らずにすんだのかと思ったら、本当に乗ったのか! しかも停留所3つ分皆を走らせることになった。この大目玉からですよ、木六本との初戦、リングにあがってポーズを決めるところなんかはすごくよかったっていうのにね、いざ試合がはじまったらですよ、あわー、ほんとにいいところがないじゃないですか。
一方的にボコられる桃。あー、青井先輩、冷たいなあ。タッグは組んでてもまるでチームになってないんですけど、いいのんか!? ほんま、これでいいんですかい!? うん、よくはなかったですよね。
いやしかしすごいなって思ったのが、ピンチを持ち前の柔軟さで乗り切った青井ですよ。お、ここから逆転ですか!? そう思ったら、ほんと、いいとこなしだった!
びっくりしましたよ。まさかの自滅コース。た、立ちあがって、青井先輩ー! と思うもそのままリングアウト負けしてしまって……。うん……。これ大変だ。
次の試合はみるくと星ペアなんでしょうけど、このふたりもチームとしてはまるでできあがっていなかったですよね。うまく戦えるのでしょうか。あるいは、リングの上でなにか気づける、そんなきっかけなどあるのでしょうか。まだまだ発展途上、まだまだ不安なタッグ戦。桃、青井ペアが散々だっただけに、次こそはと期待したいのですが、はたしてどこまでやってくれますか。不安が結構な割りあいでドスンときていますよ!?
- 『まんがタイムきららMAX』第18巻第5号(2021年5月号)
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