2021年3月6日土曜日

『まんがタイム』2021年4月号

 『まんがタイム』2021年4月号、発売されています。表紙は『おとぼけ部長代理』部長代理がチャーハンを作っているんですね。これ、家事かな? と思ったら、春、新年度、新生活のはじまる季節、ということで、新しい生活の一コマを切り取ったといった感じなのですね。『六畳一間の憑き物石』こいしは掃除グッズ大量装備しています。『花丸町の花むすび』花子も掃除でしょうか。不要物をダンボール箱に詰めて片付けてるようですよ。『テレパス皆葉と読めない彼女』澄花は料理ですね。花柄のエプロン似合って素敵です。

『ローカル女子の遠吠え』

今回、驚きました。静岡、石油がとれたんだ! 石油掘ろうといわれた雲春が、油田とかここらにないっていって笑っていたら、りん子がいうんです、あったんですよ牧之原に。って、マジかーっ! すごいな。新潟くらいしか知らなかったよ。というか、日本初の機械掘りとか、しかも結構な規模だった? すごいな静岡。知らないものいっぱいですよ。

今回は、いつもなんだかんだいって静岡に詳しいりん子が知らなかった静岡が語られて、これがまた意外な展開でした。雲春が、湧いてるところを見てみたいというんですが、あるわけじゃないじゃないですか、ばっさりりん子は切って捨てたものの、実はありました! という話。すごいな! 今も湧いてるんだ!

水馬に教えてもらって、知らなかった、ないと決めつけてしまっていた、弱ったところをつけ込まれて富士登山の外堀埋められてしまうりん子もほんと面白かった。そして、この地元民も知らなかった油田。現役で採掘はしとらんの? ともあれ、こんなところもあるんですね。静岡、ものすごいです。

『茨城ってどこにあるんですか?』

温泉につかる森戸、めちゃくちゃ可愛いな。なんかのマスコットキャラみたいだ。

いつものことなんですが、ヒカルにほいほいノセられて、奥久慈まで取材にやってきた多恵たち。冬季には凍結することもある袋田の滝が見物というんですが、その前に温泉入って、名物のしゃも料理を食べて、もちろんそのレポートも仕事のうち。撮影となると緊張してしまう多恵、この子、なかなかなれないんだねー。でもこういうのがこの子の持ち味のような気がする。

今回、思わぬ女子会? ガールズトークが勃発したりして、鈴子は早寝したがってるのに、このテンションの違いよ! 違いというと、ノーメイクで写真撮られて焦る鈴子。そうか、そうなのか。やっぱ気になるんですか。きっと問題ないんじゃないかなとか思うんですけど、いや、加藤はきっと鈴子は目に入らないとかそういうのじゃなくて……。

ガールズトークで夜更かし寝坊の大失点が、まさかの加藤の行動でリカバリーされるというのがすごかった。横浜からすっとばしてきたんだ。でもおかげで乗れなかったバスの損失穴埋めできて、加藤さん、ヤバい寄りの人だけど役に立つなあ!

この物事がうまいこと噛み合っていくの、実に面白かったです。袋田の滝が凍結しているか、実際に見なくてもじわじわわかってくるくだりも面白くて、そして最後の階段ですよ。登るの嫌がってる森戸を強引に引っぱって、それでもって感動させる多恵がほんと王子様みたいですよね。かっこよかった。ええ、素敵な展開、いいラストでした。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

虹がかかってることに気づき、生放送中に駆け出してしまう琴音。牧には怒られちゃうんですけど、こういう突拍子もない行動? 天然自然の感情の動きを見せてくれるのがこの子の魅力だから、もうこれは仕方ないよなあ。

と、今回は、飾らず無理せず、自分のらしさ自分の思いそのもので行動する琴音が素敵というエピソード。その顛末に、琴音とは違うスタイル持った真由が関わって、ほんと、ふたり、全然性格というか違ってて、天然自然の琴音と少しずつ積み上げていくように作り上げていく真由。でも、そのどちらもがそれぞれに良さ持っている。無理して自分にないもので勝負する必要なんだよというようなところがよかったと思ったのでした。

琴音が自分の持ち味、自然と吸収してきたことがこの子のベースになっているというのに気づけるくだり。夕焼けを見ながら琴音、真由ふたりが語りあっていたでしょう。これが本当情感あって素晴しく、こうしたところに思いの確かさなんていうのが伝わるのでしょうね。ええ、これは琴音という人の言葉、語りもそうでしたけど、この漫画を通じて伝わるものでもある。ほんと、素敵なエピソードだと思いました。

最後の琴音の自然体をほめる真由の笑顔も素敵でしたね。そして、真由の言葉なら素直に受けとると、若干の嫉妬を見せる牧も可愛かったです。

『瀬戸際女優!白石さん』

白石の映画、好評なのか。白石のファンも増えていって、そうなると注目もされるようになる。普段の私服、ジャージ姿で飲みにいくところ見られて、運動してるんだ! ファンに誤解されたら、その期待を裏切らないように走ってみせるとか、白石のこの基本真面目なところ、こういのがいいんですよね。

でも白石にはプレッシャーになってる。自分に向かないだろう仕事、ワイドショーのコメンテーターなんて仕事依頼なんてのも舞い込んで、そんなの自分にできるだろうか。迷った時には昔の仲間に相談にいくのがね、この人と仲間との確かなつながり、仲というの感じさせてまたいいし、仲間たちの白石に向ける信頼、それもいいんですよ。合間合間にちょいちょい出てくるヤンキー由来のもろもろは愛嬌ですよね。ほんと面白い。この姉さんたち、怒らせちゃあいけないなあ。

ワイドショーでの顛末も、期待には添えなかったかも知れない、白石には苦い経験となってしまったようなんですが、にらまれてると思った人が実は白石のファンでしたっていうの、あの頬を赤らめながら色紙差し出すあの姿、なんだろう、このおじさん、可愛いなあ! いやもう、結果オーライなんですが、足りないところ自覚してさらなる成長をと考える白石が、やっぱり基本真面目! いいんですよね、こういうところが!

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