『まんがタイムスペシャル』2017年5月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、テーマは猫? マキが猫を抱いている、その猫の安らいで眠ってる表情に、マキの穏かに猫を見つめる表情、とても魅力的であります。『ざしきわらしと僕』も、裕貴がねこじゃらし手に猫をかまって、と思ったら、ざしきわらしのざわ子の方が熱中して飛び付いてますね。『穂積くんは猫に勝てない』。こちらはもう力強く猫です。彩千華さんと猫。穂積くんは影もかたちもないなあ!
『君のパンツに一目惚れ』、まさか展開を広げてくるとはまったくの予想外。クマの刺繍のパンツが同じクラスの小桜さんに大好評で困ってるクマパン、いや絹森。なんと彼を訊ねて上級生がやってきたというんですね。五十嵐百合亜。手刺繍のクマパンツを見せびらかしながら登校しているやつがいた。その情報でもって、ここまでやってきたっていうんだ! さあ見せろ、お前のパンツを見せろ。初対面であんまりだ。しかも小桜さんもめっちゃ乗り気。どれほどの魅力がクマのパンツにあるというのか。あの、無理矢理クマパンのズボンを下ろそうとしている絵とか、見た目にもダメで、すごいですよね。部活の勧誘、刺繍入門講座もやるのでぜひ見学にきてね。これ刺繍部? 手芸部? 新たな個性が登場して、また小桜さんのコンプレックス? なにか刺激されてるようで、こちらも気になる。こんな展開があろうとか、まったくの予想外。俄然面白くなってきたと思います。
『課長と私のおかず道』。今回はおかずというより主役? ごはん、白米にスポットライトですよ。もう少しでボーナス。期待感に浮かれた保志が、そうだお母さんに新しい炊飯器を贈ろう。それで電器店にいってみたら、なんと課長に遭遇。炊飯器の下見してることを見抜かれるくだり、おかしかったですね。だって、バレバレやん! そしてそれからの南条課長の炊飯器リサーチ。とうとうと炊飯器の情報を語って、ああ、課長らしいなあ。ご飯に対する情熱もなみなみならぬものがあり、電器店店頭でうっとり。さらにおかず談義まではじめて、他のお客さんにも大好評。いややっぱりこの漫画、一見クールな課長の情熱、ご飯とおかずの話になるとついついエキサイトしちゃうって、そこが面白いですよ。
『ご指名は劇場で!』、札幌芒野が舞台。夜の繁華街、キャバクラ? のキャストさん? 蘭香にしがみついてきた女の子。どえらい無口で、と思ってたら、小さな声でちゃんと話してる。聞けば役者志望。いや、これ駄目だろう。向いてないよ。蘭香も黒服黒部も驚きを隠さないのだけど、そうか、寒さに耐えつつお客さんに笑顔を見せていた、そんな蘭香の演技力に惚れ込んだというのか。この子、こんどうみそら。独特の雰囲気、ささやくような声で寄り添うように話す、その雰囲気に、これだと手応え感じている黒部。かくしてこの子のキャバ活動、いや役者になるための経験値? はじまるっぽいですよ。
『市長さまっ!』、ゲストです。日の出市の新市長、吉祥文は、見た目に幼ない? うら若き女性。そんな彼女がいろいろ不穏な発言繰り返す。この市を支配する。少し前なら殿様だ。挨拶にきた業者の手荷物、お土産欲しかった、飴をくばろうなどなど、見た目の幼なさとこうした発言のまずさ、ヤバさ、ギャップを見せていこう、そういう趣向であるようですよ。不穏な言動のたびに焦ってる秘書課職員、その苦労がうかがわれますね。
- 『まんがタイムスペシャル』第26巻第5号(2017年5月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿