『まんがタイム』2017年4月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』課長がメインで、大きなフランスパン、バケット手にして、今にも食べようというところ。今回のテーマはパンですね。『まりあ17』まりあはオーブンから焼けたパンを出してきましたといった様子。『さわらせてっ!あみかさん』あみかさんは、大きなパン両手に持ちまして、いや、そのでっかい食パン一斤サンドイッチ、全部ひとりでいっちゃうの!? 『両手に花村さん』花村さん姉妹もパン屋さんですね。同じパンがテーマでも、作る人、売る人、そして食べる人。いろんな立場でいろんな様子が描かれるの面白いですね。
『見上げればいつも妹が。』。今回は通勤通学の情景です。電車で途中まで一緒。空いた席に遥を座らせるツブテ。ああ、妹思い、そう思ったら、そうか見下ろしたかったのか。小さい! 小さいよ、ツブテくん! ふたりの様子見て、となりに座ったおばあさんが、優しい弟さんだねぇって。しかも遥、それを否定しない。いいな、この笑顔。そして新キャラです。遥お姉様を守るべく介入してきたお嬢さん。針山リズベットちゃん。お姉様に話しかけるなんて許さない。ツブテの魔の手から遥お姉様を守ろうとするんですが、この子、ツブテが遥の義兄と知っても、こんなにわか兄、認めないって、すごいよ。強気で無茶で、いい感じです。今後は、ツブテとリズベットちゃん、こうしてツノ突き合わせたりするのかな。リズベット、面白いのでまた出てくれるといいなあ。
『瀬戸際女優!白石さん』。雑誌に載ってるおしゃれな白石さんと実際の白石さんの落差。いや、でも、普段の家飲みしてる白石さんの方がいい感じですよ。そんな白石さんの結婚に対する意識。恋とかに縁がないみたいにいってますけど、チャラい年下から言い寄られても、納得できないことがあれば、さっさと振って帰ってしまう。ええ、この気風、実にいいですよ。料理人さんたちも軽く惚れちゃってるの、いいですよね。しかし白石さん、情に厚くて姉御肌。若手の俳優を自分の魅力でもって引きつけながらも、こんな女やめときな。うおお、かっこいい。かつての舎弟との交流もいい感じですよ。ほんと、ちょっとした理想形ですよね。かっこいい、楽しい、魅力的です。
『はこいり良品』、しおりさんと中学生の交流ですよ。本に打ち込んでる女の子。昔の自分を思い出す。それで妹から心配されるっていうの、ほんと、姉ちゃん、どんな中学生だったんだ。妹マキの世話をしたりね、それが姉ちゃんの青春を地味なものにしてしまったのではないか。ちょっとマキの負い目になってるみたいですね。でも本の世界がしおりの毎日を彩っていた。そうした実感がこの人を支えてるんだろうなあ。中学生のお客さん、そのお母さんが心配してやってきて、でも大丈夫ですよってしおりさんがいう、その瞬間は本当に素晴しかったと思う。でも一言多くて失敗しちゃいましたね。でも、今のしおりさん見れば安心できるんじゃないでしょうか。
『秘書の仕事じゃありません』、年度末で忙しさを増す社内。なにか手伝えることはないかと申し出る中田さんだけど、彼女には重大なミッションが! ああ、社長! 社長を野放しにしないことか! 放っておくと仕事の邪魔をする。だから、なんとかして他のことに興味を引き付けておかないと! それで監視モニターを意味なく見させたり、大量のシュレッダー仕事させたりと、まあ、これはこれでちゃんとした仕事ですよね。シュレッダーの方ですよ? 今回は部下ちゃんカメラ危うし。働く社長を見て、思わずハイになってしまう中田さんなど、ちょっと珍しいものも見られたと思います。そして社長と父の時間。ああー、父もマイペースなんだ。でもこうして社長が暇で会社がまわってるの、これはいいことなんだろうなあ。
- 『まんがタイム』第37巻第4号(2017年4月号)
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