2017年3月14日火曜日

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド

 『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』、これ、尋常じゃないです。ものすごいこと話題になってたので買ったのですが、これがもう大正解というか、やばい世界に踏み込んでしまったというべきか、まいった。毎日遊んでしまう。夜寝る前に、ちょっとだけ、まあ、これでちょっとですんだ試しなんてないんですが、ほんと、実際そのとおり。ああ、もう3時だよ、あ、3時まわっちゃったよ、もういい加減に寝ないと翌日に響く、響く……、響いてしまっています。まずい。すごくまずい。しかしこれ、ほんと、なんなんだろうなあ。変に病み付きになる、そんなまずさがあります。

面白いのか、そういわれると、うん、多分面白いんでしょう。なんか、よくわからんのですよね。大きなメインストーリーは当然ある。けど感触としては完全放置って感じでして、なんか、え? 今、自分はなにをしないといけないんだっけ? ありがたいことに、ちゃんとやるべきこと、システムがまとめていてくれて、それ見ると目標も進捗の度合いもわかるようになってる親切設計なんですけど、気を抜くと、あれ? 今、自分はなにをしてるんだったっけ? 忘れてしまう。だからとりあえず小さいことからチャレンジして、このあいだ高所から見つけて地図にマークしておいた祠をひとつでもふたつでもクリアしていってみよう。そう思って祠までいってみたら、おや? 沖に島が見えるな。あれ? 山方向に祠の反応があるな。ふらふらと誘き寄せられるように近づいていくと、そこでまたなにか別の目標を見つけてしまって。基本的にこの繰り返し。こうなるように設計されてるんだとは思うんですよ。まんまとしてやられてるんでしょうなあ。

大きな目標は当然提示される。その枠組みの中で、どのように進行させていくか、なにを優先させていくか、そうした小目標はプレイヤーに委ねられていて、お使いイベントみたいなものはあっても、それをやらなくても先には進めるし、今は乗り気でないから後回しにしておいて条件が揃ったら戻ってくる、みたいにもできる。私の今の目標は地図を埋めるです。このゲーム、目標地点へのルートどりが極めて自由で、どうしてもこのルートしか許されないみたいな場所はものすごく少ない。局所的にここからしか登りはじめられないみたいな場所はあるんですけど、いや自分が別ルートを見つけられてないだけかも知れませんけど、本来想定されているだろうルートを無視して山越え、敵との戦闘全回避みたいなやり方も可能。だから意識して巡らないと、各地のポイント、名称、その他、知らないままに終わってしまいかねない。それはつまらないなあ。いろいろ見て、いろいろ確かめていきたいなあ。といった具合に、プレイヤー自身が各々のテーマを設定して遊ぶことのできるゲームであるのですね。

自由に遊べる幅広さと、多少の制約と、そして世界を色付けるストーリーに設定。単純に、こうだから面白い、こうだから楽しい、とはいえないゲームに仕上がってると思っています。多分私の感じているものと、他のプレイヤーが感じてるものは同じではない。ですが、そこにおそらくは共通する、共感できる核のようなものはあって、きっとこのゲームをプレイするということは、その核を模索する試みなのだと思うのですね。

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