『まんがタイムきららキャラット』2024年11月号、一昨日の続きです。
『ごきげんよう、一局いかが?』
冴の誕生日を逃してしまった千星。あまりにくやしかったのか、個人的な根掘り葉掘り、冴にあれやこれやと質問しまくっているんです。誕生日攻勢は乃々花や純礼にも向けられて、いずれ祝う気満々なのですが、ここで乃々花から知らされた真ん中バースデー。さっそく調べて、それも過ぎていると知った千星のがっかりさよ。あまりのしょんぼりに見ていてさすがにお気の毒でした。
さて、この四人のなかで一番誕生日が近いのは、誰あろう千星であります。誕生日当日は学内あちこちで祝う声の響くという人気ぶり。かつては徹夜組まで出たという。そして麻雀仲間でのお祝いは、冴の家に集まってのお祝いです。
で、やっぱり冴です、お誕生日祝も麻雀! お誕生日さま忖度麻雀なるルールを企画して、お誕生日さまを勝たせる接待麻雀やります! ここでも本気の純礼がかわいい。でもルールには逆らえず、見事に振り込みサポート! 勝ちまくる千星の楽しそうなこと! でも、これ、勝てて嬉しいというよりも、壁なく距離なく一緒にいてくれるお友達の存在が嬉しいんですね。
そんな千星と冴の夜の電話の情景もとても美しかったです。ほんと千星さんは冴さんが大好きですね!
『ずんだもんTV!』
ずんだもんと大江戸ちゃんこが勝負します! といっても物騒な話ではなく、コラボ動画を撮る。その内容が大食い対決だというのですが、ずんだもんはずんだもちを、ちゃんこは納豆もちを食べる。食いしん坊可愛いと喜んでるずん子もかわいい。
でもこの大食い対決、わりとはやい段階で決着しちゃうの。両者40個の同点! って、もち40個はものすごいよ! このままでは引き分けというの嫌って、なんとか食べようとするもそれがかなわないずんだもんの必死さ。納豆がマズいと思われるのが嫌でなんとしても食べたいちゃんこ。ふたりともに必死なのだけれど、ダメなものはダメという、その絵面が相当なものでした。
で、ここからがずん姉さまの真骨頂。いただきますと残ったおもちを食べはじめ、ずんだも納豆もわけへだてなく食べすすめていく。そのほがらかに食を進める姿にずんだもん涙! 本当、今回はずん子主役といって遜色のない回でした。
『このままモブじゃ終われない!』
ピコに迫る危機! 学生時代からのストーカー、御手洗さんごがやってくるというのですが、玄関で撃退するつもりでいたそよかぜを軽く悩殺。自分の虜にしてあがりこむという、サキュバス能力の使い手、手練手管の持ち主なのですね。
でもピコってそれらをしのぐサキュバス能力の持ち主なんですよね? とか思ってたら、そよかぜを速攻で正気に戻したりして、さすがだ! 感心してたらですよ、ここでコモナとさんごのピコにまつわるストーカー能力対決がはじまって、これが恒例行事! いやもうこのふたり、相当なものですよ。というかコモナ、この執着を普段よく気取られないように抑えてるなあ!
今回はピコによるコモナ、さんごの悩殺祭になるかと思いきや、まさかのシリアスな展開してみせて、漫画の夢をあきらめるよう諭すさんごに必死で食い下がるコモナ。ピコのファンは一人いる!
この熱さ!
いやもうここからのコモナの啖呵、そしてコモナの言葉を受けてみせるピコ。ああ、これは感動的。それだけにこれからのふたりのがんばり、活躍、展開、決着。どうなるのか見届けねばという思いでいっぱいになりました。
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第11号(2024年11月号)
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