『まんがホーム』2017年4月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかさん、お花見ですね。おつまみにスルメ食べながら、でも飲んでるのはオレンジジュースでありますね。『孔明のヨメ。』、孔明、月英夫妻も料理にお酒と宴の雰囲気。このころの中国でも花見に相当するものあったりしたのでしょうか。『のちの真田幸村である』も三色のだんごもりもり食べながら、これもまた花見、というか、花より団子ってやつか。そして『もっと!夫婦な生活』は、夫婦でぱあっと灰をまきまして、ああ、これは、花咲爺ならぬ花咲夫婦でありますね。
『けいさつのおにーさん』はけいさつのおねーさんの話でしたね。警察官になるには身体基準なるものがあって、身長が低いとなれなかったりする。けれど長野県警はその基準を廃止したために、背が低くても警察官になれるのです! かくして身長148cmの女性警察官が誕生して、それが保谷さん。はたち! おお、小柄でショートカット、男の子っぽい清潔さあって可愛いよなあ。ええ、とても魅力的。元気で、やる気に満ちていて、そんな彼女にまわりの人たちがちょっと感化されてる? どうしても警察官になりたかったって話とかね、ほんと、皆に初心を思い返させる、そんな話だったんじゃないでしょうか。そして飲酒運転の検問での情景。ああ、保谷さん、女性で小柄だからって高圧的な態度で文句いわれたりするんだ。でも、それをうまいこといなしちゃう。うおー、すげー、かっこいいよね。これもまたプロの技なのでしょう。見事、見事に魅力的でした。
『孔明のヨメ。』は荘園の人たちの武術訓練の総仕上げとでもいいましょうか。その訓練の成果を見るための大会など開くというんですが、これがね、まんま運動会といった具合でして、ほんと、楽しそうで、だっていきなり借り物競争みたいなのから始まるんですよ。面白いなあ、レクリエーションも兼ねてるのかな、なんて思ってたらどうもそうではない模様。ああ、賊の襲来に慌てることなく必要な物品整える訓練か! すごいな、これ。楽しくしっかり訓練、皆のやる気もばっちりです。伝言ゲームも正しく情報を伝達できるかを見るためのものだし、しかも必要な情報にうかっと興味を引かれるようなの混ぜることで難易度を上げている。ほんと、戦、防衛の訓練を平和裡に行い、皆の結束も高める。素晴しい大会でした。そして劉備の側のエピソードも語られて、おお、劉表の説得に失敗! しかもその展開、曹操側、郭嘉にはまるで見通されてしまっていて、ああ、こりゃあ勝ち目ないなあ。ほんと、こんな連中相手に、どう打って出ればいいんだろう。
『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』。突然しゃべり出した帽子。とはいうけど、帽子がしゃべってるわけじゃない。帽子についているアヌビスの目、それが通信機になっていて、パトラの日頃の行動も母上には筒抜けです! 悔し涙流してるパトラ、素晴しかったわ。よほど悔しかったのだろう。しかもプライバシーの侵害と抗議するも、しれっとかわされてなお悔しい。母上、したたかなお人であります。けれど母上、パトラのこと、よくよく心配して見守ってきたこともわかります。そしてパトラ、そろそろ帰ってくるようにいわれて、ああ、つらい別れの時がきましたか。パトラがですね、この子、すごく子供っぽく見える時あるけど、中身はそうそう子供ではない。この別れを、嬉しくもあり寂しくもある、そう表現して、ああ、帰れることは嬉しいけれど、のあ、れあの姉妹、そしてその母との別れは寂しい。その寂しさはれあにとっても同じで、泣いてしまった彼女に思わずもらい泣き。のあはさすがにお姉ちゃんなのか、憎まれ口きいて、でもパトラ、その心中、ちゃんとわかってるっていうんですね。ああ、いい友達ではないですか。次回、最終回。ここからまだなにが描かれるのか。パトラの母、セレーネの出方、すごく気になりますよね。
『敗者復活戦!』。月穂サマ、調子お悪いのか。いつもよりも殊勝な態度が気になって、夕記がいうには死亡フラグが立ってる状態。おわびにおやつ買ってくるとか、いったいこの人になにがあったのか? さらにはPCの中やら書類やら妙に整理されていて……。と、この観察力、さすがですね。前回の父との対話、あれが効いたのかなあ。みたいに思っていたら、ああ、病院にいったらいろいろあれこれアレルギー持ちであることがわかったのね。ああ、ほこりのアレルギー、それで憂鬱だったの? そう思ったら、キャンプについていっていいか、キャンプの火にくべられて華麗に燃え尽きてみたいとか、うおお、不穏じゃ! 不穏なことおっしゃってる! ほんと、月穂サマがいつもどおりでないと、みんなあちこちで惑わされます。
- 『まんがホーム』第31巻第4号(2017年4月号)
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